1月半ばにコロナの初感染者が日本で確認されて以来、すでに3か月になろうとしています。
世界中の人たちが巻き込まれているこのウイルス騒動に、終息はあるのか。
インフルエンザと同じく、マイナーチェンジをしながら共存していくものなのか。
そのあたりが未知のウイルスということで、誰もわかりませんね。
我が家があまり恐れていないというのは、すでに抗体を持っているんじゃないかと思っているからです。
何度か具合が悪かった、コロナに似た症状の人と接触があった、子どもたちは満員電車で通学、都内のホテルのアルバイトでは中国人と頻繁に接触・・。
こんな感じで、すでに2月から蔓延が始まっていたと推測される地域において、私たち家族が感染していないわけがないと考えています。
確固たる証拠はありません。
だから、アベノマスク2枚なんてまったくもって要らないので、抗体検査キットを各世帯に送ってほしいです。
抗体検査については、こちらで詳しく書いています。
というわけで、周りから見たら浅はかで無敵な我が家の近況を綴ってみます。
まず、以前記事で紹介した娘のTOEICのためのセブ島留学ですが。
2月初めから1ヶ月ということで申し込んでいました。
1月も半ばになり、このコロナ騒動が聞こえてきてはいましたが、まだまったく、今ほどの騒ぎではありませんでした。
ただ、1ヶ月という期間にはやはり不安があり、何度か話し合った結果、我が家にしては用心をしてキャンセルとなりました。
その後、フィリピンは今回のコロナ騒動では動きが早かったので、留学先から出発日少し前になって閉校のお知らせが来ました。
自らキャンセルしなくても、留学は結果的に不可能ということでした。
納得のいかなかった娘は、すぐに8日間のロンドン行きを決めます。
5日間語学学校に通い、あとは観光。
自分で自由にスケジュールを組んでのまったくのひとり旅。
面倒なことはしない彼女が、ネットで交通手段から食事まで、現地でのさまざまの情報を手に入れて準備していきました。
情勢が悪化するかもしれないと予測されていた時期だったので、不安な面も多々あり、母の私としては相当に迷いましたが、8日間という短さもあり、娘の決心はまったく揺らぐことがなかったので、送り出すことに決めました。
結局、無事に帰ってきましたが、あと3週間遅い時期だったら、世間の風当たりも強く、帰国後2週間の待機も課せられたりして、実質的に渡航は無理だったと思います。
今回のロンドン行きは、語学だけでなく、甘えんぼの彼女にとって非常にいい経験になりました。
不安も非難も反映済みの上で、行かせてよかったと私的には思ってます。
ただ当初の目的であったTOEICの高得点狙いに関しては、ロンドン行きの効果はほぼないと言えます。
勉強嫌いな彼女は結局、自力で机に向かって学習するという、一番不得意なスタイルで取り組むことになりました。
さらに申し込んでいたTOEIC試験もこの騒動で中止になり、次は5月下旬のようです。
そこで、どんな数字が出るんでしょうか・・
娘の大学は都内の私立大学です。
コロナ騒動で、4月初めからの開校が延期となり、5月中旬から遠隔授業が開始され、6月の初旬から通常授業が始まる予定です。
夏休みは一応補講があるようですが、基本的に例年通りの休みになるようです。
各大学も対応に追われて大変ですが、学生たちもその親も、振り回されていますよね。
帰省もできず、バイトもできずにひとり暮らしをしている学生やその親には、大きな不安・心配もあります。
桜は例年よりも早く咲きましたが。
今年の春は、いったいなんという春なんでしょうかね・・
さて、この春大学を晴れて卒業した息子のほうは-
実は就活浪人を決めました。
散々、このブログで就活について書いてきましたが、その時にはすでに就浪を親子で決めていました。
ひとことで言えば失敗をしたということです。
彼は今、公務員を目指して勉強中です。
このあたりのことは、またあとで記事にしたいと思います。
ということで、浪人にはなりましたが、卒業は無事にしたということで、記念撮影と食事に行ってまいりました。
卒業が近づいたころ、大学の生協から、提携している都内の写真スタジオで、大学名入りのアルバムを作ってもらえるというパンフレットが届きました。
これはいい!と思い、まだ緊急事態宣言が出されていない3月初旬の平日、予約を入れました。
当日は、家族も一緒に写真を撮ろうということで、娘も同行。
渋谷のマンションの1室がスタジオになっていて、スタッフがてきぱきと進めていきます。
スタッフが口々に「おめでとうございます!」と言ってくださり、そういえば今回卒業で「おめでとう」と言われることがなかったと実感しました。
卒業式がないというは、こういうことなんですね。
撮影後、スタジオの入り口をバックに、スタッフの方にスマホでも撮っていただきました。
撮影後、パソコンの画面でアルバムに収める写真を選びます。
かなりのカット数があり、表情も様々で、笑いながら迷いながらベストな写真が選べました。
アルバムの表紙に大学名が入り、5月に届くということで、楽しみにしています。
スタジオでの時間は1時間ほど。
その後は赤坂の料亭へ。
お祝いの食事ということで、息子は懐石料理を希望していて、滅多には行けない料亭に予約を入れました。
赤坂浅田。風情のある玄関。
暖簾をくぐると入り口です。
このあと、小さなロビーに通され、エレベータで部屋まで案内されます。
この料亭は、全室個室となっていて、気兼ねなく食事ができます。
まずは息子が生意気に日本酒をオーダーして、私たちはウーロン茶。
息子よ卒業、おめでとう。
乾杯!
タイミングを見て、先付から料理がはじまりました。
このあと8品の料理が頃合いを見ながら運ばれてきます。
接客は非常に丁寧で、気分良く食事ができます。
料金の手頃なコースを選んだので、お料理は無難な内容でしたが、赤坂の料亭であることと個室でゆったりと過ごせたことで、とても素敵な祝いの席になりました。
2月から3月にかけての我が家は、世間の騒動ほどではないにせよ、確実にコロナの影響を受けながら、それでもそれなりに目的を達成して、プロセスに沿って過ごしたなという印象です。
現在は、娘はすでにバイトが休みとなり、息子は引き続き試験の勉強があり、私は以前よりずっと在宅なので、全員が引き籠り状態に突入しています。
世間の異常なこの状況に同調したいわけではないのですが、自然と家で過ごすことが普通の毎日となりました。
桜も散り、新緑の季節が来ます。
世の中はどこへ流れていくのでしょうか・・