ram-cafeクラブ

今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子、よろずブログです

息子の就活⑤

就職浪人。

浪人することの意味はなにか。

よほど目指したい職業、意中の企業があるという場合にというのが順当な答えのような気がします。

大学受験での浪人と同じで。

でも我が息子の場合は、そうではありません。

就活に不真面目に向き合ってきた結果、希望していた企業や業界に行くことができず、まったく不本意な着地点で帳尻を合わせようとしているが、なかなか気が晴れない。

さて、どうしたものか。

で、浪人がちらつきはじめたというのが実状。

このまま進むか、浪人してもう一度再挑戦をするかの2択であることは間違いありません。

 

置かれた場所で咲くという素晴らしい選択肢もあります。

以前、東日本大震災で亡くなった若い女性の日記をある番組で紹介していました。

www.nhk.or.jp

震災で亡くなった市の職員だった彼女の日記帳には、「好きな事をするのではなく、今している事を好きになるんだ」と書かれていたと言います。

希望していた業務ではなかったけれど、そこで精一杯頑張るという、潔く真面目でまっすぐな気持ちに心が打たれました。

すでにたくさんの思いが飽和状態にあったはずの息子に、この話をして、彼の決断を待ちました。

 

子が就浪をすることは、親としてどのくらいの抵抗があるものなのでしょうか。

私自身には抵抗する気持ちは皆無といってもいいくらいで、むしろ息子自身が考えもしなかった就浪を勧めたのは、私でした。

人生には失敗はつきもので、失敗をしたなら少し戻ってリセットすればいいというのは私のポリシーです。

失敗をしないために追究し、そのための情報収集は怠らない性分ではあります。

それでも踏み出した一歩が間違いだったと思ったら、それをすぐに認めるし、すぐに戻ります。

豪放に見えて、実は小心者でもあります。

失敗がわかったときにどう考え行動するか。

これは何度も経験することであり、そのたびに考えることであり、人生を決めていくもの。

取り返しのつく失敗なら、失敗ではないとも思っています。

というわけで、失敗はつきものであるという考えのもと、1年や2年のつまづきは気にはならないという母親が、戸惑いを見せていた息子を教化していくことになります。

 

息子自身はやはり不本意であり、いつまでもどんよりと失意の底に居ました。

何もカードを持たない自分が、真面目に就活に向き合わなかったことを悔い続けていました。

でもだからといって私のように、「はい、じゃあやり直し!」と簡単に自分の人生を切り替えるわけにもいきません。

内定を決めて、最後の大学生活を謳歌しようという周りの子が非常にまぶしく見え、同じように進むことができないというさびしくもどかしい気持ちは、相当なものだったと思われます。

 

そして秋を迎え、ようやく彼は決心をしました。