ram-cafeクラブ

今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子のよろずブログ。

息子の就活⑥

さて息子、とりあえずなけなしの内定をもらった企業に就職するということは、選択肢から外しました。

息子が不器用な人間でなくて、営業トークができるスマートさを持ち合わせていれば、置かれた場所で咲くことも勧めていたとも思います。

でも彼は、それができる器ではなく。

決めつけで言っているわけではありません。

22年彼と付き合ってきて、誰よりも彼を知り尽くしている私にはわかります。

まあ、器用な人間であれば、こんなふうにつまづくことも、もとよりありませんが。

 

息子自身は、友達や先輩の話も答えを出すのに非常に参考になったようです。

同じように就浪の道を選ぼうとしている友達も、数人いるとのこと。

先輩のなかには、気が進まないままに超大手企業に就職したものの、数か月で辞めてしまった人もいるとのこと。

もちろん、これらの話は少数派で、希望を抱きながら、あるいは妥協や我慢がありながらも、就職を決め、仕事を続けている人たちのほうが断然多く、それが順当な道でもあるはずで。

当たり前のレールから外れるというかっこ悪さ、劣等感がどうしてもついてまわります。

そんな中で、息子はようやく就浪することを私にも周りにも宣言をしました。

その先の自分に希望が持てない、その先の自分を1ミリも想像できないというのなら、それは選ぶべきファーストステップではなかったのだと結論付けて。

 

息子が惨敗続きの夏のあたりから、私の中には就浪モデルが形成されていました。

息子には民間企業が合わないのではないか。

実は私も娘も、息子は公務員になるべきだと彼が高校生の時から口にしていました。

真面目である、情がある、勉強が嫌いではない、素直で言われたことはすぐに取り掛かる、競争心はない、口下手、アピール下手、オシャレじゃない、イケメンじゃない・・

ザ・公務員がどんなタイプなのかは実際のところは知らないのですが、少なくともこの手のタイプは、大手の民間企業よりは公務員のほうがあっているのではないか。

私たち家族はそう考えていたので、大学進学時も法学部を勧めていました。

公務員になるには、法律の勉強が必要だと聞いていたからです。

でも、そんな母の勧めを拒否った息子は、なんのメリットもない(失礼!)学部へ進んでしまいました。

息子、今となってはそれは非常に後悔していると言っています(←あたりまえ!)。

というわけで、就活で苦しむ息子を見ながら、私の中では彼は公務員になるべきだろうという思いが強くなっていきます。

 

息子のほうは。

就浪は決めたものの、さてどうするか。

母親からは公務員へのススメが強くなってきている。

でも自分はどうしたいのか、何を目指すのか。

お祈りをもらった民間企業への思いも捨てきれずに、まだ残っています。

友達の多くは公務員ではなく、名の知れた企業に進みます。

民間と公務員では収入も大きく違い、どうしても公務員はそれほど魅力的に思えない。

息子の中には、もう一度真面目な就活をすれば、ある程度希望の企業に入れるのではないかという気持ちがまだまだ大きくあったようで。

再度希望の企業にチャレンジしたい、それには新卒カードが必要だと言い出しました。

新卒カードを持つということは、既卒を回避して、1年留年するということになります。

一般的に大手企業への就職は、新卒だからこそ幅広くチャレンジが許されるのであって、既卒での入社はかなり困難であると推測されます。

就職するのに社会実績を重視する欧米とは違い、日本にはこの新卒優遇システムがあり、息子はその新卒カードを使って再チャレンジをしたいとのこと。

う~ん・・

果たして息子、真剣にもう一度挑めば希望の企業に入れるのでしょうか。

よく考えてみようよ、お祈りされた理由を。

企業の作り出す製品は大好きだけれど、その製作にかかわれる特殊な必要な技術や能力は持っていないし、そもそもその企業に入って自分が何をしたいのかの青写真も明確にはない。

英語やその他の国の言葉が流暢に話せるわけでもなく、これといった勝負カードは持たないという、その他大勢組。

これで、来年本当に目指す場所にたどりつけるのか。

「いや、無理だろう・・」

答えは出ている気がします。

あなたが望んでいるような名の知れた大手企業は、まずあなたの今の力量では無理なんじゃないかな・・

また同じことの繰り返しなんじゃないかな・・

 

しばらく考える時間が欲しいという息子に、時間はたっぷりあるから繰り返し話し合おうと言いました。

息子に合っている場所。 

息子がチャレンジできる場所。

もう一度見つめ直してみよう・・