娘の「どっか行きたいよ~病」が、いきなり始まりました。
土曜の夜、録画していた「クイズバトル!99人の壁」の豪華鉄道の旅を見て、スイッチが入ってしまったようで。
公務員試験の結果待ちである息子は、ただいま3泊で九州へ旅行中。
たまたまこの土日にバイトを入れていない娘、「明日どっか泊まりに行きたい~!」と言い始めました。
GoToの恩恵を受けなくてどうするのよ!
でもこの間、GoToで海で1泊してきたじゃん!
そんなやりとりもしましたが、もともと長年「どっか行きたい病」を持病としている私、お風呂から上がって、せっせと一休で探し始めました。
新宿小田急でプーさんのはちみつカフェに行き、ショッピングをして、都内のホテルでのんびり泊まるという計画。
サイトを見ると・・東京のホテル、何しろ安い!
10月からはもっと、めちゃくちゃ安い!
かねてから泊まりたかったペニンシュラ、朝食付きで4万円台で泊まれるんです!
少しでもいい条件でといろいろ検索をした結果ー
ペニンシュラがすべてのお部屋でペットと泊まれるというのを最後に知り、あきらめたところで夜中の1時となり、一気に疲れてふたりで寝ることにしました。
娘にはアレルギーがあるので、ペットちゃんが泊まったお部屋はちょっぴり怖いので。
とりあえず寝て、明日考えようか。
明日はさ、どっか森のカフェとか探して、のんびりスイーツでも食べに行こうよ・・
ということで。
翌日曜日の朝6時に、早速パソコンに向かいホテルの検索を始める甘々の母親。
来月は息子がまた1泊の東北旅行に出かけるので、よし、そのタイミングで娘とお泊りにしよう♪
またもや一休で検索。
本当に魅力的なプランが多くて、迷います。
なかでもホテルオークラのプラン。
ホテル内で食事などをすると、10000万円分が補助され、そのうえ、10月からは地域クーポンなるものがくっつき、なんと20000円分がホテル内の店舗で使えるという太っ腹ぶり。
税込約39000円で朝食が付き、さらに実質20000円分の夕食がホテルでいただけるということ。
これは買いでしょう。
ということで、10月の平日にホテルオークラに予約を入れました。
新しい虎の門ヒルズにも行ってみたいと思ってもいたので。
予約を入れて次なる目的は、さて、今日をどうするか。
雰囲気のいい森の中のカフェで、ケーキとコーヒーを飲みたい・・
これが娘の希望。
パソコンで検索したところ、素敵な評判のいいカフェを発見!
JURIN'S GEO(ジュリンズジオ)という秩父地方にあるカフェです。
我が家からは車で2時間ほどで行けそうです。
よし、ここにしよう!
娘を起こして、軽く朝ご飯を食べて出発。
ユーミンの歌とか、米米CLUBの歌とか聴きながら、歌いながら、しゃべりながら。
娘とは笑いのツボも同じで、涙を流して、腹を抱えて大笑いすることもしばしば。
途中の長瀞町で、LOVERS CAFEというカフェで昼食のスパゲティをいただきました。
倉庫をかわいらしくしたようなお店で、メニューも豊富で、スパゲティはおいしかったです。
残念ながら写真がないので、次回機会があれば載せたいと思います。
家を出てきたときは曇っていましたが、途中から日差しが出てきて、暑くなってきました。
目指す森のカフェJURIN'S GEOは、橋立鍾乳洞という小さな鍾乳洞の入口にあり、せっかくなのでその見学もしようということで。
秩父だということもあり、少々厚着をしてきましたが・・まだ9月。
トレーナーじゃ暑いよね。
ちなみにナビは橋立鍾乳洞では検索できず、JURIN'S GEOでセットできました。
国道140号を外れて、迷うこともなくその付近までくると鍾乳洞の駐車場の看板です。
でもここは有料だし、ここに停めるとカフェや鍾乳洞まで結構歩くことになります。
この脇の道をそのまま通り過ぎると、無料の駐車場があります。
無料駐車場はこんな感じで、12台ほど駐車ができそうです。
この建物の右端を通って行くとお目当てのJURIN'S GEOがあり、鍾乳洞の入り口もあります。
その右端に一番近いところに車を停めて、さて上着をどうするかと迷っていた時に、鍾乳洞から帰ってきた大学生らしき男子グループがいたので、その中のひとりに声をかけました。
なんと大谷翔平そっくりのイケメン。
「鍾乳洞、寒いですかね?」と聞くと、
「いや、あっついです!」と笑って即答。
そのうえ、「頑張ってください」とさわやかに意味深な言葉を残し、さらっと脇を通り過ぎていきました。
「え・・頑張ってくださいって、何?」
おいおいと捕まえて、謎の言葉の意味を聞こうかと思いましたが、風のようなその身のこなし方にタイミングを外された感じでした。
後に、これがイケメンのなせる業だと娘と2人で感心したのですが。
頑張ってくださいってなによ・・
とりあえずは上着は持たずに、脇の道を行くとすぐにJURIN'S GEOが見えてきます。
その奥に鍾乳洞入り口。
まずは鍾乳洞を体験。
入り口から先は、写真撮影禁止です。
鍾乳洞といえば、子どもたちが小さなころに岩手県の龍泉洞に行き、その後、山口県の
秋芳洞にも行きました。
まあ、きっとここはそれほど大きくないけれど、 あんな素敵な景色が観らえるものだとワクワクして入ったのですが・・
いきなり急こう配の狭い階段を下り、あとはただただ訓練、修行でしかないアスレチックの世界。
洞窟の中がどうなっているとかなんてもうどうでもよくて、目の前の岩を避けてかがみながら、めちゃ急こう配のはしごを上りながら、狭すぎる穴の中を、ただひたすらゴールを目指すだけの時間でした。
両手を使わないと登れない場所もあり、こんなトレーニングまがいだとわかっていたら、トートバッグなんて車において来るべきでした。
ここではじめて、あのイケメン君の頑張ってくださいの意味がわかり、なぜきちんとアドバイスをくれなかったのかと彼を恨みました。
格闘すること10分くらいでしょうか。
外に出た瞬間、解放されたことを娘と心から喜びました。
もう、二度と来ることはないでしょう。
想像もしなかった脱力感に包まれ、言葉を発することもなく、とぼとぼとJURIN'S GEOへ。
中に入って通された場所は、癒しの世界でした。
ふたりだけど、こんな半個室のような素敵な席に通され、至福の時間を過ごすことができました。
アイスとホットのカフェオレ、コーヒーゼリーにスキレットというミニフライパンのままのパンケーキをオーダー。
しばらくすると、まずはカフェオレとコーヒーゼリーが登場。
続いて焼くのに25分ほどかかるというフルーツのスキレット。
すべて見た目も素敵で、めちゃおいしい♪
コーヒーゼリーは好きなアイスクリームがのせられるのですが、どれにしようか迷っていると、スタッフのお兄さんがおすすめは焦がしバターのアイスクリームだと教えてくれたのでそれにしたら、これがまた大正解。
本当においしかった。
そしてなんと言っても、大きな窓からのこの緑の景色。
これぞ森林浴っていうやつで、願わくば座椅子でのんびりとしていたい気分でした。
それでも1時間以上はここでゆっくりと過ごしましたか。
心からまた来たいなと思えるカフェでした。
鍾乳洞はもう結構ですがね。
帰りの車では娘と大討論会。
お題はイケメン君のさわやかながら意味深の「頑張ってください」。
普通はどうなのよ。
あの時点で本当の優しさがあれば、ご老体の私に対して、狭いから気をつけてとか、手ぶらの方がいいですよとか、私ならそういうアドバイスをしてあげるし、たぶん我が家の息子もそうすると思うよと力説する私。
対して娘は、べらべらとしゃべる男は嫌われる。
あのくらいがちょうどいい、ネタバレにもならなくてと反論。
フムフム・・
そんなもんかねえ。
そして、イケメン君なら意味深であっても、サービス精神旺盛であっても、どっちでも許されるということだねという結論に至って、愉しい森のカフェツアーを終えた母娘でした。