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東北旅行③ ~3日目~

3日目の朝、部屋の大きな窓から見た景色。

幻想的でした。

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さて、本日は松島に向かいます。

私は過去に行ったような覚えがあるのですが、これはもうかなり不確かなもので。

覚えのいい私の中では、珍しく曖昧な記憶となっています。

本当に行ったんだっけなあ~

ということで3人ともに、はじめてのようなもの。

 

松島はその昔江戸時代の書物で、宮島と天橋立とともに日本三景と記された景勝地です。

「松島や ああ松島や 松島や」と、松尾芭蕉が感動のあまり詠んだと過去に教わってきましたが、今回娘が調べたところ、この句は芭蕉作ではないとのこと。

あらま!

40年以上もそうだと思ってきたのに。

この句は江戸時代の狂言師が作ったということです。

私たちの学んだ時代から時は流れ、当時は真実として学んできたことが、実はそうではなかったということはきっとたくさんあるんでしょうね。

そして時は移ろい、日本三景として絶賛されたこの景勝地ですが、今の時代には少し物足りなさを覚えてしまうのも、仕方のないことかもしれません。

そうなんです。

先に書いてしまいますが、3人ともにそれほどの感動を味わえなかったというのが、松島を訪れての本音の感想でした。

まあ、行った記念にはなりましたというところです。

 

さて、時を戻します。

佐勘の朝食はビュッフェ。

朝食ビュッフェというのはとても多いですが、佐勘はとても充実した内容でした。

特に感動したのは、バナナミルクがあったこと。

ミキサーでバナナと牛乳で作るジュースが朝から飲めるなんて、めちゃうれしいですね。

調子に乗って、何杯もお替りしてしまいました。

しかし残念ながら、この朝食の写真は1枚もありません・・

 

佐勘を9時半ごろに出発。

松島までは1時間ほどの予定です。

アメリカでもそうでしたが、今回も息子がしっかりナビゲーターをしてくれるので、私はただ指示通りに運転をするだけです。

でも、今回の旅行は3分の1くらいは息子がハンドルを握りました。

彼の運転はスピードを出すわけではないのにちょっぴり怖くて、自分が運転した方が何倍も安心できるのですが、これはもう経験値を積むということで、親として協力しないわけにはいきません。

今回松島までは、彼の運転で向かいました。

 

1時間ちょっとで松島に到着。

松島では遊覧船に乗り、ゆっくり観光して、夕方まで過ごして、岩手へ向かう予定です。

パーキングに車を入れて、そのまま遊覧船のチケット売り場へ。

所要時間50分という、この船に乗船。

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松島湾内の島々を遊覧船でまわります。

はじめはウキウキとしていた子どもたちでしたが、同じような景色がずっと続き、次第に気分が下がっていくのが見てとれました。

ただガイドさんのお話はとても面白く、到着10分前くらいの彼女の弁舌には圧倒され、この遊覧船を選んでよかったと思えるほどでした。

お腹いっぱい気味の遊覧船の後は、五大堂、福浦橋へ。

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この橋を渡った島から見た松島はきれいでした。

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松島は少し遠くから眺めるのがいいのかもしれません。

松島の観光公式サイトで見つけた写真です。

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西行戻しの松公園|観光スポット|松島観光ナビ

こんなふうに見る景色がいちばん美しく、この絶景ポイントをきちんと下調べしておけばよかったと、ちょっぴり後悔です。

 

その後は立ち並ぶレストランの中で、電子クーポンのつかえる場所を選び、せっかくなのでカキフライ定食をいただきました。

そのレストランからの五大堂の景色も素敵でしたよ。

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食事後は瑞巌寺のあたりを散策して、松島を後にしました。

明日は中尊寺ということで、中尊寺近くの宿へと向かいます。

本日の宿は、中尊寺へは数分という距離にある旅館「平泉ホテル武蔵坊」。

松島からは車で1時間半ほどで着きましたが・・

後悔その1。

観光場所からホテルを選ぶべきではないということがわかりました。

いつも素敵な心地よいホテルを好んでチョイスする私のような人は、便がいいからということで宿泊施設を選んではいけないのだということ。

よくわかりました。

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http://www.musasibou.co.jp/access/index.html

後悔その2。

旅行会社で予約をする前に、公式サイトで宿の詳細を確認すべきでした。

用心深い私はいつもならそうしているはずなのに、時間がなかったのとGoToトラベルに気をとられすぎていたのとで、今回はその作業をしませんでした。

ザックリ表現すると、中学生のころに林間学校で泊まった市の施設のような旅館でした。

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娘なんて肩を落としたまま、口もきいてくれません。

まあでも、それなりに趣はあるし、なにより従業員は親切で、どこへ行くのにも声をかけてくれます。

安さと人情と中尊寺へのアクセスがウリの旅館であり、この条件を好む人々は必ずいるはずです。

お年寄りの方がたも多く、安心できるお宿なのかもしれませんね。

 

ということで、お宿に落胆してしまった私たち。

ただただ寝るしかないと決めて、明日に備えます・・