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今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子のよろずブログ。

マンション、購入!

とうとう、マンションを購入しました!

でもね。

うれしいとか、ワクワクするとかがないんですね・・

複雑なんです。

どういうことなのか。

ここに書けば整理がつくでしょうかね。

 

このマンションの購入目的は、なにしろいちばんに、子どもたちのためでした。

今よりも断然都心に近く、駅が近いところに、子どもたちを住まわせてあげたい。

この春就職する息子、その後娘も続くし、この子たちが今の家を出て、賃貸マンションを借りて、残ったわずかなお給料でやりくりするのがあまりにかわいそうで。

自分が若かりし頃、生活費に困窮して、借金をした覚えがあります。

結構親にも無心したし。

ゆとりがないのに、遊びはしたくて、結局また借り入れて・・という堕落した生活を送った時期もありました。

こんなみじめな思いは、子どもたちにはさせたくはない。

これが真っ先に思いついた購入の理由です。

貯金のできるゆとりのある生活をして、第2のゆとりのある結婚生活へ移行してほしいとの願いからでした。

諸事情により、ふたりの子どもに2時間弱の通学を我慢させてきたことに償いたいという気持ちも、わずかながらもあり。

 

そしてその購入目的に、2番目が加わります。

私たち夫婦の老後の終の棲家です。

現在の我が家は、最寄りの駅から車で20分。

バス停は近くにありますが、スーパーも飲食店も、病院も銀行も、コンビニさえも徒歩圏内にはひとつもありません。

あるのは田畑と小さな公園。

実にのどかで静かではありますが、車がないと生活が成り立たない場所です。

50代後半、これから先の老いた暮らしについては否が応でも考え始める年齢になりました。

老いていく自分達が、この先ずっとこの地で暮らすことは無理だと思えます。

だとしたら、息子がここを出て行くタイミングで、終の棲家として便利な場所に家を購入し、広い家は無理だろうから、先に息子たちが住み、いずれは私たち夫婦がそこに移住するというのはどうだろうか。

そういう発想でした。

 

私という人間は、ひとつの理由だけで動くのが嫌なんです。

何かを便乗させて、理由を強固にしなければ動きたくないという、めちゃくちゃ面倒な人間で。

たとえば、子どもたちを駅まで送っていくという時、それだけの理由で貴重な往復40分という時間とガソリン代を消費するのは嫌なんです。

でも、何かひとつ他に理由をくっつければすんなりと動けるのです。

チェックしていた特売品だったり、銀行に入金しなくちゃだったり。

そんなふうにして、行かねばならない理由をつけ加えることで、自分を納得させるわけです。

今回のマンションも同じく。

子どもたちのため、そして自分の老後のため。

 

購入したマンションは、駅から3分、スーパー1分、駅前なので飲食店には困らず、クリニックや銀行・ATMも点在。

息子の勤務先まではドアツードアで、50分。

仮に現在の家からだと1時間40分ほどになります。

車がなくても、生活に不便は一切ありません。

今度は電車が車代わりになり、5分電車に乗ればホテルランチもできます。

ワクワクじゃないですか!

 

でもね・・

昨日契約して改めて感じたこと。

狭い、狭い、狭い!!

玄関も居室もトイレもキッチンも。

納戸もないんです。

それにくらべて、今の我が家は広い敷地に、十分な間取り。

暮らしやすさを追求しての一戸建て注文住宅です。

洗面所も脱衣場と別れていて、お風呂は大人ふたりが十分に浴槽に浸かれるスペースがあり、玄関サイドには十分な納戸が設置されています。

LDKも27畳、各々の部屋はすべて6畳以上。

南道路に面しているので、一日中日当たりがよく、庭には石造りの広いテラス。

車は4~5台駐車でき、庭ではゴルフのアプローチの練習もできます。

自分の思いを形にした、のんびりと暮らせる本当に大好きな家なんです。

ところが。

マンションの狭さと言ったら、本当にひどいレベルで。

そりゃ1億円の予算でもあれば、不満のない物件を探せるのでしょうが、限られた予算内での物件探しだったため、どうしてもロケーション重視になり、狭さや間取りには目をつぶるしかありませんでした。

そのうえ、最上階なので見晴らしはいいのですが、やはり駅近のために電車の音や駅のアナウンスの声が部屋の中にまで聞こえてくるのです。

う~ん、なんだかなあ・・

 

もともとこのマンションは、4人全員で暮らすには手狭で、とりあえずは私と子どもたちで住みはじめ、子どもたちのひとりが結婚や転勤などの理由で完全独立をしたら、夫が常住するという設定にしています。

実際は、子どもふたりが主に生活をしていて、私は仕事もあるので今の家とマンションを行ったり来たりという感じになります。

それでいいじゃないかといわれそうですが、夫ひとり、もしくは夫婦ふたりで暮らすにはあまりに今のこの家は広すぎ、夫の職場も遠いため、ここに留まる理由は、私が気に入っているという以外は何もないのです。

私自身も夫といるより、子どもたちと過ごした方が気が楽だし。

もうすでに夫は、私がマンションに長く滞在するようになったら、この家は売却して、自分は職場近くに賃貸ルームを借りると言っています。

私がマンションを気にいるかどうかが、いろいろとカギになってきそうです。

まあ救いは、私次第でこの家を残しておくという選択肢があるということ。

狭さや電車の音が辛いようなら、私はまだこの家で主に暮らし、時々マンションの住人になればいいだけのこと。

そして、本当に年老いたときにマンションに完全に移住する覚悟を決める。

でもなあ・・

今の家だと、もれなく夫が付いてくる。

マンションなら狭いけれど、開放的な時間が待っているということもあり。

もう、ほんと。

何もかもが複雑!