1月末の話ですが・・行ってきました、東京ディズニーリゾートへ。
シェラトンに2泊して、1日目にディズニーシー、2日目にディズニーランドへ。
何度この場所へ3人で行ったでしょうかね。
私はこのブログとは別に、「ディズニーに1000万円使った主婦のエクスペリエンス」というブログを書いていますが、タイトルの金額以上を確実にここにはつぎ込んでいます。
我が家がはじめてパークを訪れたのは、息子が3歳、娘が1歳のころだったと記憶しています。
パークが大好きになった息子を喜ばせたくて、1年に2~3回行くようになりました。
当然、娘もパークが好きになっていきます。
2人が笑いながらパークの中をコロコロ駆け回る姿を見るのが、この上なく幸せでした。
自宅からは車で1時間半ほどで行けるので、初めは日帰りでしたが、次第にお泊りをするようになりました。
お泊り旅行と言えば、ディズニーといった形でした。
我が家がはじめて泊まったのがシェラトン。
なので、今回は原点回帰になりました。
当時はオフィシャルホテルしかなかったパーク周辺も、ディズニーホテルが建ち始め、
イクスピアリもディズニシーも開業し、大きなディズニーリゾートになりました。
我が家のお泊りも、オフィシャルホテルからいろいろと便利なディズニーホテルに移行していきました。
今となっては驚きですが、はじめは夫が同行していたんです。
私自身が首都高の運転ができないと思っていましたし、家族で行くディズニーに夫がそれほど苦痛を感じているとは想像もできていなかったので、4人という数字が当然だと思っていたわけで。
でも。
息子が小学3~4年の頃でしょうか。
いつものように次のディズニーの予定を立てようと、夫に数か月先の都合を聞きました。
ぶっきらぼうなのは毎度でしたが、その日は特に機嫌が悪そうで、「そんな先のことなんてわかるわけないないだろ!」と一蹴されてしまいました。
まあ、仕方ない。ごもっともだし、怒るのもいつものこと。
ところがそのあとすぐに夫に、自分の友達からゴルフの誘いの電話があり、同じようにずっと先の予定だというのに「オーケー、オーケー!もちろん大丈夫だよ!」とうれしそうに快諾している夫の様子を目の当たりにして。
決心をして、背を向けてテレビを見ている夫に切り出しました。
「あのさ、私でも首都高運転できるかな?」
こちらも見ずに「大丈夫じゃないの」と返答する夫。
「じゃあさ、今度のディズニーは私が運転して、子どもたちと3人で行くことにするよ」
すぐさま振り向いた夫。
開口一番。
「そうか!やっと俺を解放してくれたか!」
このやり取り以来、夫とはほぼ旅行には行っていません。
ディズニーはもちろんのこと、ユニバも国内旅行も、ハワイもアメリカ本土も、全て母子3人。
思い返せば夫は、どこへ行っても、行った先々で怒ったり、機嫌を悪くしたりが常でした。
アトラクションで待ち時間が長ければ、夫に気を遣うし、諦めると子どもたちがかわいそう。
機嫌がもともと悪いときには、ホテルのロビーで怒鳴られたこともあり、私も子どもも恥ずかしい思いをしました。
夫とのディズニー旅行はいつも気を使い、顔色を見ながら、それでも最終的に怒りだすということばかりでした。
でも、なんてことはない、私が勇気を出せばよかった、切り替えれば解決できたことでした。
夫を切り離す。
これだけの作業で、万事がうまくいったわけで。
何より夫がこんなに喜ぶとは持ってもいませんでしたが。
ただ、娘は父親がいないことを当初は寂しがっていましたね。
父娘の仲睦まじい様子をパークで見たりしていると、「うちは違うよね」とぼやいたりしていました。
今や私以上に心底夫を煙たがっていますが。
子どもたちにはつらい思いをさせてしまったなと思っています。
そして私自身も、こうして夫を自分の心から完全に切り離すまでは結構大変だったわけで。
なので、ディズニーはこんな私と子どもたちを力強く支えてくれた、唯一無二の場所なんですね。
ここへ来て、心を癒して、3人の絆を深めていった気がします。
そして時は流れ、子どもたちも大きくなり、そろそろその支えもいらなくなり、リゾートにも満腹感を覚え始め、私たち3人は海外へとシフトしていきました。
子どもたちにとっては、東京ディズニーリゾートは友達と楽しむ場所となり、私がその特別だった場所へ足を踏み入れる機会はほぼ無くなっていきました。
というわけで。
何年ぶりでしょうか。
あの場所に行ってまいりました!
行ってみて、本当によかった、楽しかったです。
私たち親子の大事な場所だったと改めて感じました。
前置きが長かったので、次回から初日の様子を綴ってみたいと思います・・