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今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子のよろずブログ。

新しい暮らし・・

3月中旬に引越しました。

東京のマンションは予算オーバーで買えなかったけど、30分ほどで都内入りができて、なにしろ駅近で、徒歩圏内にスーパーがあるところにマンションを買いました。

狭くて、電車の音も頻繁で、工夫や我慢も必要だけど。

でも、結構この暮らし、気に入ってます。

娘はおそらく98%くらいの満足度。

たぶん娘がいちばんこの生活を気に入っているはずです。

残り2%は、やっぱり狭さかなあ。

息子は85%くらい。

残り15%は、狭さと元の場所への未練。

あっちには大切な友人もおり、20年以上住み慣れた場所でもあり、車で遠出もできて、自由を満喫できたから。

息子にとって今のマンションに住むということは、すなわち、今までの自由な生活から一変して、社会人になるということで。

大学生を満喫し、その後の就職浪人期間中も、縛られることなく奔放に暮らしていましたが、ここに移り住むということは同時にそのお気楽な生活にお別れを告げるということで。

でもまあ、4月になって完全に社会人になった息子にとって、この近さはやはり魅力的でもあり。

というか、もとの家からの通勤は完全に無理であり。

もっと勤務地に近い場所にひとり暮らしをするというのも考えられもしましたが、金銭的にも生活するうえでも、今のマンションで親と同居という方に軍配が上がるようです。

残業も当たり前の仕事を終えて、家事のことを何も心配せず、夕ご飯を食べられて、眠れる状況があることは、ドアツードアで30分以内のひとり暮らしよりも、50分かかる今の方が魅力だということらしいですね。

そしてそんな息子、つい先日、最初の壁にぶち当たったようで、落ち込んで帰ってきました。

話を聞いているうちに夕ご飯の支度ができなくなり、コンビニ食にしようということになり、ゆっくりふたりで歩きながらいろいろな話をしました。

今回は息子だからというより、誰もが抱えるような悩みであり、頭のいい息子は、抵抗しながらも社会の仕組みを受け容れなくてはならないことがきちんとわかってはいるようで。

そこを、同調しながらしっかり背中を押してあげることが、今回の壁への私の役割となりました。

コンビニ袋をぶら下げながら、「ひとり暮らしがいいと思ってたけど、やっぱ家族が一緒に居てよかったなあって思ったよ」と笑った息子。

性格的にガンガン行ける子ではなく、どことなく自信のない側面を持っている我が子の場合、こうしてちょこちょことつまずくことも大いに予想されます。

それでも、きちんとひとりで処理をして、乗り越えていけることが望ましいのかもしれません。

これがひとり立ちができる、自分が成長できる大事な時間になるのかもしれません。

でもこれは、誰が決めるわけでもなく。

私がしてあげたいようにしてあげて、息子や娘が受け容れたいように受け容れて、限られた人生を思うように、自分らの自然な形で過ごしていければいいと思っています。

生き方も考え方も人それぞれであり、ストレスフリーで自由に生きられる条件がそろっているのなら、何かの形にとらわれることもないのです。

私自身も素直に娘と息子と一緒に居たいし、できるだけ母を続けたいと思う気持ちに正直に生きて、それを幸せに感じているのですから。

 

そうそう、私自身のマンションの満足度と言えば。

85%といったところ。

案外高い数字です。

いちばんのお気に入りは景色です。

自然の中にあったもとの家とは、ベランダや外廊下から見える景色が全くの別世界です。

空気が澄んでいると、富士山が遠くにくっきり見えます。

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こちらは夜景。

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もとの家では夜になれば灯りはちらほらなのに、マンションでは夜中までこの明るさが続くのです。

12階なので、虫も気にせず、夜もベランダに出ることができます。

窓一面のこの夜景を見ながら、夕ご飯をつくります。

ちょっと面倒になれば、歩いてラーメンを食べに行きます。

マイナスの15%は、やはり狭さです。

すれ違うことも、トイレも、なにしろ待つ。

自由な空間がたっぷりあった生活から、密度の高い狭い箱に移ったのですから、不自由なのは仕方ないですね。

 

でもね。

ここへ引越しをしてきてから、時間がゆっくり流れています。

なぜなんだろう・・

空間にゆとりはないのに、心にゆとりがあるんですね。

3人でお酒を飲むようにもなりました。

私自身は、もとの家にいたときは外食のときもお酒を飲むことはなかったのに、ここでは気軽に居酒屋に行ってはお酒を飲み、家でも早めにご飯を食べては娘がつくってくれたカクテルを飲みます。

なんだか静かな解放感が私の中にあるようです。

これはきっと夫が居ないせいなのかもしれない・・

そう、ここには夫が居ません。

夫は元の家にひとりで暮らしています。

なぜにこの形になったのでしょうか・・

本人たちもわからないまま、今のスタイルに落ち着きました。

不思議な流れでしたね。

 

長くなったので、次回いろいろ考えながら書いていきたいと思っています。