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桜木先生、ヘルプ!

ドラゴン桜、見てますか?

私はあまりテレビ番組には興味はないので、ドラマもワイドショーも見てはいないのですが、このドラマは録画をしています。

以前の第1シリーズをテレビ好きの夫が見ていて、子どもたちの受験などもあり、参考になることもあったので、私も一緒に見るようになっていました。

第1シリーズで印象に残っているのが、入試の英語の作文についての話。

採点法は減点法式だということ。

やたら凝った作文にしてミスの可能性を増やすくらいなら、超シンプルな文章にして、ミスのない安全な文章に仕上げることが合格への近道というような内容でした。

なるほどね・・

つまらない内容であっても、ミスがあるよりはマシなんだ。

結構目からうろこの話でしたね。

そういえば、息子の高校受験で、塾の早慶受験コースの国語の先生も言っていました。

「我々プロは、問題文全部をしっかり読めとは教えない。問題文をすべて読まなくても答えを導き出せる方法を教えます」と。

ふむふむ。

受験とは、コツも大いに活用すべきで、がむしゃらに覚え、考えなくてもいいようにできる場面もあるということ。

それを知っておくほうが断然有利だということ。

いろいろ納得です。

 

そして今回、第2シリーズ。

第2話での桜木先生の熱弁に、スカッとさせられます。

作者の今の世の中への苛立ちが、そのままセリフになっているんだろうなあと思われ。

私も常日頃から子どもたちには同じようことを言っていて、100%同感です。

ちょっと長いので要約すると、

「いま世界中が危機に面している。立て直すのにこれから必要なのは税金だ。でも何も知らないバカな国民は、ただただ搾取されるだけ。国はそれがわかっていて、ただひたすら馬車馬のように税金を払い続ける国民性を利用している。このルールをつくっている奴らは、馬鹿な国民がせっせと税金を払ってくれる状況をひたすら美味しく思っている。本質を見抜け。ただ非難して批判して、誰かのせいにすることを繰り返すな。本質を見抜いて考えるんだ。そこではじめて馬車馬から人間になれるんだ!」

こんなような内容です。

そしてそのためには勉強しろということです。

勉強して、考えられる人間になり、馬車馬ではなく、人として主張できる権利を獲得しろということなんですね。

この権利ということが大事なんです。

私だって同じことを常日頃から考えているし、子どもたちにもブログにも発信はしています。

でも、私のような東大卒でもなく、社会的地位もないただの中年おばさんでは、桜木先生と同じことを主張したところで、誰も聞く耳を持ってはくれません。

私の優しいふたりの子どもたちは、頷いてはくれていますが、どこまで人生に活かしてくれるのかは未だわからないことであり。

まあ、母としては、だれよりも我が子にそれが伝われば十分でもありますが・・ね。

たくさんの人に発信して、共感してもらうためには、それなりの地位や人格がなくてはならないので、私などは残念ながら、ドラゴン桜を見て喜んでひざを叩くくらいしかないわけなんですね・・

 

さて、あまり他人のことを悪く言うのは好きではないのですが、最近ある掲示板に立ったスレッドに心底驚きました。

その主は、大学生の母親なのですが、1年生の子どもが学校の健康診断で基準値を大きく外れる異常が見つかったとのこと。

緊急事態宣言が出ている地域で暮らしている子どもは、不安になり地元で医者にかかりたいと母親に言ってきた。

そんな子どもになんと言って諭すべきか・・

そういう内容です。

いやいや、桜木先生。

この親には、どう言いますかねえ。

「本質はどこにあるか」に置き換えてほしいですね。

世の中、コロナが最強に怖いのでしょうか?

おさらいしてほしいです。

コロナ感染はただの陽性ということで、重症や死に直結するのはその中の僅か。

怖がるなとは言いません。

でも、他に怖いものはいくらでもあるということ。

他のたくさんの病気、事故、けが、自然災害・・

ぶっちゃけ、私からするとそっちの方が何十倍も怖いこと。

こんなふうに迷っている親がいること自体が、めちゃくちゃ不思議でしかないのですが、最近はわからなくなってきました。

私が異常なのか。

まあ、もともといろんな意味で異端者であったので、もしかしたら、そうなのかもしれないと、ちょろっと考えるようにもなってきました。

コロナは厄介です。

揺るぎないと思っていた私の思考にも、侵入してこようとしていますから。

ヤバいのは、誰なのか、何なのか。

SNSから離れてみなくちゃいけないのは、私かもしれないですね・・