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私の家が無くなること

フランス旅行の始まりは、コルマールという村のクリスマスマーケットです。

そこに2泊する予定ですが、昨日アパートメントを予約しました。

素敵なお部屋です!

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娘とふたりではもったいないほどですが、ロケーションが申し分ないのでここに決めました。

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夢はどんどん膨らんでいきますが、残念ながら政府の8日からの水際対策緩和に観光客は含まれていません。

今回ビジネス客向けで、しかも3日間という待機期間になったことは、ちょっと私の想定外でした。

そこに観光客が加わってくれていれば、段階的な措置として年内には0日が視野に入ったのですが・・

ま、当然と言えば当然であり、私の読みが甘すぎただけのこと。

それでも立ち止まらずに、予定だけはコツコツと固めていこうと思っています。

 

ここのところ、毎週のように元の家に戻っています。

売却が決まり、家を空っぽにしなくてはいけません。

とはいえ、今回購入してくださる方、我が家の不要の家具はそのまま残していってほしいとのこと。

ソファーやベッドや大型タンスなど、結構な家具をそのままにしていくことになりました。

使っていただけるのはうれしい限りです。

 

それにしてもいろんな荷物が多いです。

スーツケースだけで大小合わせて10個近くあり、七五三のときの着物やら、ディズニーや旅行のお土産関係やら、アルバムやら。

結局、マンションから車で10分ほどの場所にトランクルームを借りました。

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https://www.reisebox.jp/

1畳ちょっとのスペースで、月々8000円ほどですが、マンションには置いておけないものを保管しておくことにしました。

今回、結構な荷物を処分しましたが、それでもすぐに捨てられないものは多々あり・・

今回、真っ先に捨てたのは自分や夫との写真です。

自分の幼少期から、結婚後の写真までをどっさり。

写真は子どもたちのものだけですが、それでも段ボール3箱分はあります。

これを開くことがあるのかと言えば、どうかなあ・・

 

前回片づけをしてマンションに帰ったときには、さすがに寂しくて、帰りの車で涙が出ました。

あの家を建てた当時は、夫婦仲もどん底。

義両親との同居を解消して貸家に住み、仕事と義両親のことで頭がいっぱいの夫に対してまだ未練があった私は、夫を求めつつ、ひとりもがき苦しんでいた日々でした。

そんな中、貸家の状態も悪く、やっと夫を説得して、夢いっぱいの明るいマイホームを建てることに成功しましたが、その後も夫とはケンカが絶えず、この家は外見とは全く異なる、砂上の楼閣になったわけです。

この頃の夫の行いは一般的には責められるものがありましたが、今から思えば、私自身もっと早くから精神的な自立をしていれば、我が家の形は間違いなく違うものになっていたと思います。

お金でも遊びでも家族を裏切っていた夫に、私自身が精神的・金銭的に寄りかかりすぎていたことが一番の原因でした。

まあ、結果から言えば、ケンカは防げたでしょうが、それでも砂上の楼閣であることは避けられなかったでしょうけどね。

 

そんな家でも愛着はあります。

なにしろ子どもたちが、ここで大きく育っていったわけですから。

やっぱり、この家と別れる日、鍵を閉めた瞬間は何とも辛い気持ちになるんでしょうね。

二度とここに足を踏み入れることはできないのでしょうから。

それを想像したら胸が痛くなりました。

でもその数日後。

夫のあまりに強引で勝手な言動に腹を立てた私に、「俺がどんな気持ちでひとりで暮らしているかわかるか!」と逆切れされました。

わかりますよ。

普通ではないこの家族の形に、夫が寂しい思いを抱いていることも。

でもね、私たちは解放されたかった。

心から離れたかった。

この思いは、あなたには一生わかってはもらえないでしょうけどね。

 

こうした夫とのすれ違いで、あの家と離れる当たり前の苦しいほどの寂しさが薄れていきます。

それをありがたく思う自分もいるのです・・