前回の旅行まで、まったく気にしていなかった海外旅行保険。
今回もクレジットカードに付帯されている保険のみで行くつもりでした。
私のカードの保険内容です。
息子も娘も家族カードを持っているので、私と同じ保障になります。
今回こういうご時世の中、やはり保険の内容について、一応知っておかなくちゃいけないと気づきました。
やっぱり新型コロナ関係がどうなっているのか。
そこからはじまりました。
「疾病による治療費用」の中に、たとえば帰国前の検査で陽性となってしまった時のホテルの延泊代や航空券の差額代などは含まれるのか。
答えはYESです。
まあ、できるだけ使いたくはないですが、万一の場合、これは心強いと思いました。
他の保険会社にも問合せしましたが、同じ回答だったので、これについてはどの保険もたぶん大丈夫でしょう。
症状が出ていれば、立派な「病気」となるので、保険適用は当然なんですが、ただの陽性でホテル滞在というのが特異な状況ですからね。
さて、ここまで調べて、ふとその金額に悩み始めました。
治療費用、1000万円か・・
アメリカの場合、医療費がバカ高いというのは聞いています。
調べてみると、交通事故にあい、5000万円の治療費なんてこともざらにあるとのこと。
1000万円じゃ、足りないじゃん。
特に私はこのお年頃です。
そして、お年頃と言っている割に、レンタカーやレンタサイクルを利用しようと考えている輩です。
何が起こるかわかりませんからね。
というわけで、特にアメリカの場合、この治療費を強化しておこうと考えました。
息子の病気のことも頭をよぎり、はじめて起こりうるアクシデントを認識した次第です。
持病を持っていると、それが起因の疾病には対応できない保険がほとんどです。
そのうえ、持病を持っている時点で加入すらできないという保険も結構あります。
息子の病気は、2か月ごとの診察で、経過をしっかり観察しているので、わずかな期間の渡航中にいきなり倒れてしまうことは考えづらく、ここの保障については保険選びの材料から除くことにしました。
とすると、コロナについては、ほぼ皆同じように対処してもらえるようなので、3人がアメリカで不慮の事故や病気に見舞われたとき、その高額な治療費に対処できるものをチョイスしようということになりました。
治療費は無制限のものが2社ありました。
保険料が安い方を選ぼうとしましたが、その保険会社は、PCR検査の証明書に医師のサインが必要で、サインがない場合は厚労省のフォーマットでの証明書でないと受け付けてもらえないということ。
我が家がラスベガスで用意できるのは、おそらく医師のサインがなく、厚労省のフォーマットでもありません。
それじゃあきらめて、高い方の保険会社でと思い、問い合わせをしましたが、代理店制度になっていて、詳細はわからないということ、そしてなにより持病を持っていると加入自体ができないとのこと。
もう、ここまできて疲れてしまいました。
なんだかね、コロナ前と比べて、体力・気力・知力が数段衰えてきたことを実感しています。
3年前は、こんなことで息切れなんかしなかった。
でも、コロナのこととか息子の病気のこととか、いろんな不安材料がグルグルする中、文字通り短時間で頭を抱えてしまう状況で。
ちょっと、時間をおこう・・
午後になって、仕切り直し。
そしたら、いい保険会社にヒットしました。
治療費が1億円までチョイスできる、カスタマイズ制の保険で、しかも安い。
ただ、電話での問い合わせができず、これでちょっと気持ちがダウンしてしまいましたが、仕方なく、メールで医師名のない証明書のこと、クレカ付帯保険との併用、持病があっての加入について、質問をしてみました。
翌日、とても丁寧な返信があり、3点の条件がクリアできたので、お世話になることにしました。
なんかねえ、いろいろ考えて、楽しみよりも不安だらけで疲れちゃって。
PCR検査でひとりだけ陽性になったらどうするか。
アメリカの場合、濃厚接触者でも陰性なら帰れるのか。
でも、私だけ残される羽目になったら・・
今回、私の電話番号を使用する予定なので、私の携帯だけドコモのオプションを使い、ネットは海外SIMを差した子どもたちのテザリングで利用する予定だったから、ふたりが帰国しちゃったとしたら・・
いろんな細々とした心配が頭の中に渦巻いてばかりで、それだけでも疲れちゃう。
あ~、もう、いいや!出たとこ勝負で!
一気に放り出しますが、また時間が経つと、こうなったときには・・と考えている自分がいるんです。
はあ・・楽しいはずなのにね。