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今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子のよろずブログ。

正しい道。

今、日本はお盆中。

台風もやってきて、なんだか残念なお休みとなっている人も多いはず。

楽しいはずの予定が、こうして天候や他の障害によって中止や変更になるのは、ほんとに悔しいのひと言。

我が家も今月下旬に控えてます、アメリカ旅行。

どうか、きちんと出発ができますように・・

と、誰に願いをかけ、何に祈るのか。

私の場合、仏様とか神様とか、何も信仰するものがないんですね。

それでも、毎朝手を合わせていて。

それは中学生時代に京都で買った、小さな仏像なんです。

なぜかわからないけれど、その仏像に手を合わせることが習慣になりました。

思えば、小さな頃から夜お布団に入ると、誰かにお祈りをしていました。

神様仏様・・と言っていた気がします。

自分の1日を振り返って、こんなことをしちゃったからごめんなさい。

明日はまた頑張ります・・というようなこと。

子どもの私は、毎日をただ正しく生きようとしていたと記憶しています。

それが思春期になり、いつしか欲望に負け、自堕落に陥り、人の道を外す一歩手前のような生活になるとは思いもしませんでしたが。

それでも、そこから救ってくれたのは、やはり私の正しい心。

この仏像に手を合わせることで、自分を見つめなおすことができます。

今日も、きちんとやろうね・・

 

今世間を騒がしている団体もあります。

私のその習慣も信仰というのなら、私は何を信仰しているのかというと、自分なんだと思います。

自分の正しい心。

それがわからなくなる時がたまにありますが、その時は考えます。

自分の道をきちんと探して、一歩を踏み出します。

霧中という状況はとても苦しく、視界良好になるまでずっとずっと考えます。

厄介な人間ですが、これはもう習性なので。

そこに、誰の為にとかの思いがあれば仙人のようですが、あくまでも自分のため。

究極の不器用人間なんですね。

今朝も頑張りますと、手を合わせました。

 

我が家には仏様はいません。

夫の両親はすでに亡くなっていますが、お墓も仏壇もつくりませんでした。

私と当時10代後半だった子どもたちが、それをつくることに大反対をしたからです。

前提として、夫と同じ墓には入りたくないという思いがありました。

死後の世界を信じていない私なのに、墓に入ることを想定しているのは矛盾がありますが。

私と夫が亡くなり、子どもたちがのちにお墓参りをして、私だけでなく、夫にも手を合わすことになる。

それが当時の私には、嫌で嫌で嫌でたまらなかった・・

この思いが最大のきっかけでした。

心底夫を嫌っていたんでしょうね、当時の私は。

そして私自身、お墓という概念にずっと疑問を持っていたことも理由のひとつです。

私の親は、まだ健在ですが、墓守の人生かというくらいお墓を大事にしてきていました。

私も子どものころから、お墓参りと毎朝仏壇に手を合わせることは、欠かしたことがありません。

しかし、大人になって、なぜお墓と仏壇の両方が存在するのか、そもそも、強制のように手を合わせることが必要なのか。

そういった疑問がわくようになり、懸命にそして愚痴りながらも、お墓のために労力やお金をつぎ込んでいる両親を不思議に思うようになりました。

究極だったのは、私の弟にずっとお墓を守ってほしいと言い続けてきたこと。

これはもう、強制的な呪文のようで、子ども心にめちゃ怖いことだと感じていました。

そんな弟、今は行方不明になっています。

 

もっとシンプルでいいじゃん。

自分の親や先祖を敬うことは大事。

心が赴くのなら、それはベストです。

でも墓を守ることに縛られると感じてしまうのなら、その状況はだれも望んでいないと思います。

私が仏になっても、子どもたちにはそんなふうになってほしくはないんです。

生きている時間を一緒に楽しく過ごし、それが終わったときには失ったことを悲しみ、その後は心の中でいつまでも存在していると感じてくれたらいい。

形にして残りたくないし、残したくない。

そういう思いが、自分の過去や、夫との不仲によって確立されていきました。

そうして、夫の両親のお墓や仏壇をつくらない、そして、私たち夫婦もそういった形をとらないという結論を、家族皆で出したのです。

夫とは、そのことで毎日のようにおそろしいほどケンカをしたし、未だに夫はおそらく完全には受け入れていないと思います。

 

私の正しい道。

違う違う。

ご都合主義の、強引な正しい道だということですかね。

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