~2022年8月30日(火)~
ラスベガス2日目、朝です。
当初の予定では、早起きしてレンタカーでドライブのはずでしたが、思いがけない事態となり、この日の朝は時間を気にせず、ゆっくりと起きました。
足がやはり痛くて、夜中時々起きたものの、疲れもあってか、体はまあまあ休められたかなという感じでした。
歩けないというわけではないのですが、長く歩くのは無理。
痛いというより、左足全体が重くなり、棒のようになります。
左膝が思うように曲げられず、スニーカーのかかとをしまうこと、そして脱ぐときにかかとを出すこと、靴下を履いたり脱いだりが自力でできず、子どもたちにやってもらいました。
それでも、ここで痛いとか無理だとか、そんなふうに感じては動けなくなるぞというアドレナリンが出ているようで、とりあえず体を動かすことにしました。
寝込んだらおしまいだと、心の声がそうさせていたようです。
ラスベガスに来たからには、それなりに堪能しないわけにはいきません。
さて、今日は予定を変更して、ラスベガスの街を探索します。
定番のラスベガスサインを見に行った後、街なかを歩き、初カジノを体験します。
朝食は、サトウのごはんと塩昆布とお茶漬け。
こんな立派なフルキッチン装備なのに、4泊した中で、お湯を沸かして、サトウのご飯をチンしただけでした。
https://www.marriott.com/en-us/hotels/lasvg-marriotts-grand-chateau/
まずは、ラスベガスサイン。
ホテルのロビーで、Uberを呼んで、数分待っているところ。
しかし、2013年にこのメンバーで初めてアメリカに行ったときからUberを利用していますが、本当に便利。
依頼したら、車の現在位置がわかり、それに合わせて行動ができます。
日本では、UberEatsの方に馴染みがあると思いますが、我が家はそっちは利用したことがなく、アメリカでの利用のみです。
5分もかからず到着した車に乗り込み、ラスベガスサインへ。
いやいや、それにしても暑い!
いや違う、熱い!!
滞在中の気温は、毎日44~45度。
これでもこの週は気温が低い方だと、現地人は笑っていました。
火であぶられているような熱の中にいる感じでした。
上からは日差しの熱さが、下からはコンクリートが跳ね返す熱さがあり、それにサンドされて、まるで火あぶりにされているようです。
2日目になって気づきました。
ラスベガスでは、昼間出歩くことは厳禁なんだと。
ラスベガスの街が夜眠らないのは、決して歓楽の為だけではなく、この熱さから解放された夜にしか、皆行動ができないからなんだと。
昼間、外を歩くのは危険でしかありませんから。
というわけで、ラスベガスサインです!
数組がやはり並んでいました。
どんなに熱くても、どんなに並んでいても、好きなようにじっくり時間をかけて、何ポーズ写真を撮っても許されるのがアメリカです。
よほどのことでない限り、他人の行動に誰も文句を言わないし、他人の行動をそれほど気にしないし、遠慮をしない。
日本人はすぐに、早くしようとか、他の人の迷惑になるとか、恥ずかしいとか考えますけどね。
なので、3人とも好きなように撮りました。
写真を撮り終えたら、あまりの熱さでヒーヒー言いながら、またもやUberを呼び、ザ・ベネチアンリゾートラスベガスへ。
ラスベガスにはゴージャスなホテルがたくさんあり、それぞれに特徴があって、魅力的なホテルになっています。
このホテルはその名の通り、ベネチアをテーマにしていて、ショッピングモールには運河があり、ゴンドラが行き交っています。
ぜひ、このゴンドラに乗ってみようと、乗り場まで頑張って歩きました。
純日本人の娘は、皆が見ているという恥ずかしさから嫌だと言い出しましたが、私と息子はせっかくなので乗る気満々。
ところが、乗り場まで行ってみると、なんと1時間半待ち。
しかもひとり6000円ほどだったので、あきらめました。
お腹も空いてきたので、おススメをされていたParisのバフェを目指して歩きました。
熱い熱い中、足が完全に棒になっていくのをごまかしながら歩き続けます。
この道のりが、今回の旅行で一番の試練でした。
最後は3人とも無言で、歩き続けました。
ラスベガスの街並みは素晴らしいですが、さすがにこの熱い中、人は少ないですね。
そして、ようやくたどり着いたと思われた場所に、バフェはありませんでした。
どうやらコロナ禍により、閉業しているようです。
夜も、今度はBellagioのバフェに行きましたが、この看板。
今日のディナータイムはやっていない!
コロナの影響が、アメリカといえども、やはりこうして残っているようですね。
ちなみにバフェとは、日本でいうビュッフェのこと。
今回の旅行では2か所のホテルで利用しましたが、実際に実物を確認できて、気に入ったものを、好きなだけチョイスして持ってこれるので、オーダーしてびっくりがない分、安心はできます。
前料金制ですが、ここでチップをケチると、それなりの席に通され、スタッフはほぼ素通り。
でも、チップをきちんと払うと、ことあるごとにスタッフが「料理はどう?」と、陽気に話しかけてきます。
なんでも言ってね~という雰囲気で。
なるほど~の違いがありましたね。
というわけで、Parisにバフェがない!
3人ともクタクタで、特に私はすでに足は枯れ木のようになっていたので、何でもいいから食べましょうとなり、それでもちょっぴりおしゃれなお店に入りました。
写真は無いのですが、レモネードとパスタが結構おいしくて、最後にティラミスも追加。
これもおいしかった~
体力を回復させたので、いよいよ初カジノへ、レッツ・ゴーです。
Uberを呼んで、いちばん新しいカジノ「リゾートワールドラスベガス」に向かいました。
中心街からは少し外れていますから、歩いては行けませんが、新しいということもあり、タバコのにおいも少しはマシかなと思ってチョイスしたのですが。
結論から言うと、新しい分きれいで明るかったのはよかったですが、臭いに関しては、あまり変わりませんでしたね。
私のカジノの印象はというと、そうですね~、ゲーセンの延長といったところでしょうか。
そして、なにしろタバコのにおいがひどいので、今回の滞在では2度入っただけです。
娘も私とほぼ同様でしたが、息子はハマって、トータルで結構長い時間と、もちろんお金もカジノで費やし愉しんだようです。
最初はやり方がまったくわからず、なかなか始められずにいましたが、まずは「CASHER」へ行き、ドルを手にすることと、スロットマシーンなら専用のカードを発行してもらわなくてはいけないということがわかりました。
なんだかわからないけれど、使えていたクレジットカードが使えなかったりして、違うカードを引っ張り出して、なんとかキャッシュを手にすることができ、3人でルーレットを愉しみました。
カジノでは写真撮影は禁止なので、その様子は載せられないのですが、まあ30分ほどで現金がなくなり、私はリタイヤ。
子どもたちはその後も現金に換えて遊んでいましたが、次に娘がリタイヤ。
息子はその後もいろんな人と一緒になってルーレットに没頭していて、盛り上がっていました。
私と娘は、まだ遊んでいたいという息子を置いて、UberでBellagioへ行き、ショッピングをしたり、温室植物園を観て愉しんでいました。
あとから追いかけてきた息子と合流して、Bellagioのバフェが閉まっていたので、ホテル近くのレストランで夕食を済ませ、部屋に戻りました。
やっぱりラスベガスの夜は、めちゃくちゃきれいでした。
そして、熱くて日中は歩く人が少なかったのに、やはり夜になると多くの人が行き交っていました。
初めてカジノへ行き、このネオン街を歩き、ラスベガスにいることを実感しました。
ホテルに戻り、棒のようになった足を消毒をして、湿布を全身に貼りまくります。
本来なら、新しいカジノのリゾートワールドラスベガスもBellagioも、もっともっと歩いて観てまわりたかったけれど、これが限界でしたね。
この足を引きずって、よく頑張った方だと思います。
翌日は、こじんまりとレンタカーでドライブをしようということになりました。
遠出は念のためにやめて、近場の自然を観に行ってこようということで。
やっぱり痛い体、なんとか帰国日までもってくれ~と祈りながら、就寝です・・