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今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子のよろずブログ。

アメリカ旅行~2022 ⑨

~2022年9月1日(木)~

ラスベガス4日目です。

さて今日は―

いよいよの日なんです。

なんとも馬鹿げていて愚かしいけれど、なんとも乗り越えなければいけない壁である、そう、帰国前のPCR検査の日です。

旅行前の準備から、これにいちばん時間と気力を持っていかれたことは間違いがありません。

しかしながら、これがあるからビクついて楽しめないだろうと考えていたのはちょっと違いました。

当日を迎えるまでは、それほど気にならなった感じです。

陽性になったときには、5日間の隔離。

そのために、いつもは気にしない海外旅行保険もチェックし、息子はテレワークができるようにパソコン持参でした。

 

海外でのPCR検査。

自分で病院なり、会場なりを探すのはとても難儀で。

検索すれば情報は出てくるけれど、メールで問い合わせをすると、求めていた内容とは違ったりして。

そこで、今回大変お世話になったのが、ロコタビというシステムです。

https://locotabi.jp/

海外にいる日本人をロコと呼び、選んだロコと契約して、現地でいろんなフォローをしてもらう仕組みです。

日本のHISなどの旅行代理店でも、PCR検査と送迎がセットになったプチツアーなどを出していますが、めちゃくちゃ高くて、ひとり3万円超えです。

これだと思った現地の病院に直接予約を入れようとしましたが、在米であれば保険のようなものが適用されますが、外国人の場合はやはり2万円超え。

場所によっては、安くできる病院もありましたが、ラスベガスでは見つかりませんでした。

5月あたりまでは、無料の検査場もラスベガスのあちこちにあったようですが、もう今はそれが米政府によって打ち切られていて、結局私たちが検査をしたのも、日本でいうドラッグストアでした。

 

今回お世話になったロコさんは、MKWさんという私と同じ年代だと思われる女性の方。

通常は他に仕事をしてて、ロコの請負をその合い間にしているようです。

日本人の帰国前のPCR検査のお手伝いは、多くの件数をこなしてこられたようで、初めはちょっと用心をしていた私も、最後はすべてを委ねていました。

なにしろ仕事が丁寧。

わからないことも多いので、仕組みや手順を何度も質問しましたが、いつもしっかり答えていただけました。

ロコとの契約料は、12,364円。

ロコが見つけてくれた検査場は、ひとり129ドル。

以前は無料の検査場を案内していたので、契約料だけでよかったのですが、今はこれが一番安いとのこと。

私の調べた限りでも、ロコさんにお願いするのが最安値だと思い、契約をしました。

実際、彼女に依頼してよかったと思います。

ただひとつの難点を除いては・・

 

検査当日。

私の予約時間は11時15分。

そのあと15分刻みで息子と娘と続きます。

ロコさんは、ホテルの玄関に迎えにきてくれます。

こんなふうにメールでやりとりして。

ここで、先ほど書いた難点。

予期せぬハプニングです。

マジっすか~!

後ろの席に、3人はいいです。

でも、窓全開って・・

気温44度の世界で・・

このメールをもらった時には、3人とも白目になりました。

彼女の夫が心臓に持病があり、契約したときから夫への感染を危惧しているのでマスク着用をお願いされてはいましたが、その当の本人がいっしょに乗ってきて、そのためにエアコンなしの窓全開って・・

アメリカ人って、もうコロナなんて関係ない生活を送っていると思っていましたが、やはり持病があったりする人は、気にかけてはいるんですね。

兎にも角にも、もう覚悟を決めて行くしかありません。

汗を拭くタオルを持って、玄関に向かいました。

ロコさんはもうすでに来ていて、陽気に手を振って車を正面まで移動してくれました。

まあ、申し訳ないですが、ロコさん本人もおっしゃってはいましたが、その車のボロいこと(笑)

一瞬、乗り込むことをためらったくらいです。

ロコさんは印象通りのしっかりとした人で、検査の説明をしてくれたり、ラスベガスのことを教えてくれたり、自分の身の上話も少ししてくれて、車内でも飽きることはありませんでした。

しかし。

ホテルから、12~3分ほど。

段々と熱さで、気が遠のきそうになってきます。

あまりの熱さに、娘はひと言も発しなくなりました。

やっとの思いで着いて、まずは私の検査。

ドライブスルーですが、これがまたやりとりが遅い。

車を停めて、クレジットカードやパスポートを出して、それからがとても長くて、検査を終えるまでに20分ほどはかかったと思います。

鼻拭いの検査で、自分で適当に鼻に突っ込んで、ぐりぐりとして、差し出されたトレーに乗せて終わりです。

次に息子の番だと思いきや、あまりに時間がかかって、後ろに待っている車を優先したいので、一旦ここから移動してほしいと言われました。

はあ?そちらが、とろとろと遅いのに?

仕方なく、一周して、また3台の車の後につけます。

これにはもう、私たちもロコさんもぐったり。

ようやく、順番が来て、息子の受けつけが始まりましたが、ロコさんのご主人が半ば怒り気味に、娘の分も同時にやってくれと言ってくれました。

いやこれで助けられ、ふたり同時に検査を終えて、ようやくそこから脱出ができました。

その後の流れをロコさんが説明してくれ、検査の結果も教えてほしいと言われました。

検査の結果はMy SOSというアプリに入れて、陰性で承認が終われば画面が青色に変わるのですが、無事にそうなったらまた教えてほしいと。

そこまでが自分の役目なのでと言われ、熱さでは苦しんだけれど、信頼できる人で良かったと思いました。

 

ホテルに戻り、ラスベガスではじめて汗をかいたので(高温でも湿度は低いので汗はかかなかったんです)服を着替え、遅くなったけれどランチへ行こうと用意していたところに、まずは私に検査結果がメールで届きます。

もう来たか。

でも怖くて開けない~と言ったら、子どもたちがとっと開いて見てくれました。

結果は・・Negative!陰性です!

やった~!!

3人で思わず抱き合いました。

続いて娘にも、そして少し遅れて息子にも同じ通知が。

よかったよかった・・

これで無事に帰れる!

簡単に説明をしておきますと、日本への帰国時の手続きを簡略化するために「ファストトラック」というシステムが導入されていて、それを利用するためには「My SOS」というアプリが必要で、それを予めスマホにインストールしておくわけです。

そこに事前に自分の情報を入力しておき、最後にこの愚かしい検査結果の証明画面をアップロードすると、数時間後に承認された後に画面の色が青色に変わり、それを見せるだけで、簡単に日本入国ができるという仕組みです。

本当にスマホが無ければ、何もできない時代ですね。

というわけで!

この後は無事に遊べる!

予定通り、帰ることが出来る!

日本に帰って、湿布にありつける!!

 

さて、ラスベガス最後の日を、気分良く過ごしましょう!

 

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