アメリカ帰りの時差ボケがひどくて、帰国して5日目だというのに、まだ体内時計が戻りません。
昨年夏のサンフランシスコ&ラスベガスでは、こんなふうではなかったのに・・
午後からひどい睡魔に襲われ、夕食時にはフラフラ。
なのに、夜中には何度も目を覚ますんです。
子どもたちも同じだと言っていたので、年のせいではないようですね。
さて、オーランド2日目。
日本からの時差ボケ絶好調で、待ち時間の多いWDWで、立っていても眠れそうです。
これが2日目の予定表です。
朝は5時に起床して、持ってきたサトウのごはんとみそ汁でほぼ、ねこまんま。
なんと、用意しておいたふりかけと塩昆布、それからお餅も、全部忘れてきたことが判明。
なんということ!
仕方なく、みそ汁の具をおかずに食べましたが、これが結構おいしかった~
直営ホテル宿泊者は、4つのパークと前日に行ったDisneyスプリングス、それからウォーターパークへ行く無料バスが利用できます。
10分~15分おきくらいに出ているので、ホテルの敷地内にあるバス停で待っていれば、自動的に目的地まで連れて行ってくれます。
この日は6時半ごろ、アニマルキングダムへ行くバスに乗り込みました。
いつもいつも、何が起こるかわからない旅。
なので、娘が一番行きたい場所に先に行っちゃいましょうとなり、まずはアニマルキングダムのアバターから。
予定表に書いてある通り、開園時間は朝8時ですが、直営ホテルに泊まっている私たちはその30分前に入園できます。
このアバターというアトラクションに乗るために、今回オーランドまでやってきたわけなので、ここは綿密に計画を立てて。
まずは普通にスタンバイ列に並んで、1回乗ります。
そして、ライトニングレーンという有料のシステムを使って時間指定をして2回目、閉園間際に空くことを見越して、そこでもう1度普通に並んで計3回の乗車と目論んでいたのですが、残念ながら3回目はできませんでした。
さすがに人気のアバター、閉園近くまで120分以上の待ち時間でしたから。
このライトニングレーン、要するに有料ファストパスで、優先レーンで待つことなく乗車ができます。
その権利を得るために約17ドル。
3人で7000円近くを支払います。
もうね、ぼったくりですよ。
でも、それでもこれには乗りたいので、やむなし。
なので、1回目のスタンバイの列で少しでも待ち時間を短縮するために、7時前にはエントランスに到着。
もうすでに多くの人が並んでいて、そこでゲートが開くのを待ちながら7時になってライトニングレーンの申し込み。
7時ちょうどにアクセスしないと、枠が無くなってしまうらしいので。
この辺りはもう私はノータッチで、この後もすべて子どもたちだけで進めて、お金だけは私に請求が来ます。
なんでも、この課金システムは別にもうひとつあり、ジーニープラスというらしく、それは何種類かのアトラクションで使えるものだとか。
この2つの有料システムと直営ホテル特典のアーリー入場+夜の延長タイムを駆使して、人気アトラクションを制覇するというWDWの攻略方法を、半分くらいしか理解できていない私は、ただただ金魚の糞のようにこの数日間を子どもたちに付いてまわりました。
まあね、これはもう完全に「提供する」という気持ちだけです。
そしてこれは、あともう一度、フランスに行けばおしまいです。
なぜこんなにも子どもたちに与えたいと思うのか。
不思議ですね。
ずっと昔から、ただただ子どもたちの笑顔を見たいという気持ちだけが生きがいで走り続けてきて、ようやくこのあたりでその気持ちに一旦ピリオドを打とうという気になってきた私。
それは、もう充分じゃないかという達成感と、老いてきた自分と、それから今度は自分に向き合うのための時間をつくりたいという気持ちと。
全力疾走で子どもたちに向き合い、自分の時間を全面的に捧げ、そこに夫から逃れたい気持ちも加わり、ようやく今、平坦な高台にたどり着いて、ひと息ついた感じです。
息子の病気や、私の体調や夫との付き合い方など、まだまだ憂いは続くけれど、もうこのあたりで、自身の為にゆっくり歩いていくことを選択した自分が居ます。
そう、人生にはステージがあるということを知っています。
私は子ども時代、それから夫との結婚、そして子どもが生まれてからと、ステージががらりと変わっているのを感じてきました。
「8時だよ、全員集合!」で、コントが終わって、ステージが回転して変わるじゃないですか。
あんな感じで。
今ようやく、4つ目のステージがバックヤードに用意されているところで。
これが回転して変わる前に、しっかりと今のこのステージを仕上げようと誓っています。
それまでのステージにしっかりと決別をして、回転させていかないと前に進めない、不器用な私です。
と、話が脱線しました。
とりあえず、アーリー入場は7時半ですが、それより少し前にゲートが開き、並んでいた人のほとんどが「アバター・フライト・オブ・パッセージ」へと向かいます。
アトラクションに向かう道中も、アバターの美しい世界が堪能でき、待ち時間も苦になりません。
20分ほどで乗車することができ、4年前に初めて乗って超感動したこのアトラクションの再体験ができました。
いやいや、やっぱりすごかったけど、すごかったけど・・
なんだろう、自分が慣れてしまったのか、画像が劣化したのか?
4年前の感動が目減りしたのを感じました。
これは私だけでなく、3人ともに同じ意見でした。
やっぱりどのアトラクションよりも美しく、すごかったし、許されるのなら5回も6回も乗りたいという気持ちはありますけどね。
続けざま、有料のライトニングレーンでもう1回乗車。
う~ん、やっぱり同じ感想。
ま、でもこのために20時間かけて来たんだし、目的は達成したわけで。
3人ともに、多くは言葉にはしませんでしたが。
アバターを乗り終えて、ちょっと小腹が空いて、フレンチトーストなるものを。
その後は、ライオンキングのショーを観て、トラックに乗ってサバンナをめぐるサファリツアーへ。
共に途中からおねむとなってしまったのは、4年前とまったく一緒で。
やはり20時間の移動後の時差は、強力な邪魔となりますね。
その後は息子はひとりハリウッドスタジオへ。
我が家のチケットはホッパー付きと言って、14時以降に他のパークへ移動できる特典の付いたチケットであるため、自在にパークを行き来できることになっています。
私と娘は、アバターの3回目を狙っているので、アニマルキングダムに残ります。
しかし、さすがに年末。
かなり混んでいて、どのアトラクションも待ち時間が長いです。
アバターのエリアにはもうひとつ、「ナヴィ・リバー・ジャーニー」というアトラクションがあります。
それは4年前のときには体験していなかったので、待ち時間が120分となっていましたが、仕方なく並ぶことにしました。
娘とふたり、最初はペラペラおしゃべりしていましたが、次第に眠気と疲れがふたりを襲い始め、最後は何もしゃべらず、半分白目になりながら、ただ順番を待ちました。
やっと乗ったボートで、アバターの美しい映像の世界をめぐっていきます。
この後、3回目の「アバター・フライト・オブ・パッセージ」に乗りたかったのですが、やはり待ち時間が120分だということで、疲れと眠気もあり、ホテルへ退散となりました。
夕食は息子と待ち合わせ、泊っているホテルの新しい棟の最上階のレストランへ。
お肉料理2人分をシェアしました。
そうそう今回は、チップについて、きちんと考えて支払おうと決めてきました。
円安もあり、かなりシビアにいこうと。
これまでは、サービスが良かろうが悪かろうが、18%や20%を細かい数字で支払っていました。
アメリカでは、テーブルサービスのスタッフにお会計を告げると、レシートを持ってきてくれますが、そこには18%でいくら、20%でいくらと、すでにチップの額が表示されています。
それをそのまま加算してトータル額を記入していましたが、今回はあまり支払いたくないときは10%くらいにして、トータル額はキリのいい数字にして記入するようにしました。
例えば支払いが133ドルの場合、その18%のチップは23・94ドル。
今までは133+23.94=156.94ドルと、トータルを記入していましたが、今回はキリよく、133ドルに対して、17ドルをチップとして加算して、合計150ドルと記入。
おそらくキリのいい数字にするのは、多くの人はすでにしてきたことなのでしょうが、我が家は今回初めてそれに気づいたわけで、そのうえ、いいか悪いかはわかりませんが、これまでになくシビアな金額にしてみました。
こんなふうに、回数を重ねることで、いろいろ気づき、アレンジができるものなんですね。
時差ボケが続く2日目が終わりました。
最大目的のひとつだったアバターを攻略し、もうひとつの目的であるカウントダウンを迎えることになります。