4月も半ばになり、行楽シーズンがやってきますね。
異動になった息子、今月から、朝は以前より45分早く家を出ます。
勤務時間が早くなったのと、自宅から少し遠くなったのとで。
仕事的には、今の時期は忙しいのか、定時に帰れる日は週に1日くらい。
毎日疲れて帰ってきます。
2月から就職をした娘のほうは、ようやく我慢することも覚え、いい経験ができていると前向きにとらえられるようになってきています。
今の仕事の内容は、知識として身につけることができて、次のステップに活かせると。
給料面でもかなり不服はあるようですが、今は我慢。
多少のキャリアを形成してから、いろいろと考えるということですね。
そんなこんなで、夏のフランス旅行の件、もうすでにふたりともに勤務先には了承を得ていて、あとはパリの状況次第ということになりそうです。
デモやストはフランス全土ですが、やはり激化しているのはパリ市内のようなので、念のために、パリ市内観光ツアーとパリ郊外観光ツアーの、2パターンを考えておこうということになりました。
ただ、空港のストライキで帰国便が飛ばないだのという事態もありうるので、わーい!と手放しで喜んでもいられませんけどね。
まったくもって、我が家はフランスとは相性が悪いようです。
もっとも、フランスの年金問題は今始まったことではないし、なにかにつけて、ストやデモはヨーロッパでは多いようなので、気にしていたらもう出かけられなくなりますからね。
旅行のこともあり、今回のデモの要因について少し調べてみました。
今回の騒動は、年金支給開始が62歳から64歳に引き上げられてしまうこと、そしてその間、年金を納め続けなくてはならないことに対する労働者の怒りによるものです。
しかしながら、フランスはEUの中でも、年金受給開始年齢が一番低いということです。
ドイツやイギリスは現行で65歳ですが、数年後には67歳に引き上げ予定だということ。
かつて1980年代には、フランスも65歳の開始だったのですが、若者に労働を譲る方針のために60歳に引き下げとなり、それ以降フランスのシニア世代は働かなくなりました。
それが2010年に62歳に引き上げられて、その時もかなりのデモが起きたようですが、今回またもや引き上げということで、怒りが爆発したようですね。
早期リタイヤが慣習となってしまった国で、いきなりと思える変更は許せない暴挙のようです。
年金枯渇問題は、どの国も同じなんですね。
政府が見直すべき公的な支出は他にもたくさんあるはずだという国民の主張も、まったくもって日本と同じく。
そして、働かなくては生きていけないというのも同じくで、でも今の時代、62歳でリタイヤはちょっと早いかも・・と思えてしまう日本人の私です。
まあ、優雅に早期リタイヤするFIREというのが、今理想的だというのもわかります。
多くのフランス人がFIREと呼べるのかはわかりませんが、バカンスに行ったり、自分の時間を自分のために使える自由には、あこがれはありますね。
興味深いデータがあり、フランスでは高学歴であるほど、シニア世代でも働いているということです。
最近、フランス在住の日本人の方のブログを読みましたが、その方もデモを起こしているのは労働者階級だとはっきりと書いていましたね。
その方は、家賃収入など不労所得の有る方なので、そう分析できる状況にあるんでしょうね。
いずれにせよ、どの国も、どの国民も、特別変わりのないことで悩み、苦しみ、怒っているんだなと感じます。
この国を出て行きたいと思ってはいますが、その先にいいことはあるのかと聞かれると、よくわからなくなりますね。
ただ、今朝もJアラートが鳴った日本列島。
戦争に巻き込まれることだけは勘弁してもらいたいです。
マクロンさんが、発言した「米中に追随せず」。
これ、私的には大賛成なんですがね・・
というわけで、フランス旅行。
8月に決定しました。
10日間のパリです。
当初は、ロワール渓谷やモンサンミシェルへも行く予定でしたが、すっぱりあきらめました。
日数的に短いので、無理をしない旅行にしようということで。
パリ郊外へは、デモが続いたときにはパターン2として計画しますが、現在の第1案はパリ市内観光、ベルサイユ宮殿、そして念願のディズニーです。
航空券は、はじめてのエミレーツで、ドバイ経由。
もう、清水の舞台から飛び降りて、ビジネスクラスです。
希望通りの時間だと成田発着なので、ちょっぴり古い機材かもしれません。
ホテルはルーブルの近くのホテル。
これはクレカのコンシェルジュに依頼して、特典付きで予約しました。
これからとんとんと、進めていきますよ。
あ、ちなみに息子、このパリで、なんと全ディズニー制覇となります。
残されていたのは、香港とパリでしたが、来月香港ディズニーへ行くらしく。
最後のひとつであるパリを、私が提供することにより、これでコンプリート!
他人から見れば、めちゃくちゃアホみたいな達成感ですが、私と息子がうれしく感じれるのなら、それでOKです。
なんかね、肩の荷が降りますね、きっと。
まあ、それだけじゃないです。
私自身も今回は楽しむつもりで行きますから。
なんせ、はじめてのヨーロッパなので。