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仕組みを知る

岸田総理の長男くんが、秘書官を辞任するというニュース。

事実上の更迭ということですが、それが6月1日付ということに、また批判が起きているようですね。

6月1日は、ボーナス基準日となっていて、その日まで在籍しているとボーナスが支給されるということらしいです。

更迭ということなら、即日でもいいわけで。

普通に考えて、仕事を辞める人が、月をまたいだ日を退職日とするものなのか。

もし、ボーナスがもらえるのなら、もらった方が得だしね~♪という意図が、この親子にあったとすれば、これはもう救いようのない甘ちゃん親子だと言われても仕方ないですね。

なんだかなあと思っていたら、先ほどのニュースで、ボーナスや退職金が支給されたら返納すると報道されました。

紛らわしい日付けにするから、こんなふうに世間に言われちゃう。

こういう意味でも、用心していないんだなあという印象です。

 

ただ、忘年会を開いて、公的なスペースで記念写真を撮るということ自体、多くの国民がここまで怒るほどのことなのかどうか。

冷静に考えると、そこまでじゃないんだろうなあとは思います。

別に、鬼の首を取ったように叩くほどではないと。

それじゃあ、何がいけないのかというと。

まずひとつ目。

身内の写真が流出してしまうこと。

例えば、自宅でパンツ一枚で団扇をあおいでいる首相の写真を撮ったっていいんです。

家の中で、どんなに世間的に偉い人が、何をしても自由ですから。

問題は、その写真が世間の目にさらされてしまうこと。

ここなんです。

撮る人、撮られる人が家族だけなら、よほどのことがない限り、それをSNSにあげることもしないのでしょう。

でも、そこに家族以外の人が居て、それをネタと思えば、今の時代喜んであげてしまう。

この現代の仕組みが、この一家にはわかっていなかったんでしょうね。

ガードが甘い。

国民の声が届かないという批判は、ずっと以前からこの首相にはかなりありましたが、世間のそういう怖さを知らないというのは、ちょっと浮世離れしすぎかなあ。

 

そしてふたつ目。

写真の内容に問題ありですよね。

首相の父を持ち、自らもその補佐の仕事しているという長男くん、この写真自体がダメなんです。

忘年会で、どんちゃん騒ぎをしている写真の方がまだいい。

だって、新内閣発足で、閣僚たちが正装してお披露目をするその場所に立って、親戚や友達と笑って写真を撮る行為って、パロディっているとしか思えませんから。

そう、パロディってることが不謹慎なんですよ。

これがね、一般国民とか、コメディアンがやるならいいんです。

撮影が許可されて、みんなでパロディって撮っても。

でも、これ、一国の首相の息子で、しかも秘書官。

橋下徹さんは、自分も知事になったときに、子どもたちと知事室で記念写真を撮ったとして、長男くんを擁護していましたが、違う、違う。

何も、パロディってないもん。

国の中枢を担う人たちをパロディっているこの写真の内容が、秘書官としても大人としても失格だと思われてしまうんじゃないでしょうか。

 

そして、最後3つ目。

彼自身の世間の評価でしょうか。

外遊中に観光のために公用車を乗り回しただの、情報漏洩疑惑だの、たて続けに残念な情報が世間に流れている中での、今回の出来事。

何か問題があっても、それを払しょくするだけの仕事をこなしているというのなら、見逃してくる人も多いでしょう。

すべての人が聖人君子なんてありえず、私なんかだって、周りから馬鹿だなあと思われてきたことは山ほどあるし。

人が結果で判断されるのは、世の常。

結果を出せば、どんな人でも、それなりに評価は付いてくるんです。

現に、父上の岸田さん、あんなに評価が低かったのに、サミットで爆あがりだし、なんなら私なんて単純だから、案外すごい人かもなんて考え直していた矢先で。

結果を出す。

そうすればその結果が隠れ蓑になることもある。

よく子どもたちに言っていました。

勉強しないで、ゲームやスマホばかりいじっているふたりに。

ゲームするなとは言わない。

結果さえ出せば、いくらだって遊んでいいんだからってね。

首相一家と我が家を混同するのは無理があります。

でもね。

すぐに有頂天になったり、自分の感情でガンガン突き進む私からすると、こんな私みたいなタイプじゃいけないんですよ、国のトップは。

冷静沈着で、思慮深くて。

落ち着いて、物ごとの真ん中を見る人。

私みたいな人間が、常に憧れるような人。

そんな人じゃないといけないし、もしもそうじゃなかったら、そういう人が側近にいないといけないんですよ。

そういう人選ができていないから、こうして野党が叩いて、軌道修正する。

今回は、世間一般の考えが野党を通じて、届いたようです。

一般的な世の中の仕組みを知り、感情を汲み取ること。

国を担う首相には、ぜひともこれが一番の指針になってほしいものです。

 

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