無事生還です!
行く前から不安が渦巻いていた旅行でしたが、悪運の強い私、今回は何事もなく帰ってまいりました。
まあ、あと2週間もたたないうちに、今度はアメリカへ行く我が家。
なんともドタバタなのですが、このイタリア旅行記、できるだけがんばって書いておこうと思います。
今回の旅行、トラベルスタンダードジャパンという、はじめての旅行会社で手配をお願いしました。
ローマ、ミラノ、ベネツィアと周る個人ツアーで、カタール航空のビジネスクラス往復と4つ星ホテルの組み合わせ。
このなかで、ローマのホテルだけは自分たちで手配しました。
こういうアレンジがきく会社で、ホテルの部屋のカテゴリーまで、好みで依頼することもできました。
じゃあ、全部個人手配すればいいじゃんということですが、こちらの旅行会社を利用した方がべらぼうにビジネスクラスが安かったんですね。
あまり名の知れた旅行会社ではなかったので不安でしたが、航空会社とホテルには事前に予約が入っていることを確認しておきましたし、結果的に、イタリアに入ってからの鉄道の座席も、全て滞りなく予約できていたので、私たちにとっては大正解の旅行会社でした。
ただ、帰りの航空機の機材が変更になったりしたのですが、そういう現地での対処については、旅行会社ではなく、自分たちで処理することが基本のようですから、それが不便でない人には、ここは超お勧めですね。
さて、8月21日~31日の11日間の今回の旅行。
いつも最初に感想を言ってしまいますが、とにかく暑い!のひと言。
特にローマ。
私は埼玉住みなので、気温からすると体温を楽に超える猛暑が続く日本の方が暑いんです。
でも、非常に苦しく感じたのが、エアコンが無いか、またはその効果が弱いかで、なにしろ涼む場所がないというローマの惨状。
日本なら、レストランや美術館など、屋内に入れば、外の熱気からは解放されますが、ローマにはそれがない。
四六時中暑い。
唯一、ホテルの部屋だけは自分でエアコン設定を調節できたので、なんとか楽に過ごせたという感じ。
日本では常に涼しい部屋の中にいた私。
汗びっしょりになることは部屋の掃除のときくらいだったので、毎日の暑さで下着までびっしょりの夏のローマは、もうこりごりというのが本音ですね。
まずは、そのローマに着くまでのお話からスタートです。
8月21日。
成田発22:30発のドーハ行きに乗るために、東京駅から成田エクスプレスで成田まで。
クレカの利用付帯の海外保険のために、ここは保険適用目的のクレカでの支払いで乗車券を購入します。
昨年、エミレーツ航空でドバイ経由でパリまで行ったときに、二度と長時間の経由便で行くまいと心に誓ったのに、またもや成田からのロングフライトです。
まあ、予算を考えると直行便が買えないのは、仕方のないことで。
成田に着いて、チェックイン後、保安検査場へ。
ビジネスクラス利用者にはファストトラックがありますが、平日のこの時間での利用なので、どちらにしても利用者は少なく、すぐに出国エリアへ。
カタール航空の成田のラウンジは、JALのサクララウンジ。
ここでゆっくりシャワーで汗を流して、ご飯を食べて・・と思いきや、なんと1時間も早く搭乗開始になってしまって。
慌てて、交代でシャワーを浴びて、カレーライスを胃の中にぶち込んで、搭乗ゲートに向かいました。
そしてついに。
ようやく、何年か越しの憧れのカタール航空のQスイートに、ここで出会うことができました。
私と娘の座席はこちら。
間の仕切りを取っ払うと、4人掛けのボックスシートになるという設定のもの。
私たちのEとFのふたり掛けシートは、こんな感じ。
間にある仕切りを下におろしてベッドにすると、こんなふうにカップルシートに。
このカップルシートは、進行方向と逆向き設定で、後ろ向きでの乗車になるので、少し気持ち悪くなるかなあと、ちょっぴり不安もあったのですが、まったくもって大丈夫。
むしろ着陸時などは、体に負担が少なく、超快適なフライトとなりました。
そのうえ、スライド式のドアが付いているので個室にもなるし、こんなふうなパジャマも付いてくるんです。
さすがに個室ドアが付いてはいても、上部は空いているので、パジャマに着替える気にはなりませんでしたけど。
スェット生地の長袖長ズボンで、どこでも使えそうなパジャマなので、お土産に持って帰りました。
お食事はこんなふうに始まります。
食事に何の興味もない母娘、これ以降の写真がありません(笑)
11時間の長いフライトが終わり、はじめてのドーハへ降り立ちます。
これがまた面白かったのですが、これまでの経験でいうと、飛行機の出口からはボーディングブリッジという渡り廊下みたいな場所を通って、空港ビルに入っていたはず。
でも今回、こんなふうに直接タラップで飛行場に降りたんです。
まるで、岸田さんになったみたい!
私は一般人なので、当然、下にお出迎えの人はいませんでしたが、こうして飛行機の熱風に包まれながら、むき出しのタラップを降りたのはおそらく初めてで、なんか興奮しました。
あ、でも一度だけ、アメリカのダラスだったか、飛行機から降りて、バスに乗って空港施設に向かったことがありましたね。
その時もこうしてタラップを降りたはずでしたが、この熱風を感じることはなかったので、階段が壁で覆われているタイプだったような気がします。
なんだかわくわくしながら、階下に待っているバスに乗りこみ、ターミナルビルへと向かいました。
昨年のドバイもそうでしたが、ドーハも眠らない空港。
大きなくまちゃんがお出迎え。
予定よりも早く着いたので、ここでトランジットの5時間ほどを過ごすことになります。
まずはラウンジへ。
次の搭乗ゲートに近い方のラウンジを案内されました。
広いので混雑もなく、過ごしやすいです。
階下の景色はこんな感じ。
軽く休んだ後、空港内を散策。
こんなふうに車も売られていました。
どちらかというとドバイの方がにぎやかで楽しいイメージでしたが、ドーハもそこそこで、5時間はそれほど長く感じませんでしたね。
そして次のフライトで、ローマまで。
こちらはQスイートではない、一般的なビジネスクラスのお座席。
仲良しの母娘は、常に窓際ではない真ん中の2席を選びます。
たまには窓からの景色も見たいですけどね。
通常ルートなのか、避けたルートなのかわかりませんが、イスラエルの下を通っていきました。
娘も、しばしお眠タイムです。
そしてようやくたどり着いた、ローマです!
空港にはアメックスで手配してもらったお迎えの車。
当初は、空港からバスでローマテルミニ駅まで行くつもりでしたが、大きなスーツケースを持っての移動は疲れるし危ないしで、急遽成田へ向かいながら送迎車を手配してもらいました。
110ユーロとかなり高額でしたが、パリのときと同じく、安全をお金で買う方法ですね。
30分ほどでたどり着いたローマのホテル、NHコレクションです。
駅近で、次のミラノへの移動のためにも、ここにして正解でした。
ローマでのお話は、次回に。