私がなぜ、この道にあこがれているのか。
理由とかって、実はもうまったくわからないのですが、どうしてもここを走りたくて。
はじめて目指したのが5年前。
甘々の計画だったせいか、当時は結局ほんのわずかな距離しか走れず、どうしても見たかったロードサインを1度も見ることなく、無念の帰国となりました。
そしてついに、それを回収する旅とした今回、一番のメインはやっぱりこのロードサインを見ること。
なんだろう。
胸が震えたという大げさなものではなかったですが、会うべくして会ったねと、握手するような感覚でした。
静かな静かなうれしさでしたね。
ありがとうという気持ちでいっぱいでした。
ロードサインにも、そして付き合ってくれた息子と娘にも。
構わずに自由にしてくれる夫にも、あらゆるコンディションにも。
というわけで、まずはこの日の朝のお話から。
ホテルでの朝食は、かなりかなりしょぼいものでして。
本当に、パンとコーヒーだけよ・・という感じ。
まあ、モーテルみたいなものだし、無料なんだから、これはもう仕方ない。
朝食後、キングマンやセリグマンを通りながら、この日の宿泊場所であるウイリアムズを目指します。
オレンジ色の点が、渡米前にグーグルマップやYouTubeを検索しまくって、頑張って見つけたロードサインがある場所。
こんなふうにしっかりと、この場所だよと、プリントアウトもしておいた私。
まあ結果的には、こんな必死にポジショニングしなくても、Route66を走っていけば、結構な数のロードサインがあったんですけどね・・(笑)
どうしても見たい、逃さないぞという思いが伝わりますよね。
トップに載せた写真が、フリーウェイを降りてすぐの最初の感動のロードサイン。
その後すぐに、映画「バグダッドカフェ」に登場する、その名の通りのカフェが左手に見えてきます。
カフェといっても、現在店内では、瓶のコーラやちょっとしたお土産が売られているだけになっています。
でも、この道を通る観光客の多くはここへ寄るんですね。
このときも日本人のツアー客が、20人ほど来ていました。
このあとも、いくつかのロードサインを見たり、撮ったりしながら、ひたすらマザーロードを走ります。
こちらが、これもまたRoute66ファンにはおなじみのロイズ。
これはネオンサインで、数年前に30年ぶりに点灯したということです。
もともとは、ガスステーションとしてオープン。
この写真の右手にはモーテルが並んでいますが、今は営業していません。
ロイズの目の前には、なんと上下線でロードサインが。
いや、もう、最高っす・・(泣)
こうして、最大の目的を果たしたあとは、キングマンまで行ってお食事タイム。
5年前もここへ来ました。
Mr.D'z Rt66 Diner。
5年前は午前中に着いて、お腹が空いていなかったので、ポテトと飲み物だけでした。
今回はがっつり、ハンバーガーをオーダー。
かわいいメニューでしょ?
息子はイナナウトに続いて、レタスのハンバーガーをオーダー。
息子曰く、レタスについてはイナナウトのほうがシャッキリしていたとのことですが、ここのハンバーガー、めっちゃおいしかったです。
私的にはイチオシですね。
もうひとつオーダーしてもいいかなっていうくらい。
ポテトももちろん絶品。
塩加減が絶妙で、コーラもレモネードもすすむ、すすむ。
アメリカ人、これじゃああの体型は当たり前ってことですね~
すぐ隣には、かつてサンタフェ鉄道で使われていた機関車が展示されています。
5年前もこうして、ここで写真を撮ったね。
しかし、あまりにゆっくりとしたせいで、この向かい側にあるキングマンのビジターセンターは16時で閉店となってしまい、入ることができず。
しかもそれはこの後も同じくで、次のセリグマンも、ほとんどの店が17時で閉店。
セリグマンには、有名なエンジェルさんの床屋さんがあり、そこは今はギフトショップとなっています。
実は5年前に行ったときに、レジの上に我が家のサイン入りの団扇を飾ってもらっていて。
今どうなっているか、まだそれがあるのか、結構楽しみにしていたのですが、あえなく撃沈・・
ちょっと遅すぎましたね。
こんなに日が傾いていますからね・・
というわけで、毎日の目標である、まだ明るいうちにホテルへ。
ホテルのレストランで食事をして、就寝。
そしてなんと、ホテルの部屋の写真はこれだけ・・
可もなく不可もなくということなのか、疲れがピークになってきたということなのか。
はたまた、感動のロードサインで、胸がいっぱいだったということなのか。
翌日はグランドサークルを目指します。