サンタモニカに2泊といっても、1泊目は夜遅くにホテルに到着なので、満喫できるのはその翌日だけ。
そのまた翌日は、もう帰国便に乗るので、このたった1日を有意義に使わないといけません。
しかし、これといって何をしようと決めていたわけでもなく、この貴重な1日がはじまりました。
ホテルの部屋の窓からは、サンタモニカのビーチ。
いやいや、お部屋は素敵だし、海は見えるし、ここへ来てよかった。
ドライブの疲れが、ゆっくりと消えていきます。
さて、まずは朝食。
最上階のレストランで、この旅はじめての、有料の朝食。
毎日毎日、無料の朝食かサトウのごはんで済ませてきたドケチファミリー、これこそがブレックファーストと言えるテーブルを見て、朝から感激です。
まあね、最後くらいは贅沢しなくちゃ。
あ、でもね、アメックスの特典で、$100のクレジットがプレゼントされているから、かなりお得に食べられたんです。
やっぱり、母のおケチ度は半端ないですね(笑)
食事内容も、窓から見える景色も、最高でした!
食事を終えて、サンタモニカピアへ繰り出します。
ホテルで自転車が借りられるので、これで行こうとしましたが、ちょっと特殊な作りで、ブレーキがないし(ペダルを反対回転にするとブレーキになる)、そのうえ、足がつかないくらいサドルが高くて。
まあ、無理をすれば行けたかもしれませんが、サンフランシスコでの恐怖がよみがえり、やっぱやめるわとなりました。
息子はなんとか乗れそうでしたが、娘もちょっとダメかもというわけで、歩いてビーチまで行くことに。
あれだけ砂アレルギーだって騒いでいたのに、こっちの砂は大丈夫でしたね。
やっぱり、あっちの砂とは違うのかなあ・・
サンタモニカピアに到着。
5年前もここでこうして撮ったね。
それにしても、観光客がどこへ行っても多いなあと感じました。
お昼ご飯は、ここに決めていました。
ババガンプ・シュリンプ。
映画「フォレストガンプ」で、主人公のフォレストの友人だったババの遺志を受け継いで、エビ漁をして成功したフォレストが、その後エビのお店を開くという想定で、このレストランが作られたのだそうです。
5年前に、帰国後、サンタモニカの写真に写りこんでいるのを見つけ、今回行ってみようと思っていました。
こんなエビの料理。
普通においしくて、追加でオーダーしました。
ランチを食べて、少しだけ海辺をサイクリングしたいという私の希望で、バイクシェアで1時間弱、ビーチのサイクリングロードを走りました。
表情見えませんが、笑いながら走っています。
不気味ですね(笑)
自転車を返却して、ゆっくりとホテルへ歩いて帰りました。
これ、ガジュマルの木だということ。
大きなガジュマルの並木道です。
さて、ホテルに帰って、これからどうするか。
実はね、ビーチへ行く前に3人で決めていました。
もうね、ロサンゼルスと言ったら、今はここしかないでしょ!
というわけで、行ってきましたよ、ドジャースタジアム。
サンタモニカピアに出かける直前に、じゃあチケット取れたら行こうという話になって、公式サイトにアクセスしたら、案外簡単に取れて。
3人並び席で、できれば通路に出やすいところという条件まで付けても、空席はありました。
まあ、外野席ですけどね。
購入した席はここです。
脇の通路から3番目の席なんですが、ここ、後ろが通路になっていて、その通路から直接座れるので、めっちゃ楽な席でした。
しかも右側の席が2席空いていて、普通に広く使えたし。
というわけで、3人で$259。
チケットを購入して、いざスタジアムへ!
サンタモニカからは、路面電車やバスでスタジアムまで行けるようですが、距離は30㎞ほどなのに、1時間半から2時間と、かなり時間がかかります。
車なら20~30分ほどで着くようなので、断然車だと言いたいのですが、夕方のロサンゼルスの渋滞は、超有名。
実際5年前も、これに引っかかった我が家、予定よりも6時間オーバーで、予約したホテルに着いたという苦い経験がありまして。
そのうえ、アメリカのUber、本当に高くなっているし。
さあ、どうしようと考えて、結局はやっぱりUberでいいやとなり、渋滞も覚悟して出発。
それが確か4時ごろでした。
そこから実に2時間越え。
通常なら20分で行ける距離なのに。
ドジャースタジアムへ行くのはどの方法がいいのかというと、公共機関が安くて時間が読めるので、それが一番ですね。
ただ車でも、夕方の渋滞を避ければいいので、お昼過ぎにスタジアムへ行っているという方法もあります。
ま、バカでかいけど、ただのスタジアム。
そんなに早く行っても、時間をつぶすのが大変ですけどね。
というわけで、ドジャースタジアムに着きました。
いやあ、アメリカの野球場って感じで、ワクワクしてきましたね。
私は、若かりし頃はジャイアンツファンで、日本の野球場には何度か行っていますが、まったくもって雰囲気が違います。
まずはトイレへ行きたかったけれど、広くてよくわからず、とりあえずどのゲートでもいいから中へ入ろうとしたら、なんと、荷物制限が。
ドジャースタジアムに入る人に許されるのは、本当に小さなバッグのみ。
色のついたバッグなら、20センチ×12センチほど。
きちんと、これならOKサイズよという、見本の枠のようなものをスタッフが持っていて、それを超えたらアウトです。
我が家は、娘のバッグはクリアしましたが、私と息子のバッグはダメで、仕方なしに預かってもらうことにしました。
この預かり場所がまた遠くて。
トイレに行きたかったのに、それどころではなくなりました。
預け入れは、駐車場の中にある大きなトラック。
そこに、数ドルを渡して、預かってもらいます。
個数を減らしたほうがいいので、息子のバッグに無理やりに私のバッグを押し込み、チケットをもらって、やっとスタジアムの中へ。
まずは、トイレを済ませて、スタジアム内のショップへ行きました。
おこちゃま用のドジャースユニフォームを、なぜか購入。
あれ、どこかのワンちゃんに似ている気が‥
そうこうしているうちに、アメリカの国歌斉唱。
ちょうどレジで支払いをしようとしていたその時でした。
レジのお兄さんが、ちょっと待ってねと言って、手を止めたんですね。
え、なんでだろう。
お兄さんは店内のモニターのほうを見ていました。
そうなんです。
アメリカ人にとっては、国歌斉唱は大事なこと。
なんでも、アメリカの公立小学校では、毎朝「忠誠の誓い」という言葉を口にするのがルーティンになっているのだとか。
そのために国旗があり、国歌斉唱があるということ。
なるほどね。
前回書いたとおり、どこにでも星条旗が立っているということ。
そして、レジのお兄さんが手を止めて、国歌が終わるのを待つ行為。
全部合点がいきました。
アメリカは、50もの州をひとつにするために、この忠誠心が絶対に必要不可欠なものなんだと初めて知ることができました。
さて、やっとグランドに対面です。
おお~!
大谷さんがスクリーンに映ってます。
そしてバッターボックスに。
私は普通に野球については知っていますが、息子も娘も、まったくもって興味なく、ルールなどもそれほど知りません。
子どもたちも、日本の球場には2度ほど行っていますが、いつも途中から飽きてしまう始末。
ところがここは違いました。
だってね、やっぱり熱気が違う。
外野席だからというのもあるかもしれませんが、ただただゲームというショーを楽しみに来ているという雰囲気だと感じました。
そう、ショータイムなんですよね。
だから、ルールとかおかまいなし。
立ち上がるし、歌いだすし、ブーイングもすごいし。
対戦チームは完全な敵なので、相手のホームランボールなんて、グランドに投げ返したり。
日本で、アメリカ人のマナーが悪いなんて言っていますが、これはもう日常的なことで、試合の楽しみ方が日本とは大きく違うんですね。
いいか悪いかは、わからないけれど、楽しむことに徹している民族です。
お腹が空いたので、ドジャースドッグを買いに行きました。
息子はここから少し離れているところにある銀だこへ。
席に戻って、食べ終わったころに、なんと、大谷さんが52号のホームラン!!
もうね、大興奮でしたよ。
日本では大谷人気が過剰に報道されていて、現地はそうでもないんだろうと思っていた私。
違います。
ドジャースファンは、大谷をしっかり応援しているし、大好きだし、17番のユニフォームを多くの人が着ていました。
そして、大谷さんがバッターボックスに立つたびに、MVPコールです。
やっぱり実力主義の国ですね。
強いものなら、きちんと受け入れる。
そこでしっかり戦っていく大谷さんは、改めてすごいなあと感じました。
どうせあまり興味ないから、途中で帰るだろうと思っていましたが、結局最後まで観戦。
当然、帰りも人ごみです。
スタジアムには、空港と同じく、Uber乗り場があり、スタッフがしっかりと誘導していましたが、これもまたひどく待ち、やっとスタッフに番号を呼ばれ、乗れたあとも周辺は当たり前ですが混んでいて、動かず。
結局、やっぱり1時間以上かかってホテルに帰りました。
いやいや、でも楽しかった~!