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コルマール&バーデンバーデン旅行 6

カウントダウンのパーティー会場から、志半ばで退散してきた私と娘。

ホテルの部屋で、ドレスを脱いでリラックスです。

イブニングドレスの着用時は、きちんとそれ用の下着とコルセットを付けました。

じゃなきゃ、お肉が邪魔してドレスのチャックが閉まりませんからね。

着るときは結構きつく感じますが、すぐに慣れて、それなりの体型になって、小奇麗に見えます。

購入時、娘は若葉色のドレスと迷ったのですが、最終的に赤いドレスに決めました。

中高生の時から、服を選ぶときには、いつも赤が似合うと言われてきていて、私もそう思っていましたから。

そういえば、成人祝いで着た振袖も赤でしたね。

またいつか着ることもあるでしょうし、私の黒いドレスも、丈を変えれば使い道もあるでしょう。

 

そうこうしているうちに、息子からLINEが来て、もうこっちに向かっていると。

あれ、今からこっちがそっちに花火を見に行くはずだったんだけど。

「いや、そんなどころじゃない・・こっちへ来ちゃだめだ、危険すぎる!」

そうなんです。

ドイツの花火って、日本の花火と違って、自分たち個人で打ち上げるんです。

ドイツのカウントダウンは、多くのドイツ人が好きなように打ち上げ花火をしたり、爆竹をしたりして、知らないととても危険だよと、いくつものサイトに書かれていました。

あちこち危険を回避しながら、ホテルにたどり着いた息子と合流して、クアハウスまではとてもじゃないけど行けないから、近くで見てみようとなり、外に出ました。

こんな感じで、はじめは安全な場所で。

でもこのあと、私たちが立っていた近くでも、いつのまにか人が集まってきて、打ち上げ始めました。

こりゃ大変だと、脇の道に逃げると、そこでもまた花火がはじまる。

youtu.be

もうね、爆撃にあっているかのような素覚ましい音が建物で反響して、すごい効果音で。

逃げながら逃げながら、なんとかホテルに帰りました。

私と娘はキャーキャー叫びながらも楽しんでいましたが、息子はクアハウスからの帰り道が相当危険だったようで、もう最後は笑ってもいませんでした。

 

ドイツではこのバーデンバーデンだけでなく、花火が市民に解禁されるのは、この大晦日だけなんです。

だから、この日のためにかなりの金額で花火を買い込んで、有志で楽しんであげるということ。

ところが最近では楽しんでというレベルではなくなってきたらしく、今回のカウントダウンでも、ベルリンなどでは死者も出ています。

いつもはまじめなドイツ人が、タガが外れてしまうのがこの日のようで、エキサイトして人に向かって投げるとか、家に打ち込むとか、そんな事件まで起きてしまうようですね。

ちなみに、ドイツではなぜ普段花火が禁止されているかと言うと、環境汚染だとか、戦争を思い起こさせるからとかという理由らしく。

戦争を知らない私たちなので、あの爆音はまったく経験のないことで、たしかに攻撃されている気持ちにはなりましたね。

 

さて、長い1日が終わり、元日を迎えました。

2025年の始まりです!

年の始めに、体調を崩したのは、おそらくはじめてのこと。

もう完全な風邪になりました。

のどの違和感と鼻水。

熱は全く出ないものの、めちゃだるいなあという感じ。

できれば今日はどこにも行きたくない・・

でも、そういうわけにはいかない。

サンフランシスコで事故っても、なんとか数日を乗り切ってきた私。

ここで寝込んで帰るわけにはいかないんです。

ホテルの目の前にある温泉、カラカラ浴場へと向かいます。

ホテルのバルコニーから見えるのは、この浴場の屋内外の温水プール。

さて、体にムチを打って行ってみますか。

 

バーデンバーデンは世界遺産にも登録されている温泉地。

その代表格の温泉が、「フリードリヒスバート」と「カラカラテルメ」になります。

こちらがフリードリヒスバート。

ホテルから、歩いてすぐのところにありました。

ローマ時代の浴場跡に、140年前に創設された伝統ある建物。

この浴場の中央にある、「ローマン・アイリッシュ」と呼ばれる場所がかなり有名で、この見事な美しさ。

https://friedrichsbad.eu/

いや、入って見たかったけれど、なんとここは、途中までは男女別のようですが、最後のこのローマン・アイリッシュ浴場では混浴になるのだとか。

水着無しですから。

私などはもういいんですけどね、子どもたちは恥ずかしがって。

伝統的な入浴プログラムで、数段階のステップを踏みながらの3時間ほどのコースになっていて、最後にここで終わるようです。

美と健康を追求する、由緒ある温泉施設がこのフリードリヒスバートなんです。

 

そして私たちが気兼ねなく選んだのが、こちらカラカラ浴場。

1階が温泉、2階がサウナになっていて、サウナの施設はこちらもまたスッポンポンの混浴。

ま、我が家、当然1階のみで(笑)

ただこちらのサウナ、種類も多く、サウナ愛好家にはかなりの人気があるようですよ。

 

さて、元旦の朝。

ホテルの優雅な朝食のあと、目の前の温泉に向かいます。

私がこのホテルを選んだ理由。

もちろんきれいであること、そして部屋が広いこと、それから口コミがいいことなんですが、もうひとつ大事なことがありました。

目の前のカラカラ浴場に、地下を通って、ガウンで行けるからなんです。

水着を着て、ビーサンを履いて、バスローブを羽織って行けるということ。

これは確かに便利でした。

でも、地下と言っても駐車場を通って行くので、やっぱり水着とバスローブでは寒かったです・・

あ、それでも、温泉地だからなのか、ホテルもそうですが、地下とか床とかが妙に暖かいんですよね。

なんだろう、温泉による地下熱とかがあるんでしょうか。

だって、普通に地上でこの格好をして歩いたら寒くて、私なんて即死状態ですものね。

 

駐車場を歩いて、ホテルからは3~4分ほどで施設の中に入りました。

2階に受付があるようです。

ホテルで、バスローブも温泉バッグもタオルもすべて貸してもらえるうえに、施設も無料です。

行かないわけにはいきませんね。

しかしながら、この施設、あまりに整っていてびっくりしました。

まずスタッフ。

とことん親切です。

愛想がいいわけではないのですが、なにしろ丁寧。

利用の仕方を、1から10まで教えてくれるんです。

そして、入場から退場までのあまりにスムーズな仕組み。

まずは、ホテルで渡されたチケットを見せると、このリストバンドが渡されます。

これで、改札のようなところでピッと反応させて中に入った後、スタッフに連れられて、ロッカーへ。

これもこのリストバンドが鍵です。

感動したのが、帰るとき。

ロッカーの横には、ドアがたくさん並んでいます。

そこへ個々に入って、着替えます。

小物置き場を手間に倒すと、それが鍵になっていて、反対側にもしっかりとした長い棚があり、服をかけられるハンガーとハンガーフックもある。

床にはゴミひとつなく、水も1滴も垂れていないので(やっぱり床に熱があるんだと思う)、気持ちよく着替えることができます。

至れり尽くせりの着替え場所から、着替えを終えて出るのは、入口とは反対側。

奥の自動ドアからおかえりくださいという流れ。

実に感動した、完璧な無駄のないシステムでした。

いやドイツ、かなり日本に似ているなあと思いましたね。

几帳面のひとこと。

それがまた、日本人には結構うれしかったりします。

ここ数年で、フランス、イタリア、アメリカと行っている我が家、わずかの滞在で決めつけるのもいけないかもしれませんが、それぞれの国の人たちの特徴って見事にあるなあと感じます。

まあ、このあたりの話はまたあとで書いていきたいと思いますが、ドイツには親近感を覚えましたね。

大晦日だけ狂ったようになるのも、まじめで几帳面なドイツ人だからこそかもしれません。

 

というわけで、カラカラ浴場。

カメラは持って行ってはいけないと思ったので、ロッカーに入れたままでしたが、温泉浴場というより、楽しんで入る温泉プールでしたね。

https://caracalla.de/

温度はかなりぬるいです。

日本の温泉と比較すると、ぬるすぎて話になりません!って感じです。

こうしたプールのエリアと、こじんまりした岩に囲まれたようなエリア、プールサイドでお昼寝のようなエリアがあったり、軽食コーナーもありました。

ファミリーで来て、数時間楽しんで帰るといった感じでしょうか。

あまりにぬるいので、私はお昼寝コーナーで、ヒーターのようなものがあったので、それを付けながらガウンにくるまって寝ていました。

とっても気持ちよくて、30分ほど寝ていたら、娘にお腹が空いたよ~と起こされてしまい、ホテルに戻りました。

バーデンバーデンの温泉地は、冬ではなく、暖かい季節にゆっくり来てみたいですね。

 

ホテルに戻って、ルームサービスを頼みました。

結構おいしかったのですが、この日のディナーもここのホテルの食事を予約していたので、昼も夜も似たようなメニューになってしまいました。

 

その後は、何かゲームやら本やらで見たいものがあるという息子とは別行動で、私と娘はブラブラと街歩きをしました。

元旦のバーデンバーデンの街です。

それなりに人も結構いますね。

馬車も走っていて、う~ん、ヨーロッパ♪って感じです。

 

こちらは星の王子様ホテル。

こちらのホテルは、19世紀に建てられた館をホテルとして開業したということで、とてもおしゃれな雰囲気。

オーナー夫人が星の王子様のファンだったということで、このようなホテルになったらしいです。

 

だんだんと日が傾き、ディナーの時間もあるので、ホテルへと戻りました。

この景色とも、今日でお別れですね。

翌日はフランクフルトへ戻ります。

 

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