年末の旅行で風邪をひいてから、なんとついこの間まで、2か月半以上も何らかの不調が続いていたのですが、数日前から花粉症がそれにとってかわったという形で、ようやく通常運転になってきました。
最後まで悩まされたのは、ずばり痰!
一向に痰が、のどの奥に張り付いて離れない。
この2か月、ずっと薬を飲み続けましたが、良くも悪くもならず、毎日何度も痰を出し続けて、本当にやっとのこと沈静化したところです。
長かったなあ・・
長いと言えば、10年くらい前、春になると咳が1か月以上続くということもありましたね。
2~3年連続で発症して、粉末を吸い込む薬を処方してもらうと、きっかり1か月で治るということがありました。
あれ、なんて診断されたっけなあ・・
咳がひどいから、胸のあたりの筋肉やらが痛んで、これも結構きつかったですね。
なんだかんだ、いろんな病気に悩まされながら、ここ数年は、更年期の残りかすみたいな症状の他、事故ったりしてケガも多く、娘にもよく言われます。
お母さん、しょっちゅう調子悪いって言ってるね・・
そう、どこかしらが不調だっていう日が、明らかに多くなってきたのは事実。
これが還暦ということなのか。
更年期の症状から、糸のようにずっとその波が切れずに続いているなあといった感じです。
そういえば、あまり交流のない実母も、毎度何らかの不調を訴えていましたっけ。
歯がおかしいだの、足が痛いだの、胸が苦しいだのって・・
うるさいなあと思っていましたが、私もそうなっているんですね。
数日前も、のどのあたり、内側でなくて外側っぽいのですが、痛くて仕方なくて。
でも、あえて家族には言いませんでした。
うるさいなあ、またか・・って思われるかなあって思って。
このブログに書く暇がなかったのですが、実は昨年アメリカから帰ってきた数日後に、救急車で運ばれたんです、私。
リビングで仕事をしていて、夕方になって、もう薄暗くなったので照明をつけようと立ち上がった途端、足元に置いておいた書類箱に足を突っ込んで、そのまま転倒したんです。
低い姿勢で椅子から離れたものだから、床と顔の距離が近くて、そのまま顔を床に打ち付けてしまい、瞼の上のほうに眼鏡のふちが食い込みました。
うわっ!と思った瞬間には、すでに床にA4用紙サイズの血だまりができていました。
え?と目のあたりに手をやると、血が流れ続けていて。
大丈夫~?とのんきに自分の部屋から声がけしてきた娘に、
「いや、ダメみたい・・」と私。
娘がリビングに来て、悲鳴をあげました。
ごめん、タオル持ってきて。
タオルでおさえて、血が止まり、ようやく平常心を取り戻してきましたが、さて、自分の体、大丈夫か。
どこを痛めたか。
娘が救急車を呼ぼうとしましたが、それを止めて、しばらく様子を見ました。
しかし、結構たまった血を見て、気分が悪くなってきたところで、娘が救急車を要請。
結局、縫うこともなく、CTで異常もないことから、その夜はそのまま帰りました。
その後、眼科で検査して、異常なし。
形成外科で縫わずに処置を続け、1か月ほどで、傷口がきれいにふさがりました。
今も瞼の上には、カタギではない人のように、しっかりと傷が残っています。
なんだかね、ここ4年の間に、自転車事故、電動キックボード事故、そして今回の転倒事故。
2回も救急車で運ばれています。
お天道様は見ていると、昔の人はよく言ったものです。
もちろん、何の罪もない人が不幸にも災難に巻き込まれることのほうが多いでしょうから、お天道様は理不尽でもあります。
でも私の場合は、その理不尽の枠には決して入れてはもらえない人間ですからね。
健康の話になったので、このお話も。
これもまた1か月くらい前の話。
いつものように、膀胱炎の症状が出たので、泌尿器科へ行ってみました。
以前は、毎回この症状が出るたびに内科医に罹っていたのですが、2回連続で、膀胱炎の菌が尿に出ていないからと診断され、なんの薬も出してもらえませんでした。
そのときに、若い男性の内科医に言われたこと。
女性泌尿器科に行ったほうがいいかもしれないということ。
その時は、「はっ?でも、膀胱炎の症状はあるんだからさ、薬出してよ!」と内心怒って帰ってきたので、その言葉をまったく気に留めなかった私。
その後、近所に泌尿器科を見つけ、その後はそこを受診。
やはり菌は出ていませんでしたが、症状もあるということで、抗生剤をもらえました。
そして1か月ほど前もまた、その症状で同じ泌尿器科へ行ったわけです。
でもおじいさんに近いその医師、今回は頭を抱えて。
「菌が出ていないからねえ、なんだろうねえ・・前回も同じだよねえ。とりあえず、尿意をコントロールする薬を出しておくよ」
ということで、漢方薬が処方されました。
ふむふむ。
じゃあこの症状は、なんなんだ?
ずっと膀胱炎だと思いこんできたけど、違うのかもしれない・・
そこで、帰宅してから一気に調べて、たどり着いたのが、膀胱瘤。
そう、これだったんです。
症状がまったくその通り。
女性の膀胱が、膣から触れるくらいの場所まで下がってしまっていて、そのせいで、膀胱炎に似た症状があるということ。
ずっと以前から尿漏れはあったし、指で触ると確かにピンポン玉のようなものに触れるんです。
そうか、これをあの若い内科医は言っていたんだろう。
だから女性泌尿器科へって言ったんだ。
あれはきっと専門外だけど、そう診断して私にアドバイスしてくれてたんだ。
それに比べて、このおじいちゃん先生は、泌尿器科なのに、診断もアドバイスもありゃしない。
その時に思いましたね。
多くの場合において、やはり年老いた人はダメなんだ。
あ、いやいや、これは語弊がある。
そうじゃなくて、老いた情報や知識がダメで、常にアップデートさせていかなくちゃいけないんだということ。
老いててもいいけれど、変わっていく情報をきちんと学んで受け入れていく医師でなければいけない。
これ医師だけじゃなく、教師も技術者も、普通のお母さんやお父さんもそう。
最先端に行く必要はないけれど、少なくとも新しくなっていくことに順応していかなくちゃいけないんだと思いました。
自分がかつて優秀だったり、成功者だったりしても、今の時代に即してなければ、それは邪魔な遺物になりかねないということ。
世界においても、女性の体と健康については、とても研究が遅れているということです。
なぜなら、臨床研究自体の対象が男性の体で進められてきたからなんです。
なので、女性であること、そして女性特有のものなんかは、見事に研究が遅れているのだとか。
そういうこともあって、先ほど書いたように、女性特有の生理現象であったり、老化現象であったりに、特に年老いた医師などは無頓着なのかもしれません。
逆に若い医師のほうは、専門外でも新しい知識と情報を持っている可能性があるのかもしれません。
女性泌尿器科を勧めたあの医師がそうだったのかは、本当のところはわかりませんけどね。
還暦だからとか、新しいこと無理だからなんて、言ってられないですね。
おじいちゃん先生の悪口も言ってられません。
なんだかんだ頑固な私、若い人の言葉や感性にも、心をきちんと開いていきましょ。
あ、ちなみに。
膀胱瘤は、体操とかで改善されるとかで、なんとか症状が得ない程度のラインをキープできそうです・・