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今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子のよろずブログ。

上高地への道のり

上高地へ行ってきました。

私自身は通算4回目。

息子は2回目、娘は3回目になります。

そして今回は、面倒な夫も同行。

なぜかね、最近は家族と一緒に行こうとしているようで。

でもこれがまた、厄介なんですよ、とっても。

本人は、そんなこっちの気持ちはこれっぽっちも想像できていないようで、そこがまた厄介な人扱いになっているんですけどね。

ま、そうなると、いつもいろいろとありまして、でも今回はそのおかげでいいこともあったんですが、それはまた後ほど。

 

当初は1泊の予定でしたが、急遽2泊に。

埼玉から車で行くのですが、通常運転で、長野県の上高地まで約4時間半ほど。

渋滞や休憩を考えると、その1.3倍くらいを念頭に置かなければなりません。

5月4日、朝4時に出発するつもりでいましたが、その4日前になって、子どもたちと前泊したほうがいいよね?という話になりました。

松本インターあたりのホテルに前泊すれば、朝3時に起きるよりも楽だよね・・

そう3人で話していた翌日、急遽インドへの出張が決まりそうだと電話をしてきた夫に、前泊のことを相談。

まあ、どっちでもいいよという返事だったので、早速電話を切っていろいろと検索してみましたが、納得できるホテルが見つからず。

そりゃ、ゴールデンウィーク真っ只中に泊まれる宿を探すって、困難であることは当たり前の話で。

だったら、松本じゃなくて、上高地で見つけてみようと思いたち、検索したらなんと1軒だけヒット。

トリプルルームでエキストラベッドを入れて4人で泊まれるということで、やっと見つけて喜んで電話でそれを話したら、急に渋り始めた夫。

5月4日のホテルは息子と2人部屋だけど、前泊は4人で12万円でトリプルルームだと話すと、それじゃ雑魚寝じゃないかと、一気にトーンダウン。

はっ?せっかく見つけたのに?

そこに、LINEでグループトークをしていた娘から、昨年のゴールデンウィーク中に上高地のバスターミナル駐車場に停めようとした会社の先輩が、朝の5時にはすでに満車で、やっと停められたのが昼過ぎだったという情報が入りました。

娘と一昨年、2人で行ったときには、朝4時に出て、この駐車場には9時に到着しています。

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その時には、まあまあ普通に停められる状況だったし、今回もそれをモデルケースにしていたのですが・・

考えてみれば、まだこの時はコロナ明けで、人の動きが今ほど活発でなかったし、円安によるインバウンドの少し前だったかもしれません。

一昨年と昨年では、すっかり変わってしまい、駐車場もすぐにいっぱいになるほどの混雑ぶりなのかも。

娘のLINEを見て、すぐに駐車場に電話をかけて聞いてみると、やはり朝は一番混雑していて、おそらくお昼過ぎから夕方のほうが、下山した人の分、車が空くので、朝よりは余裕ができるはずだということ。

そうか、だったらやっぱり、3日の夕方に着いたほうがいいかもね。

そう話すと、夫。

娘のLINEを見て、駐車場の係の人の話を聞いて、雑魚寝も想像して、どんどんと行く気が失せてきてしまったようで。

もう40年近くも夫と付き合っている私には、そんな夫の胸の内はすぐにわかってしまうわけで。

夫の主張は、どちらにしても前泊は嫌だということ(2日間も家族と同じ時間を過ごすことに抵抗がある)。

そして本音はもう、旅行自体が面倒になっているけれど、義務感からそれが言えずにいる状況。

自分で行くと言った手前、行きたくないと言い出せない夫に代わって、じゃあ、今回は旅行自体をキャンセルしようかと、渡りに船的な状況をつくってあげたら、うれしさをこらえながら「そうしてくれる?」と言い出しました。

毎度ですが、夫はそういう人。

私と子どもたちは、旅行のことではいつでも意気投合。

今回の前泊も、すぐにそうしよう!となり、気分よく話は進みますが、夫がそれに加わると、必ずうまくいかなくなります。

なので、子どもたちが小学生のころからは、ほぼ夫抜きで、3人で出かけています。

夫もそのほうがありがたいと感じていたはずなのに、最近は歳をとったせいか、こうして度々からんでくるようになり、それを私が一番面倒に感じています。

まあ、夫には常日頃、自由にさせてもらっているので、夫孝行ということで、私が我慢すればいいと自分に言い聞かせてはいます。

ただね、こうして3人で意気投合している中、夫に反対意見を言われることに、慣れてはいるものの本当に不快になり、今回ももう夫もいっしょの上高地行きは、私自身が嫌になってきてしまって。

夫抜きのLINEトークで、この状況と私の胸の内を話して、今回はキャンセルしようと言い出すと、息子はしょうがないと納得してくれましたが、娘は怒り心頭。

なんで、めちゃ楽しみにしていた上高地行きが、直前で無くなるのよ!

私がお父さんに話すから!

いやいや、そういうことじゃなくて、お母さん自身がもうお父さんと上高地へ行くのが苦痛なんだけどね・・

まあ、こんなすったもんだがあり、結局力の強い娘に押された夫と私、雑魚寝の前泊が決まり、5月3日の午前に出発という行程に変わりました。

でも、実は今回、そのおかげで、めちゃラッキーな「たなぼた」を手に入れて、それで私もこの苦痛を晴らすことができたんです。

それが、この投稿のはじめのほうに書いた、「いいこと」。

それはね。

年末のフィンランド&ロンドン旅行に、夫が同行しない話になったこと。

フィンランドのホテルは、4人が同じ部屋、次のロンドンのホテルも、夫は息子と同じ部屋になるかもしれない。

自由に喫煙もできず、連続で自分の時間がとれない束縛された数日間を過ごす苦痛を、今回の上高地行きで十分に想像ができてしまった夫。

それに加えて、インドへの出張の話も出てきて、1年に2度も海外へ行くことに抵抗を感じているはずと推測した私。

チャンスだと思い、間髪入れずに「年末旅行は無理して行かなくていいよ」とささやいてみました。

それを聞いた夫。

とてもうれしそうに「ほんと?じゃあ、今回、俺はパスでいい?」と言ってきました。

もちろん、大歓迎!

と、言いたいところを、ぐっと抑えて「残念だけど、そうしようか」と優しく話す私。

心の中で、狂喜乱舞する私がいました。

だってね、夫が行くというだけで、本当に手配が大変でしたから。

キングベッドしかないホテルが多く、息子と同じベッドに寝かせるわけにもいかず、喫煙者だからバルコニー付きも探して、おのずと3部屋予約になったり。

航空券も4人分になるので、当然高いし。

ここ3か月ほどは、かなり悩みまくっていたんですから。

何より、一緒に行けば、今回のように3人で意気投合しても、夫がひとり難色を示すパターンが容易に想像できて。

その懸念は、私たち3人にとっては、かなりの不安材料にもなっていたわけで。

子どもたち、小さいころから、夫の旅先での言動に、嫌な思いをたくさん経験してきていますから。

年末の海外行きも上高地も、行くと言いだしたものの、言わなければよかったと後悔している夫。

今回の上高地は娘のひと声で行くことになってしまいましたが、海外行きのキャンセルは、私が夫を救ってあげたという形になり、結果的になんのトラブルもなく円満に、私たち3人も夫も、年末の自由を手に入れることができました。

まあ、なんともいびつで不可解な関係ですね。

こんな遠回りをしないと、いい形におさまらないわけですから。

はじめから素直に、お互いの意思を伝えるだけでいいのにね。

 

というわけで。

上高地の話に戻します。

5月4日の宿泊は、すでに2回泊まっているホテル「白樺荘」。

こちらはお得意様プランで、昨年12月に宿泊予約を入れていました。

そうこの時に、夫に上高地行きを話してしまったのが今回の敗因。

息子が行けないということで、遠い距離を私ひとりで運転させるのは危ないからという理由で、夫が行くといいはじめ、3人設定となってしまったんです。

これは猛省。

これからはね、直前になって予定を話すことに徹します。

直前なら夫は、仕事やゴルフですでに予定を入れているわけですから。

そして、前泊でとれたホテルは、「上高地アルペンホテル」。

3日前の電話予約で、トリプルルームの他にもうひと部屋空いたということで、予約したのは14.5畳の和室。

和室なので、名実ともに雑魚寝となりました。

これで、5月3日の午前9時ごろに家を出て、その日の夕方3時ごろに駐車場に着けば、難なく車を停めることができて、その日はゆっくりと休み、翌日は朝から上高地を散策でき、翌5日は早めにホテルを出発して、渋滞に巻き込まれないように家に着けば、翌日の夫のゴルフにも影響が出ないだろうという、素晴らしい予定が出来上がりました。

そして、驚くほど、ほぼその通りの行程で、愉しむことができました。

 

念のために、「駐車場」の説明をしておきます。

上高地は、マイカー規制をしているために、手前にあるいくつかの大きな駐車場に車を停めて、そこからはバスやタクシーで赤い楕円で囲んだ上高地入りをします。

https://www.kamikochi.or.jp/access/sawando/

駐車場は24時間営業なのですが、ここから上高地へ向かうバスの最終が16:20で、タクシーも18:00が最終だということ。

これを逃したら、駐車場で車中泊となってしまうので、いくら夕方のほうが空きが出ると言っても、到着時間には要注意ということになります。


というわけで。

今回は、我が家の上高地旅行までの長い長い前座のお話。

この長い道のりを経ての、次回は美しい上高地のお話を(笑)

 

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