それでは上高地のお話を。
ゴールデンウィークの上高地は、すでに昨年の12月に予約を入れていました。
当初は、息子には予定があるということで、娘と2人のつもりでしたが、前回も書いた通り、なぜだかここで夫に行く宣言をしてしまった私。
そこで夫。
運転距離が長くて、ドライバーが私だけでは不安だから俺も行くと言い出して。
いやいや、私がアメリカで運転しまくっていることを、あなた知らないでしょう・・
そんな私のうっかりミスで夫が加わり、仕方なくもうひと部屋、追加をすることにしました。
ところが、GW中は1人部屋のオーダーはできないと言われてしまって。
マジですか・・
夫は行く気満々だし、仕方ない、今予約を入れている部屋のソファーベッドを使って、トリプルにオーダーを変えますか。
でもね、これ、かなりの勇気がいることで。
理由はひとつ。
夫のいびき。
それはそれはもう、すざましいものでして。
夫と同じ部屋で寝ることに耐えられるだろうかと、娘と話しましたが、実は年末のフィンランドも4人でひと部屋で予約しています。
だから、もうこの際仕方ない。
その前哨戦ということで、ふたりでがんばることにした次第。
そして、1か月ほど前になって、息子が先約が無くなったということで、上高地行きに加わることになり、その時点でラッキーなことに空きがひと部屋見つかり、家族4人で行くこととなりました。
私と娘でひと部屋、夫と息子でひと部屋。
いびき地獄は、息子に犠牲になってもらうことになりました。
まったくね。
息子がはじめからいっしょだったら、息子が運転できるので、夫の出番はなかったはずなのにね。
でもまあ、前回書いた通り、いろいろと結果オーライになりましたけどね。
というわけで。
家族全員旅行となり、1泊の予定が直前で2泊になり、5月3日午前9時半に無事出発しました。
激込み予想のこの日、早めに高速に乗ればいいものを、夫は何かこだわりがあり、少し先のインターまで一般道を走って行きます。
これはあまりにも謎で、ここでかなりの時間ロス。
一般道も高速と同じく、かなり混んでいますからね。
乗っちゃったほうが早いという家族の意見は無視。
ま、こんなことで怒っていたら夫とは付き合っていけないのですが、何しろさわんどの駐車場に16時には着かないといけないわけですから、内心結構焦ってはいました。
関越道から上信越道へ。
関越でところどころの渋滞があり、群馬県に入るまでがかなり長かったですが、それ以降は松本までほぼ渋滞無しで行くことができました。
やはり、昼を過ぎると渋滞はかなり緩和されるようですね。
休憩を入れながら、上高地に入る手前のさわんど駐車場に着いたのが、やはり時間オーバーの16時半。
もうすでに最終バスは行ってしまった後。
ただ、タクシーが18時までとなっているので、とりあえずは上高地に入ることはできて、ひと安心です。
ちなみに、夜になると上高地へ行くまでのトンネルが封鎖されてしまうので、どんな方法であっても夜の時間帯に上高地には入れないということになり、まあ最悪は、松本まで戻って宿を探すか、さわんど駐車場内で野宿かということになります。
今回も1昨年と同じく、③の市営駐車場を利用。
夕方のこの時間で、かなり車は停まっていましたが、まだまだ余裕もありました。
やっぱり4日の朝の時間帯ではなくて、正解だったかも。
ただ、帰りのタクシーの運転手曰く、今年は観光客が少ないということ。
それは私も感じました。
もっと激混みを予想してたのですが、それほどではなかったんですね。
欧米系の外国人も、思ったよりも少なかったです。
上高地は、便が悪いからでしょうかね。
駐車料金は、1日あたり800円。
バス料金はさわんど駐車場と上高地のバスターミナルの往復購入で2800円。
4人以上だと、グループ割引きで2500円になります。
なので我が家の場合、往復1万円ということ。
これがタクシーになると、上高地のバスターミナルまで片道6000円。
やっぱりバスのほうが安かったですが、間に合わなかったので仕方ないですね。
ちなみに、すべての料金が、1昨年に比べるとかなり値上げしていました。
この駐車場の目の前にタクシー乗り場があり、ヴェルファイアが停まっていたので、これに乗車。
いや、めっちゃ高級!
プラス1200円で、上高地のバスターミナルを越えて、今日の宿まで行ってくれるらしいので、そうしてもらうことにしました。
これはこの時間だから乗り入れができるのだということ。
通常は上高地のターミナルから徒歩でホテルまで行くのすが、高級車に乗って、楽をしてホテル玄関口まで行けるのでラッキーでした。
こちらが、この日のホテル「上高地アルペンホテル」です。
ロビーは、グランドキャニオンにいるかのようなロッジ。
そして夫曰く、雑魚寝の和室。
ここで、一晩の地獄を経験します。
少しだけ夕方の散歩。
この時間になると、河童橋には誰もいないという奇跡のような写真。
しかしながら、寒い。
誰もいない美しい景色をひとり占めできますが、あまりにも寒くて、正直早く部屋に戻りたかったです。
夕飯は食堂で。
可もなく、不可もなくでしたが、信州のなんとかというビールがとってもおいしかったです。
この日は、これで就寝。
いびき地獄で、私の睡眠時間はおおよそ3~4時間(泣)
起床は6時。
この日は、明神池にある囲炉裏のある小屋に向かう予定で、混まないうちに早めのスタート。
山のホテルのために、チェックアウトもなんと9時半までだということ。
こんな早いチャックアウトって、あまり聞いたことないのでびっくり。
同じく、可もなく不可もなくの朝食。
いやいや、我が家のアメリカ旅の朝食よりも、何十倍もおいしかったです。
朝食後、チェックアウトをして、荷物をまとめて、次のホテル「白樺荘」へ。
荷物を預かってもらって、ナイトウォーキングの予約をして、明神池まで歩きます。
梓川を挟んで右岸コースと左岸コースがあり、前回と同じく、行きは右岸で、帰りは左岸で戻ってきました。
行きも帰りも、ほぼ1時間のコース。
昨日に引き続き、めちゃ寒くて。
まあ、予想はしていたので、タイツを履き、ヒートテックを着て、少し集めの上着を羽織り、手袋とマフラー準備してきた私。
対して夫。
上着はジャージ。
予想最高気温が14℃だから、しっかりした羽織りものを持ってきてと言ったのに、こんな軽装で来る。
こういうところが本当に腹が立つところで。
このせいで、皆が楽しみにしているものをあきらめてしまうこともありうることで、年末のフィンランドなんてまさしくそういう懸念があって。
心の底からつくづく、年末旅行、夫が外れてよかったと思いました。
手袋だけは余分に持ってきていたので、貸してあげました。
いらないと言っていましたが、やはり寒かったのでしょう。
このあと、翌日上高地をあとにするまで、ずっと手袋をつけていました。
これは以前撮った写真ですが、こんなふうな道や沢を歩いていきます。
夫以外の3人は、4年前にもここを歩いています。
あの時はコロナまっただ中で、人は少なかったですが、代わりにサルがそこら中にいました。
ところが、今回はほとんど見かけず。
サル、どこヘ行っちゃったのかなあ・・
明神池を目指して歩きましたが、目的はその手前にある嘉門次小屋という食事処。
ここには囲炉裏があり、そこで焼いたイワナを食べることができるんです。
これがもう、おいしいのなんのって。
頭からしっぽまで、丸かじりできます。
4年前は混んでいなかったので、すぐに囲炉裏のテーブルに通されましたが、今回は、囲炉裏の席が空くまで待ちました。
違う席ならすぐに通されたのですがね。
メニューは、イワナの他に、お蕎麦やおでんがあり、全部おいしかったのですが、こちらもかなり値上げをしていて、4人分オーダーしたら、15000円ほどになりました。
結構な金額ですが、とにかく囲炉裏で焼かれたイワナはウマいです。
この先にある明神池へは、500円の入場料を払って池のそばまで入れます。
でも、写真を撮るのに相当混んでいたので、今回は入場するのをやめました。
これは4年前の画像。
ここで写真を撮りたかったですけどね。
夫もあまり興味がなさそうだし、私たちも以前入ったので、今回はパスしました。
このあとは、この明神橋を渡って、左岸を歩いて、河童橋まで下っていきます。
このあとのお話は次回へ。