いやあ、初サザンライブ、行ってきました~!
楽しかったし、感激したし、心に残る素敵な時間でした。
今回我が家が参戦したのは、全国13カ所を巡る「THANK YOU SO MUCH!」というツアーの最終日、千秋楽の東京ドームのライブです。
このツアーの情報を知ってからだったか、息子がファンクラブに入会しました。
我が家の子どもたちは、小学生のころから私の英才教育を受けまくり、サザンオールスターズの歌とともに生きてきたと言っても過言ではありません。
サザンだけでなく、チャゲアスやユーミンなど、質の高いポップスを聴かせてきていて(笑)、娘などは一体何歳なの?というくらい、普通にそれらを口ずさんでいます。
洋楽も好きな私は、休日の朝はほぼ「マホガニーのテーマ」などの古い洋楽を聞きながらの朝食です。
サザンの音楽は、大概は車の中。
遠出するときには、必ず彼らの歌がセットです。
それだけお世話になっていながら、私自身、彼らのライブに行くのははじめてで。
ファンクラブに入っていなければチケットはとれないだろうし、まあぶっちゃけ、ファンクラブに入ってまでの熱量があったわけでもなく。
そんなおケチな私と違って、息子はそういう意味ではハードルがかなり低いので、ポン!と入会して、見事に今回の千秋楽チケットを入手したというわけです。
しかも夫の分も含めて、4席!
以前若かりし頃、ファンクラブに入った最初のライブには抽選に当たりやすいというのを聞いたことがあったので、たぶん当たるよと言っていましたが、本当にその通りになりました。
当選したときには、息子も娘も大喜び。
ライブ数日前になると、子どもたちのテンション上がりまくりで。
息子も娘も、これだけの規模のライブには行ったことがないし、挙句は、桑田佳祐って本当に生きているのか確認したいと言い出したりして。
テレビなどの映像でしか見たことがないので、まじめな話、実在しているかどうかは不明だと考えていたようです。
私たち世代にはないこういう発想に、ちょっぴり驚きを感じました。
そうそう、ライブという言葉。
それにちょっと照れ感がある私。
昔はね、普通に「コンサート」って言っていました。
今は、コンサートって言うと、クラシックなどの静かな演奏会であり、今回のようなポップス系はライブというらしいですね。
かれこれ、30年以上のギャップがここにもあるということですね。
なにはともあれ、5月29日の東京ドーム千秋楽です。
当日娘は、在宅ワークをして早めに切り上げ、夫もいっしょに東京ドームへ。
息子は午後2時ごろからお休みをもらい、水道橋の駅で待ち合わせました。
ドームへ行って、とりあえずお腹を満たしておこうということで、かなり早い夕食のハンバーガーを購入。
我が家の入場ゲートのそばにあった、SHAKE SHACK。
ニューヨーク発のハンバーガーショップということで、以前、東京ドームでMLBの開幕戦が行われたときに話題に挙がっていました。
私はアメリカの西側ばかりで、東へは行ったことはなく、LAにはあるらしいこのハンバーガーショップははじめてです。
まず、オーダーシステムが秀逸。
オーダー用タブレットの脇に、番号の付いたポケベルのようなものが並べて置いてあり、それをひとつ手に取り、その番号を入力して画面でオーダーして、そのポケベルを持っていると、出来上がったら呼び出し音が鳴るというシステム。
めっちゃ便利でした。
店内にはたくさんの人がいたので、外のベンチで食べました。
肉がおいしいということですが、確かに。
でもね、私的には、西海岸のIN-N-OUTのほうが断然安いし、ウマいと感じました。
16時開場ということで、すでに会場へは入れるので、17時を過ぎたら会場へ。
スマホに送られてきているチケットには、まだ席番が表示されていません。
ここにはQRコードが添付されていて、入場時、それと引き換えに紙のチケットが渡され、そこではじめて座席を知ることができます。
ステージは赤い四角のあたりで、私たちの席は赤丸のあたり。
https://www.tokyo-dome.co.jp/dome/seat/pdf/dome_seating-map.pdf
かなりね、遠いです・・
実際、桑田さんたちは豆粒くらいにしか見えませんでした。
でも、ステージ両脇に大きなスクリーンがあり、それでパフォーマンスがよくわかったし、なにしろそこにいることに意味があるわけだしね。
会場内の撮影は絶対禁止。
なので、会場外の写真を。
開演は18時半。
派手にパーン!とはじまるのかと思ったら、メンバーがひとりずつ登場して、演奏が始まりました。
それからは、観客はほとんどが立ちっぱなし状態でしたが、私はあまり知らない歌や静かな曲の時には座っていました。
新しいアルバムの曲も、すでにセットリストとして情報があった曲も、予習して聴いていたので、全曲楽しむことができました。
新しいアルバムの中で、私が一番好きなのが、「夢の宇宙旅行」。
タイトルからして、ワクワクしますしね。
最後に大谷さんの名前が出てくるのですが、桑田さんはしっかり許可をもらえているのだとか。
この曲から、観客全員に配られたリストバンドが光り出し、会場がその光に包まれて、もう息をのむほどきれいでした。
会場の演出、観客の盛り上がり、ステージのパフォーマンスが一体化して、見事のひと言でしたね。
東京だからなのか、「東京VICTORY」の「Ohh,Ohh~」が流れ始めたときには、娘なんて大興奮。
そして、大好きな「希望の轍」、最後を締めくくるのは「勝手にシンドバッド」。
あっという間の2時間半でした。
3日経った今でも、まだ余韻に包まれています。
サザンの3年後は、50周年だということ。
きっとツアーをするでしょうから、必ずやチケットを取って、参戦しようと心に誓いました。
しかしながら。
69歳のパフォーマンスに、こんなにも多くの人が酔いしれる。
すごいこと、すごいこと。
桑田さんの声、年齢による衰えが大きく感じられないことにも驚きました。
実はこのツアー中に、桑田さんや原さんはコロナにも感染したし、原さんに至っては、簡易的な腰の手術もされたそう。
このお歳ですから・・と笑って話されていましたが、私なんぞもお歳のせいで指の関節とかが痛んだりするわけで、なのに原さんなんてあれだけのキーボード演奏ができること、神のように感じます。
いかに天才たちであっても、きっとその陰で、しっかり努力やメンテをしていることは明白。
頭の下がる思いだし、同じような年代にはそれが実感としてわかり、そういう意味でも神々しく見えてきます。
そのうえで、息子や娘のような若い世代にも、その力を存分に見せつけることができる。
まさに偉大な、国民的バンドと言えますね。
いやいや、歌いまくって、腕を振り回して、本当に楽しい時間を過ごせました。
素晴らしい時間をありがとう。
そして、頑張ることを教えてくれてありがとう。
家族皆で。
THANK YOU SO MUCH!!!!