先日、憲法改正について書きました。
その後、私なりにまたいろいろと調べたり、考えたりしました。
大事な大事なことですからね。
高市首相が、この改正を悲願とされているようなので、この課題には絶対的に取り組むと思われ、ならば私たち国民も、生半可な気持ちでこれに向き合ってはいけません。
高市さんが好きだからだとか、頼もしいからという気持ちで、この改憲を軽く見るのだけはやめたほうがいいと思います。
私の前回の投稿では、改憲をはなから否定はしないと書きました。
でも、それから時間が経って、やっぱり私は反対の立場だとしっかりと思えてきました。
あくまでも、現時点では・・です。
私の集めた情報に間違いがあるとか、私の考えを変えるような、なるほど思えるような意見を見つけたら、それが変わる可能性はありますから。
そのあたりは柔軟に、自分なりに正しく、答えを見つけていくつもりではいます。
実は自民党の改憲の序章、もうすでに始まっていたのを知っていますか?
自民党草案は2012年に作成されています。
その2年後に閣議決定、翌年2015年に成立した安保関連法により、集団的自衛権の行使が可能となっているんです。
このことこそ、この国が、ある一定の方向へと動き出した始まりだったんですね。
集団的自衛権。
何度もテレビなんかで聞いてきた言葉だけど、さらっと聞き流してきた言葉です、少なくとも私は。
これは、簡単に言っちゃえば、「密接な関係にある他国が攻撃されたときに、共同で反撃する権利」です。
そもそも、個別的自衛権と言って、他国から攻撃を受けたときに自衛をする武力行使は、国連憲章で認められています。
それが集団的自衛権となると。
日本が直接武力攻撃を受けていない場合でも、武力行使ができるという内容に変わってしまったんですね。
https://www.toben.or.jp/know/iinkai/kenpou/column/5020261.html
ここに登場する存立危機事態。
これが、あの高市さんの台湾発言になるわけです。
岡田さんが国会で問い詰めた後に、高市さんが出した答えがこれ。
台湾有事が、存立危機事態に該当すると言ってしまったんですね。
これ該当するということは、日本が攻められなくても、台湾に何かあったら日本は武力行使をするよと宣言したようなもの。
いわば、中国に「やるからね~」と宣言をしたようなものなんですね。
これを聞いた中国、怒ってしまうのは当然と言えば当然かもしれません。
だってこれまでの首相は、あの安倍さんでさえ、「台湾が存立危機事態に該当するかどうかは答えられない」としてきていて、明確な答えは避けてきていましたから。
トランプ大統領も、この台湾問題には口を出さないと明言していましたし。
歴代の首相もトランプさんも、中国やその他の国に配慮をした返答をしてきたわけです。
そんな配慮を、高市さんは簡単にひっくり返してしまった。
さてこのことを、国民がどう考えるか。
選挙で大勝したということは、国民はこの高市さんの発言も支持したということになり、台湾に武力攻撃があった際には、日本国が武力行使をするということを容認した結果になります。
まあ、現段階では必要最低限の武力行使という設定になっているし、自衛隊がやるんでしょ?って軽く考えられなくもない(自衛隊の関係者には軽いことではないですが)。
しかし。
ここで、この「改憲」っていうが幅を利かせてくることになるんです。
「自衛隊は一体何なんですか?」
「世界的に見て、どういうものなんですか?」
「はっきりさせるために自衛隊を憲法に入れましょうよ!」
高市さんがどこかの会場で、そんなふうに演説されていました。
こちらは、自民党が優しく改憲について説明しているサイトです。
自衛隊の位置づけを明確にするために、自衛隊を憲法に明記したいと、この自民党のサイトではこんなふうにやんわりと声がけをしています。
でもね、実際の自民党草案には自衛隊なんて言葉は存在しません。
「国防軍」です。
軍になりました。
所属者は軍人と明記されています。
そしてこのくだりには、もっと恐ろしい新設の部分がありました。

国防軍の軍人や公務員が犯した罪は、裁判所ではなく、国防軍内に置かれた審判所で裁判されるとのこと。
一般の裁判とは違い、特別な場所で軍人の裁判をする。
この意味って何でしょう。
これって、昭和の軍事政権じゃないかって思えます。
草案を読めば読むほど、しっかりと、ある方向性に傾いてきていると感じるのは、私だけでしょうか。
ここで確実に言えるのは、自衛隊という名前の扱いだけの問題ではなくなるんだなあということです。
こうやって、改憲という話題により、いろんなことを知ることになり、改めてこれまで自分が無知であったことを気づかされます。
時代の流れもあり、今の不安だらけの世界状況を見ていると、集団的自衛権も改憲も、必ずしも悪だと決めつけることはできません。
当時の安倍さんや現在の高市さんが、私利私欲や自身の権力のためだけに、これを目指しているとは思えないからです。
世界の中の日本を考えた場合、そして、日本の今の状況を考えた場合、何が一番いいのか。
本当に真剣に考えて答えを出してほしいと思います。
そして。
私が今、これを書きながら考えること。
それでもやっぱり、日本は豊かな国であってほしいということ。
決してお花畑的な思考ではありません。
豊かになるために、軍隊は不要なんです。
軍隊を持たないメリットを、AIはこう答えます。
これを80年間、貫いてきたのが日本なんです。
そして、軍隊のない国として一番のメリットは、他国に敵対視されないということ。
無抵抗なおとなしい国に襲い掛かることはほぼ無く、だからこそ日本は高度成長して、平和を築けたわけです。
もちろん憲法の存在も、日米安保条約の存在もあっての平和だということも、当たり前に理解はしています。
日本国が武力を持たずにいることが、平和の存続につながったことはひとつの事実です。
それを、これからもつなげる挑戦をしてもいいんじゃないかと私は考えます。
軍を持って、戦うことを目指す挑戦もあるというのなら、こうして敵をつくらない豊かな国を続けようとすることも、これからの時代への挑戦じゃないでしょうか。
一度変わった平和憲法を、もとに戻すことは不可能です。
その時が来るまでに、皆が考え続けることが必要です。


