数日前のこと。
いつものように、パソコンで仕事をしながら、ふと気づいたことを検索したりして過ごしていました。
そんな、昼過ぎのまったりとした時間。
突然に、なんとも恐ろしいことが起きてしまったんです。
あまりの恐怖で、前後の記憶がぶっ飛んでしまったその出来事とは。
何らかをぷらりと検索していた時だったのですが、スッと、広告表示のようなものが画面の上のほうにポップアップされました。
そこには大きく見出しで、「高市首相、70歳以上の免許更新不可を検討」となっているじゃないですか。
は?
なにこれ、マジ?
驚きと怒りで、すかさずそのポップアップをクリック。
すると、その記事が画面全体に表示されて、真ん中あたりに、たしか「続きを読む」という文字が入った、色のついた四角い枠がありました。
ん?
これ、クリックしてもだいじょうぶかなあ・・
一瞬ためらったのです。
なんだかわからないけれど、どうしてだかわからないけれど、長年の経験かなんかで、この四角に対して、何かを感じはしたんです。
でも、なにしろ免許証のこととなると我が家の死活問題になるため、指が勝手に動いてしまいました。
そしたら、いきなりこんな画面が!

なんか音声も流れていました。
ウイルスに感染した可能性があるとか、この画面は閉じれないとか、そんな内容だったかもしれません。
もうね、頭がパニック状態。
だってね、仕事もしていたので、会社の情報も開きっぱなしだったわけで。
真っ先に、会社に迷惑がかかるって思っちゃったわけで。
上の画像の通り、✖ボタンも出ていないので、この画面を閉じることができない。
すぐに、電源ボタンを押したけれど、2度やっても、またこの画面になって、「シャットダウンはできない」みたいな音声と、警告音が鳴って、もう、私の頭の中のほうが終了状態。
大きくマイクロソフトという文字とロゴが表示されているものだから、完全にウイルス感染だと思い込みました。
そして、表示されているマイクロソフトの電話番号に電話をかけようとしたのですが、その前に・・
なんともラッキーなことに、この日、娘が在宅ワークをしていたのです。
私があたふたしている間、娘はトイレに入っていて、気持ちよく鼻歌を歌っていたところ。
「ああ、○○ちゃん、大変なことになっちゃった!!!」と、トイレのドアに向かって叫んだ私。
娘は驚いて、「どうしたの?ちょっと待って!」と言って、すぐに出てきてくれました。
私の机に置かれたパソコンを指さして、「こんなことになっちゃって」と半べそを書いている母を見て、娘は冷静にパソコンの前に座って、あっという間にこの画面を閉じてくれました。
まずは、マイクロソフトのサイトで、この電話番号が偽りで、詐欺だとわかったので、[Ctrl] + [Alt] + [Delete]で、タスクマネージャーを開き、消せなかった恐ろしい画面を削除してくれました。
「これはね、電話させてお金をとる詐欺の画面でね、電話さえしなければ大丈夫だって事例で出てくるよ。でも、念のため、ウイルスバスターに電話して、対処方法確認と変なソフトが入ってないかどうかのチェックもしてもらって」
娘の迅速で的確な言動に、思わずおろおろ泣きながら、抱きついた私。
よしよしと、娘は背中をさすりながら笑っていました。
ああ、なんて恵まれた母でしょうか・・
そのあと、ウイルスバスターに電話して、娘の言うとおり、何もなかったことがわかり、心からひと安心。
ウイルスバスターの担当者に、70歳以上の免許更新がなんちゃらという記事に引っかかったから、これは私のような中高年を狙った詐欺なのかと尋ねると、もう数年前から、こういう案件は多く上がってきていて、老いも若きも関係なく、いろんなサイトから誘導されるようになっているのだそうで。
たまたまということなんでしょうが、なんだかね、私が政治関連のことをよく調べていることが関係しているようにも思えるんですけどね。
ま、こういったデジタル機器には、便利の裏側にいろんな罠が仕掛けられていて、私のような若くない人間は、本当に心して向き合わないと危ないものだなあとつくづく感じた出来事でした。
そして、昨日も新たにドッキリが。
こちらはただただ、毎度のおケチが招いた出来事なのですが。
1ドル160円をつけていた、為替相場。
一昨日の夕方に警戒していた通りの介入が入り、5円も円高に振れました。
そして昨日の朝になっても、まだ円高状態であることを確認したので、今のうちに夏の旅行のために、多少でもユーロに換金しておこうと、ネット銀行からWiseの口座に振り込みました。
ところが、いつもは数分で反映されるはずが、10分経っても確認ができません。
実はね、これもまた私のアナログ直感が生かされなかった出来事になりました。
私は事務職を長年やってきているので、数字や書類のチェックは十二分にやるという性質が身についています。
2度見、3度見は当たり前。
なのにね、この時に限って、大丈夫かなあと一瞬思ったにもかかわらず、確認しなかったんですね。
実はね、Wiseの口座が変わっていたんです。
ネット銀行から前回Wiseに振り込んだのが2月。
今回、その履歴をそのまま使って振り込みました。
慎重な私、いつもなら口座を確認するのは当たり前のことなのですが、なぜかその時に、そう簡単に口座が変わるはずがないという謎の確信と、それまであまり感じたことのない「面倒」という気持ちを持ったのを覚えています。
その後、入金が確認出来ない事態になり、そこからは大慌て。
口座をチェックしたら、変わっている。
慌てて、電話問い合わせができないネット銀行の振込先間違いの事例を検索して。
なぜだかログインパスワードが無効になっていて、それを再設定したりもして、相当な手間をかけて、ようやく組戻しという依頼をかけることができました。
有料で880円かかりますが、間違えた相手に返金を求め、それに応じてもらえれば返金されるのだそうです。

ま、相手はWiseなので、時間がかかっても返金されるだろうとは思いましたが、なんだか不安にはなります。
その後しばらくして、Wiseの口座の残高を見てみたら。
なんと、普通に入金されているじゃないですか!
なんで?
念のためにWiseに確認すると、口座が変わったこと、前の口座はまだ生きていて入金が可能だったことを報告されました。
入金の反映が遅かったのも、前の口座に振り込んだからなんでしょう。
ネット銀行のほうじゃなくて、Wiseに先に電話すればよかった・・
組戻しの手数料は返金されないので、ただただ880円損しただけ。
これってさあ、為替が動いて喜んでユーロにしたけど、この880円。
為替の差の利益は、たった3000円ほどだろうから、この880円の損って結構馬鹿げているなあ。
そう言えば、前もあったなあ。
たった数百円の振り込み手数料をケチって、いつもは利用しない銀行へ行って、一時停止違反を怠って、お巡りさんに捕まって、9000円の罰金を払ったってことが。
ケチるとロクなことがないというのは、何度も体験したことなのにね。
ま、返す返すも。
振り込み前に、いつもの通りきちんと振込口座を確認すればよかっただけのことだったんですけどね。
しかしながら。
アナログ時代の直感、バカにはできないなと感じました。
新しいものや便利なものには抵抗を感じ、何度も見直して、叩いてみてからそこを渡るみたいなそういう習性は、残していいものですね。
その根底にはきっと、お金を失う怖さや、壊したら次はないというビビりや、失敗すれば怒られるという恐れとか、そういう昭和時代に培ったなにかがあるのかもしれません。
とはいえ、スピードを求められる今の世の中です。
培ったアナログ習性も忘れずに、若い力に頼りながら、なんとかデジタル化に適応していきましょうかね。