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行ってきました、香港&中国!⑥

漓江下りを終えて、時間は14時半。

さて、今回の旅行で、この漓江下りとともにツートップの目的であった陽朔如意峰。

Trip.com

このまま行かずに桂林に戻り、列車に乗って香港へ帰るか。

それとも、予約している列車を最終に変えて、急いで向かって体験してくるか。

行くとしたらね、いろいろ、本当にいろいろ、頑張らなくちゃいけないんだけど・・

でもさ、ここへ行きたくて中国、来たんだよね?

このまま帰るなんてできないいよね?

そうだよね・・

グダグダ考えてないで、行っちゃおうか!

 

てなわけで。

船を降りる直前に、3人で決断。

それからは、列車の手配変更と如意峰ロープウェイの再手配、それからDIDIの手配。

大忙しです。

DIDIとは中国の配車アプリ。

海外では必ずUberを使う我が家は、このDIDIのアプリも必須。

しかも中国版DIDIにはカメラが付いている車両もあるらしく。

これには賛否があるようですが、お互いに悪いことができないという安心感もあり、この旅行でも2度使いました。

反日感情も気になっていたし、日本人としては私的にはカメラは歓迎です。

3人で急遽手分けをして手配して、無事すべてが整い、DIDIとの待ち合わせ場所へと向かいます。

船を降りて露店が立ち並ぶ中を、わき目も降らずに急ぎます。

このまま歩いて行った先には、西街という陽朔最古の街があり、ここも観光スポットのひとつになっています。

当初は、この西街をぶらつく予定でしたが、台風で大幅変更となり、まあ仕方ない。

いつかまた来れるときがくるかなあ。

 

陽朔如意峰は、ロープウェイで如意峰という山に登り、そこのつり橋を渡り、ガラスの遊歩道を歩き、またロープウェイで戻ってくるというアトラクションです。

ゆっくり堪能しながら歩けば、3~4時間のコースですが、今回我が家がここで使える時間は最大で1時間45分。

大丈夫なの?

ま、そこは我が家。

無謀ですけどね、わかったうえでのチャレンジです。

 

30分ほどで、ロープウェイの入口に着いて、トイレだけ済ませて、乗り場へ急ぎます。

何も考えずに乗ったゴンドラは、床がガラス張り。

娘はヒーヒー言ってました。

ゴンドラは、1本のロープで昇っていきます。

いや、結構なスリルです。

 

ロープウェイで15分ほど昇り、ゴンドラから降りた先には、あのつり橋とその右側に、龍のようなガラスの遊歩道。

行ってみようじゃないですか!

坂道と階段を上り続けます。

そしてようやくつり橋に。

赤い布きれのようなものは、このつり橋の手前の売店で売っている、おみくじとかお守りのようなものらしく、買った人がこの橋に結わえていくようですね。

つり橋自体は、他の人も渡っているので、それほど怖さを感じることはありませんでした。

 

渡り切ると、展望台へ行く道があります。

陽朔如意峰ロープウェイ

Trip.com

でも、ここへ行ってしまうと、時間が限られているので、他のルートには行けずに、またこのつり橋を戻って、ロープウェイで下るパターンになります。

展望台へ行くのと、あの龍のような道へ行くのと、どちらを選ぶか。

結局、龍の道を選んだ我が家。

そこには、地獄の修行が待ち受けていました。

なにしろ歩く、歩く、歩く。

あの8月のローマでの苦行のように、頭のてっぺんからつま先まで、汗でびっしょりになりました。

それでも休めない。

そう、時間が無いから。

そして、ようやくたどり着いた龍の道。

その入り口には、このようにカバーが置いてあり、ガラスの道を痛めないように、靴にカバーをつけて歩きます。

そしてこれが、ガラスの遊歩道。

もっと怖がるかと思いましたが、案外平気でしたね。

逆に、平坦でしたからとても楽ちんで、ずっとこれが続いてほしかったくらい。

そのあとは、またもや現れた修行道。

本当に時間との戦いだったので、まるで部活動のようでした。

 

くらくらとしながらも、やっとの思いで、時間通りにロープウェイの乗り場に到着。

自分で自分を褒めましたよ。

このあと数日間、筋肉痛どころじゃなかったというのは、まあ想定内のことでしたけど。

3人ともに汗まみれになって、下山。

再びDIDIを呼び、桂林のホテルまで戻り、そのまま桂林西駅へ。

荷物検査をして、少しだけ時間があったので、ハンバーガーを買い込み、ホームへ向かいます。

出国の手続きは、どの駅から乗っても、最後の香港の駅で行います。

 

なんとか、香港へ向かう最終便に間に合いました。

台風で始まった、この数日間の旅。

夕焼けをこうしてゆっくりと見ることができたのは、この日が最初であり、最後でもあります。

最終の列車内は結構混んでいて、満席に近い状態。

お腹が空いていたので、席に着いてすぐにハンバーガーを食べて、ようやくひと安心ができました。

 

帰りの列車も、広州南駅で乗り換えです。

桂林の駅では急いでいたので、写真を撮れませんでしたが、こちらは広州南駅の写真。

駅構内は、とっても広くてきれい(でも、トイレは・・前回書いた通り)。

ホームもこんな感じ。

 

たった1泊の中国旅行から、香港西九龍駅に戻ってまいりました。

中国側からの出国、その後香港側へと入国。

そして、見慣れた駅構内を歩き、前日荷物を預けたWホテルへ。

エレベータホールがこんなふうに本棚になっていて、押すボタンも本棚の中にあって、とてもおしゃれなホテル。

 

夜遅い時間でしたが、お腹が空いて、日本から持ってきたカップ麺を3人で食べて、汗まみれの体をシャワーできれいに整えて、ようやくベッドへ。

陽朔での修行のせいで、すでに体中は痛い。

ま、翌日は帰るだけなので、朝は慌てることなく、たっぷりと体を休めることができます。

しかしながら。

まあ本当に、慌ただしく詰め込んだ2日間だったという感想。

はじめての中国は、こんな旅となりました。

 

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