とうとう、ロシアが動いてしまいましたね。
私なりに、ウクライナの歴史を知るため、この侵攻の目的を知るため、ざっとですが検索して調べてみました。
ウクライナは、ソ連の崩壊とともにできた独立国家で、もとをたどればロシアと同胞です。
いわば家族のような位置づけだったウクライナが、なんとプーチンさんにとって憎くてたまらない組織であるNATOに加盟をしたいと言い出します。
これまでもロシアに近い東欧の国々が、NATOに加盟していっており、ウクライナはロシアにとって、西欧+アメリカの勢力に屈しないための最後の砦のようなものでした。
ロシアに背を向けようとしているウクライナですが、これまた内情はまた複雑です。
国内は親ロシア派と西欧派のふたつに分かれていて、争いもずっと続いています。
それゆえ、今から8年前には、この争いの鎮静という意味合いで、ウクライナの一部であるクリミアへのロシアの侵攻なども起きてしまうわけです。
そういう流れもあり、本丸であるウクライナへの侵攻は、わかっていたことであり、それがいつ、どんなタイミングなのかを、関係国はずっと注視してきたのです。
そして。
西との境で緩衝国となっているウクライナが、鮮明に西になってしまうのはあまりに脅威であり、これにはどうしても納得がいかないプーチンさん、NATOへの加盟を強く望む現大統領が統治するウクライナに対して、いきなり数日前に攻撃を開始してしまったわけなんです。
実はウクライナは、独立3年後にブタペスト覚書という約束を、米英露の3か国と交わしています。
独立国家となったウクライナにはソ連時代の核が多く残っていて、それをすべて譲り渡す代わりに、3か国に安全を保障してもらうという内容なのです。
今やだれも助けてはくれない孤立無援のウクライナ国。
あの約束はどうしたのか。
誰が安全を保障してくれるのか。
それを言えば、勝手に西側に付こうとしたからだとプーチンさんは言うかもしれませんが、ウクライナは独立国家です。
プーチンさんには気分が悪いかもしれませんが、独立しているんだもの、好きにさせてほしいという気持ちだって持っていいはずですよね。
こう見ると、今回の侵攻は感情論によるものだと、偉い先生たちが言われているのも頷けます。
そして歴史上では、約束というのは何の役にも立たない、反故されて当然のものであるということ、それが繰り返されているだけだということがよくわかりますね。
ずいぶんと大雑把で、拙い内容ですが、今回の侵攻について私なりに書いてみました。
そして、国と国といえども、普通に自分を取り巻く人間関係と共通しているんだなあとも感じました。
刺激しないように、ときにはうそをつきながら、相手の出方を見ながら、上手く付き合うこと。
なんだかね、息が詰まるようなやり方だけどね、仕方ないんですよね、きっと。
平和の為なら。
これが真の外交ていうやつなんじゃないでしょうか。
そして日本です。
こののらりくらり作戦で、大国に負けない手合わせができるでしょうか。
昔自分の土地だったよね~という理屈から言えば、尖閣諸島や沖縄までが中国に、北方領土はロシアからの返還などないまま、日本はいいようにされてしまうことになるかもしれません。
中国と台湾の問題は、もうすぐそこだという話。
台湾を統合すると同時に、中国は日本の領土までを手にしようとしているのではないか。
台湾がどうなり、尖閣がどうなり、日本がどう関わり、はたまた巻き込まれていくのか。
日本も戦争当該国になるのか。
アメリカの支援をどこまで引き出せるのか、もしくは見放されるのか。
核があれば、ウクライナのような目には合わない。
そう言い出す人までいます。
これから先、私たちの未来にどんなことが待ち受けているんでしょうか・・
でも、なによりも、心から。
国のリーダーたちには、一般の人々の命や生活や夢を奪ってしまう権利は誰にも無いんだということを、きちんと胸に刻んでおいてほしいものです。