パリ、最後の日となりました。
なんだかんだ、渡仏前は嫌な情報ばかりが先行していて、ちょっと気が乗らないなあというパリでしたが、来てよかったと思いました。
前にも書きましたが、「知る」ことができた。
この知るということの意味や必要性を、はじめて知った旅だった気がします。
~8月11日 金曜日~
朝、ゆっくり起きました。
連続7回で食べたホテルの朝食。
今日でお別れです。
お気に入りのお部屋と景色ともお別れです。
ありがとう、とても素敵だったよ。
このホテルには不満がありませんでしたね。
まあ、しいて言えば、シャワーの排水が少し悪くて、洗面室まであふれてしまったことがありましたが、これもきちんと掃除してもらってからは大丈夫でした。
1か所のホテルに7泊というのがよかったかどうか。
我が家はこれがよかったと思っています。
結果的には、ヴェルサイユやディズニー近くに1泊して、たっぷり2日間でまわるったほうがよかったとは思いますが、それは結果論で。
はじめての場合、右も左もわからないわけですから、重い荷物を持って移動する方が大変だったでしょう。
バスや地下鉄などの交通網がしっかりしているので、1か所に拠点を置いてあちこちに身軽で動く。
これが正解かなと思います。
なので、次があるとしたら、もう少し安いアパートを借りて滞在というのがベストでしょう。
今回は、素敵なホテルに泊まれたこと、これもいい思い出になりましたけどね。
11時にエミレーツの迎えの車がやってきました。
空港へ向かいます。
空港に着いたら、まずは免税の手続き。
1店舗に付き100ユーロ以上の買い物をした場合、ちょっとした手続きで12%の税金が戻ってくるんです。
息子がギャラリーラファイエットで少しだけ買い物をしているので、ここで免税手続きをします。
日本語も選べて、簡単に終わりました。
後日、クレカに返金されるということです。
パリの空港では、チェックイン後も、ビジネスクラス以上は通路も違います。
まったくもって、どこも待つこともなく、すんなりと歩いて行けるんです。
左側が優遇レーン。
快適に進めます。
エミレーツのラウンジにやってきました。
落ち着きがあって、とても素敵です。
少し腹ごしらえをして、免税店へ。
娘がプラダの財布を購入。
フランスなのに、イタリアブランドですかい(笑)
そして帰国便に搭乗。
もう見慣れた機材。
どっかの浮浪者のようなおばさんが乗っています(笑)
このあと、出発がめちゃくちゃ遅れて、結局経由地のドバイで過ごす時間がほとんどなく、成田便に乗り込みました。
ドバイのラウンジのごはん、とってもおいしそうだったのに・・
成田行きの機材。
おねむの時間です。
ドバイから成田までは、こんなふうに飛行機は飛びます。
飛行機って、本当にすごい。
成田までの機材の食事が、過去すべての機内食の中で一番おいしかったですね。
いつも残してしまうのに、ほぼ完食でした。
ご飯のとなりにあるのは、煮魚。
これがおいしかった・・
いよいよ成田に着くよということで、明るい機内。
ビジネスクラスといえども、長いフライトは乗り疲れがありましたね。
エミレーツ航空も利用してよかった航空会社でした。
なんと言っても、アメニティがブルガリですから。
こうして、10日間の旅行が終わりました。
総括すると、パリ、よかったです。
なんだかなと思うことはありました。
いつもスリに気をつけなくちゃならない。
トイレは思ったほどひどくはなかったけど、全体的には日本のレベルじゃない。
タバコのにおいがひどい。
赤信号なんて関係ない。
でも、それを上回る、圧倒的なパワーを感じました。
見ておくべきものだという使命感のようなもの。
なんだろう、日本人の心を揺さぶるもの。
前回書きましたが、フランス人って、日本人と似通ったものがある国民性だと思いました。
古いものを意固地なまでに大事にする感じ。
フランスが好きだという日本人が多いのも納得です。
最初に書きましたが、パリは旅というより、大人の社会科見学です。
知ることからはじまる。
そしてそれを受け容れていく。
そういうステップを踏む場所。
そして1ヶ月経った感想ですが、また行きたいと思っています。
もう石づくりの建物はこりごり、飽きるんだよね~
そう思っていたのに、今は、中毒性のような柔らかさを感じるようになりました。
息子のためのパリでしたが、なんだか変わった、一味違った感想を持ちました。
いい旅でした。
Merci Boku!
また会える日を・・