とうとう8日目。
パリを散策できる最終日です。
いつもいつも、旅はあっという間。
たまに何週間も旅行へ行くという人の話を聞きますが、それってほんと羨ましい環境ですね。
それでは8日目。
~8月10日 木曜日~
この日の予定です。
前々日のディズニーがたたり、疲れてしまった息子を気遣い、早起きはやめようということになりました。
ここで寂しいことに、モンマルトルに行かない選択肢がとられます。
何気にね、モンマルトル、行きたかった私です。
パリの中心地とは違う雰囲気を、初心者の私でも感じ取っていたので。
オペラ座とどちらをとるかということで、子どもたちはきっと名の知れたオペラ座を希望するだろうと、即座に考えてしまったわけで。
きちんと話し合えば、モンマルトルになったかもしれなかったなあ・・と、あとから思いました。
でも、オペラ座もすごかった。
たぶん私的には、ルーブルよりも、もしかしたらヴェルサイユ宮殿よりも、圧倒された感がありました。
バカでかくないほどほどの大きさで、魅力が凝縮されていたからかもしれません。
モンマルトルの丘は、パリが一望できる小高い丘ということです。
パリの北部に位置していて、歓楽街としても栄えて、有名なムーラン・ルージュというキャバレーがあります。
そのあたりを歩いて、丘からパリを見てという私のなんとなくの希望ははかなく消えましたが、次回のパリがあるなら、その時には回収していきたいと思っています。
というわけで、またもやゆっくりと朝食を食べて、オペラ座へ向かいます。
ホテルの前で。
バスに乗って向かいます。
オペラ座、見えてきました。
これまた素晴らしい!
これは正面ではなく、西側になるようです。
オペラ座というと、一般的にこのガルニエ宮を指しますが、パリにはもうひとつ、もっと近代的な建物の「オペラ・バスティーユ」があります。
どちらでもオペラ会場ですが、このガルニエ宮がやはり観光スポットになっています。
見事な入り口。
しばし写真を並べますので、圧倒的な迫力をどうぞ。
写真ではほんとに伝えられないくらいの豪華さで、驚きの連続です。
こちらは、オペラの観客が休憩する場所だということ。
豪華絢爛とはこのこと。
劇場なので、こんなふうに扉があります。
公演はしていませんでしたが、中を見ることができました。
そして、この天井画が有名だということ。
シャガールの画です。
シャガールを知ったのは、実は稲垣潤一の「ロングバージョン」の歌詞の中に、「コピーのシャガール」というのが出てきて、何ぞや?と調べたのがきっかけ。
ま、それ以上の発展はないのですが、そこで生まれて初めて、シャガールという画家の名前を知った私です。
このオペラ座の以前の天井画は、もっと古典的なもので、これをつくり替えるのには、相当な反対があったようです。
現代のように、相当な誹謗中傷をシャガールは受けて、もうあまりのひどさに、お金は一切要らないからと言ったそうで。
この絵の中には、エッフェル塔や凱旋門など、パリの美しさがたくさん描かれていて、ストーリー性があるというのに、やはり古きものに重きを置いている国民性には受け容れがたいものだったんでしょうね。
フランスの国民性、嫌なんだよね~と言いながら渡仏しましたが、なんだかどこかの国に似ているなと感じて帰ってきましたよ。
これも休憩のお部屋なんでしょうか。
いちいち素晴らしい。
ここがまたすごい。
図書館なんです。
まるでハリーポッターの世界ですね。
娘の奥の方に、ドガの画が飾られているのが見えますか。
本の貸し出しはできるらしいです。
いやオペラ座、行ってよかった場所です。
素直に感動しましたね。
そして近くにあるスタバに入りました。
ここは、娘がチェックしていて、是非にということだったのですが、ここも素敵でしたね。
オペラ座の続きのようでした。
そのあとは、すぐそばにあるギャラリー・ラファイエットへ。
老舗のデパートです。
日本でいうなら、日本橋の三越といった感じでしょうか。
こちらの吹き抜けがまたすごい。
非常に豪華です。
この本館の屋上テラスが、絶景だったようですが、残念ながら調べて行かなかったので、その下の階のフードコートのようなところでランチしました。
でも、ここからの景色もよかったですよ。
デパートの食品館。
どれもみなおいしそうでしたが、この果物の陳列は日本では見ない感じで、カッコいいなあ。
まだここでワインなどの買い物をするという息子と別れて、私と娘はヴァンドーム広場へ。
この広場は、かつての貴族たちの邸宅に囲まれているもので、真ん中の塔のてっぺんにはナポレオン像です。
今では、高級ブティック店が、ずらりとナポレオンを囲んでいます。
ブラブラとウインドウショッピングをして、広場を離れると、こんな寺院を見つけました。
ちょっとした街角にも、こんなふうに普通に目を引く建物があるんですね。
中も見させていただきました。
そして、近くのオメガにはパリ五輪のデザイン時計。
新しいものと古いものが融合していますね。
さて、歩き回った私と娘は、ここからUberでシャンゼリゼへ行き、モノプリでお土産を買って、ホテルに戻りました。
先に帰っていた息子と合流して、最後のディナータイムです。
バスに乗って、日本人オーナーのレストランへ向かいます。
8月は、多くの素敵なお店がバカンス休業しているため、営業しているレストランを見つけるのは結構大変でした。
こじんまりとした、素敵なお店。
フレンチの創作料理。
パリへ来て、小奇麗で、おしゃれなフレンチは最初で最後だった気がします。
見た目の美しさ、お味、接客。
どれをとっても最高でした。
テラス席に通してもらえたし。
本当におすすめのレストランです。
最後のディナーがここでよかった。
お腹いっぱいになって、バスで帰ります。
バス停までの道。
パリそのものの風景。
このバス停で20分以上も待ちましたが。
待っても来ないので、仕方なくUberで帰ります。
8日目が終わり、いよいよ明日はパリを去ります・・