ラスベガスを満喫できる最終日(その翌日は早朝に空港へ向かうので)まで、話を進めてきましたが、なんと間違いを発見。
前日8月31日、ドライブに行ったその夜、Bellagioのバフェで夕食を済ませた後、夜9時半からシルクドソレイユ「O」を観劇していたのです。
すっかり9月1日に観たと勘違いして話を進めてしまいましたが、ん?どうも違うぞと、今になって気が付きました。
というわけで。
8月31日夜に一旦戻ります。
バフェで夕食後、Bellagioのシアターへ。
2部制になっていて、いい席が取れたのは遅い時間のほうの夜9時半からでした。
やはり観るからにはいい席でと思い、ひとり196ドルのお高いショーとなりました。
それでも観る価値があると、コメント欄でもいつもお世話になっているカクゾーさんからのお勧めもあり、これはもう3人とも楽しみにしていました。
チケットはあらかじめ公式サイトで、2か月前に購入。
ドレスコードは特別に必要なしですが、TシャツにGパンではなく、ちょっと小奇麗な格好で。
寒いと困るので、羽織ものもきちんと持って。
30分前には列に並び、開場となって順番に入場していきました。
アメリカ人って時間にルーズだと思っていましたが、いつも早めに来ているなあという印象です。
楽しむことには足取りが軽いのかも。
ここを抜けると、売店が右手にあり、そこで飲み物やお菓子を買うことができます。
お水とポップコーンを買って、シアターへ。
我が家の席は、真ん中のブロックの前から8列目。
いい席ですから、高いわけです。
開園時間となり、前座のようなものが始まりました。
そして天井から人が降りてきて・・
ここからは、もう息をのむほど素晴らしさで、ひと言で言えば、水を存分に使った世界一美しいサーカスといった感じでしょうか。
これ、眠くなる人はいないです。
少しの狂いも許されない、極上のエンターテイメントですね。
きっと写真を撮ったらいけないのでしょうが、撮ることも忘れてしまうほどでした。
見終えて、ホテルまで歩いて帰りながら、私以上に息子と娘が興奮してしゃべっているのがわかりました。
「いや~お母さん、ありがとう」と息子。
いい思いをしたときには、息子は開口一番、私にいつもこう投げかけてきます。
これを聞くと、ああ、やった甲斐があったなと思う私です。
ラスベガスは正直、私のケガもあったせいか間延びした感があったのですが、このショーを観れたことはラッキーだったと思います。
そして、話を元に戻します。
このショーの翌日に、あほらしくも恐怖であるPCR検査をして。
それを見事クリアして、さて、最後の日を満喫です。
まずは、行きたかったNew York New York Hotel。
向かい側のホテルMGM。
もう全開、満開のラスベガスといった感じですよね。
New York New York Hotelのバフェでランチのあと、最後のカジノだと息子は喜んで飛んでいき、私と娘はショッピングです。
ふたりとも初めてのLouis Vuittonで、お財布を購入しました。
今や絶体的に日本の方が安いのですが、まあ、こういう時にしか買わないという心理が働いてしまったわけです。
その後はぶらりぶらり。
さすがに足が棒のようになってきて、ホテルに戻っていきました。
最終日の夜は、泊まったホテルマリオットグランドシャトーの1階にあるレストラン&バーで、飲みながら食事を。
と、かっこよく決めるはずが、オーダーしたカクテルのお酒の味が強くて強くて・・
ほぼ飲めずに、つまみだけをお腹に入れて退散しました。
部屋に戻り、翌朝は早い出発のため、しっかりと荷造り。
はじめてのラスベガス。
でも、たぶん私はもう来ないだろうと思われるラスベガス。
大きな窓から見たこの景色とも、本当のお別れですね。
~2022年9月2日(金)~
ラスベガスからロサンゼルス経由で羽田へ帰ります。
朝6時半にUberを呼び、空港へ。
空港にさえスロットマシーン。
空港内をトラムで異動します。
セキュリティチェックを終えた後に、朝食。
ボリュームがあって、珍しくおいしかった~
1時間ちょっとでロサンゼルスに着き、JAL便のビジネスクラスでゆったりと帰ります。
今回、往復ビジネスクラスが利用できて、本当によかった。
まさかの今回のアクシデントで、もしもエコノミークラスで帰るとしたら、これはとてもきつかったですから。
不幸中の幸いってやつで。
いくらでも足が延ばせて、好きなように過ごせるビジネスクラスは、本当に快適でした。
帰りの飛行機では、いつもそうですが映画を見てしまいます。
10時間以上ですから、どうしても寝てばかりはいられません。
今回選んだ映画は「ショーシャンクの空に」。
息子が高校生の頃、この映画を見るという課題があり、その時にこのタイトルだけは知っていました。
これは見るべきだと息子にも言われていたのですが、それから7年ほど。
もうね、なんとも言えない余韻が残る映画でした。
前回の旅行のときに、やはり機内で見たのが「フォレスト・ガンプ」。
これも心に波のような余韻を残す映画だと思いましたが、今回はもっとがっつりと私の心に残りました。
今回の旅行とリンクしているんですよね。
男性の主人公は、犯していない罪によって刑務所に送られ、そこで悲惨な日々を送り、最後は刑務所を脱出して、安らかな時間を手に入れるといったあらすじです。
まず刑務所が舞台ということで、今回行ったアルカトラズ島と重なります。
そして、執拗に男に強姦されそうになるシーンも多く、これが今回気にしていたmonkeypoxの危険と重なり。
そして最後に逆転劇があり、それまで苦しくて仕方なかった観る人の心を、一気に解放してくれる見事な展開に、ぐっと掴まれてしまうんです。
一度見た後、隣の娘に勧め、娘のモニターでもう一度、音声無しで一緒に観てしまいました。
帰国後も、しばらくこの映画が頭から離れない日々が続いたくらいです。
アメリカ旅行の余韻よりも、強かったかなあ・・(笑)
というわけで。
無事に?日本に帰ってまいりました!
最後は駆け足の旅行記になってしまいましたが、私にとってどんな旅だったか。
前にも書きましたが、国内旅行の延長のように、構えずに過ごせた旅でした。
行き当たりばったり感が、楽だったなと。
ビーチリゾートでゆっくり過ごす人は、こういう感覚なんでしょうが、しばらくぶりにそんなゆるい感じの旅でした。
コロナの爪痕は、アメリカにも確実に残っているし、日本ではまだまだ現在進行形です。
そういう意味でも、準備期間も含めて特殊な旅だったと思います。
前回のアメリカ旅行とは全く印象が違う旅であり、行ってよかったよねという言葉だけが出る、不思議な旅でした。
ただ、確実に次の旅へのステップにはなりました。
そしてなんといっても、私のアクシデントです。
またもや、自分の体と向き合わなくてはいけない羽目になりました。
現在は、足首、膝、手首に違和感が残っていて、まだまだ普通の状態には戻れそうもありません。
これもこの旅の、貴重な痛い思い出となりました。
次なる旅の前までには、なんとかしたいものです。
長い旅行記になりましたが、これで完結です。
いつまでも仲良く、心から愛しく思える子どもたちと共に・・