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今どきニュース・旅行記・大学生&社会人の子ども情報など、50代女子のよろずブログ。

オレンジと日本の危機

突然ですが、イナゴという虫を食べたことはありますか?

子どものころ、私の苦手な実母が、これまた苦手なこの昆虫を煮ていたというおぞましい記憶があります。

虫を食べるという行為は、どうしても受け入れがたいものですね、私には。

まあ、地域によっては今も、イナゴだけでなく、虫を食べる食習慣ってありますからね。

これはこれで、いいんです、べつに。

ただ、私自身は食べることは一生ないでしょうね。

ないでしょう・・ん?

そういえば、コオロギを食べる時が来るという風潮になって、給食とかで無理やり食べさせられた子どもたちがいましたよねえ、少し前に。

あの話はどうなったんでしょうか。

いつかまた近いうちに、そういう流れになっていって、私も絶対に食べないぞとは断言できなくなるかもしれない。

そういう不安がなんだか、またまた大きくなってきた気がしますね。

 

今、オリーブオイル、すごいでしょ?

高くて手が出ません。

もこみちさん、商売あがったりじゃないでしょうか。

これ、どう思います?

ヨーロッパでの記録的な干ばつのせいで、オリーブが不作になったのが原因だということ。

たしかに供給量は減っているんでしょう。

でもね、50%近くも値上げになるほど、ほんとに世界的に無いの?

これはたぶん、日本だからなんじゃないの?

日本に買うお金が無いからなんじゃないの?

競争に勝てずに売ってもらえないんじゃないかしら・・という疑問。

それを裏付けるかのように、驚異的な円安。

そこここで、日本が貧しくなった、先が細くなっていると騒がれ始めましたね。

こういうことが、ずっと以前からわかっていたんじゃないでしょうか、国は。

だからコオロギも、NISAも勧めまくった。

一応の転ばぬ先の杖という手立ては、始めていたということ。

 

昨年の夏、オレンジジュースがスーパーの棚から全く無くなった時期に、我が家はパリへ行きました。

ドバイ経由でしたが、ドバイのラウンジでもパリでも、お酒の飲めない母子は、浴びるようにオレンジジュースを毎日飲んでいました。

このオレンジジュースがまた、美味しいんです。

果肉もたっぷりで、オレンジをそのまま食べてるみたい。

どこへ行っても、同じような生オレンジジュースで、この味を覚えたら、もう日本では飲めません。

で、ちらっとこの時も思ったんです。

あれ?日本ではオレンジが無い無いって、なってたよね。

なんで、ここではたっぷりとあるんだろう・・

今考えると、どうにも合点がいかない。

実はオレンジが無いんじゃなくて、買えないんじゃないのか。

もちろん、不作なのはその通りかもしれないけれど、世界にはこうして出回ってはいて、きっとある程度の供給量はある。

でも貧乏な日本は、高くなったオレンジを買うことができない。

これは、今回のオリーブオイルもそういうことなのかもしれない。

あたかも、不作で、世界中でというニュアンスでメディアはこのニュースを流しているけれど、日本だからということなのかも。

9月にはアメリカへ行くし、年末にはドイツに行くし、オリーブオイル探しでもしてみようかなとちらっと考えています。

まあ、オリーブオイルの場合は、高いけれど店頭には並んでいるので、単なるこの恐ろしい円安の影響ということなのかもしれませんが。

なんだかね、2年前にまだまだコロナが怖がられていた日本を抜け出して、サンフランシスコへ行ったときにね、やっぱり世界は違うんだなと感じましたよ。

コロナなんて、もう過去のことだった。

ていうか。

日本が特別なんだろうなあって。

オレンジのこともオリーブオイルのことも、完全に私の憶測ではあるけれど、日本の中だけに居たら、こんなことには気づかなかったし。

やっぱり世界に目を向けることって大事。

もしも私の憶測が正しければ、なんの資源もないこの国は、円の価値がどんどん低くなったとしたら、そのうち何も買えなくなってしまう。

そしたら、コオロギを食べるしかなくなっちゃうんですね・・

 

この日本という国は、他国へ行けば行くほど、素晴らしく住みやすい国であることは間違いないと感じるんです。

おいしい水があって、きれいな空気があって、医療・保険は充実しているし、なにしろ食べ物がなんでもおいしくて、気候も温暖。

治安もいい。

いい国なんです、本当に。

でも、他人が他人を監視して、みんなと一緒じゃないと前に踏み出せない勇気のない国民性のために、とことん世界から遅れをとっている。

遅れをとってると認めない人が多いのも、良くない。

少し前に俳優の鈴木亮平さんが話されていました。

世界に向けて売り出している韓国に、日本のエンタメはかなり遅れをとっていると。

だってそう、一昨年の年末、フロリダのディズニーワールドでのカウントダウンに行ったとき。

その前にずっと流れていた曲が、BTSのダイナマイト。

ディズニーで?

老若男女が、皆口をそろえて歌って踊っていたのを見たときには、驚きでしたね。

そういう状況を、日本の人は皆知らない。

少し前まで、ITってなに?と発言するような大臣もいたわけで。

そんな下で、国民は何をされても、愚痴ばかりは激しくなるものの、行動は起こさない。

こんなにいい国なのに、外の世界を知らないこの国民性が、前に進むことを拒んでいるんですね。

そしてこの国は、やがて沈んでいきます。

だって、若い力が生まれないのだから。

国が貧しいから、若い力が生まれないし、若い力が無ければ、小さな自治体から消滅していく。

もうこの構図が出来上がってきてしまっています。

オレンジジュースが飲めないだけじゃないんです。

井戸端会議のおばさんたちみたいに、誰かを集中攻撃している場合でもない。

 

日本の危機。

これが単なる私の想像の域内ってことだったら、なんともうれしい限りで。

 

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