花粉症に悩まされています。
いやいや、今に始まったことではなく、毎年苦しんではいるのですが、今年は油断していたんです。
引越しをして、昨日が2年経過の記念日。
以前の家はもっと田舎で、花粉が飛びまくり状態だったせいか、症状がひどくて、シーズンに何度か立ち上がれないほどの状態になっていました。
ちょっと薬のタイミングを間違ってしまったとか、マスクをせずにしばらく外に出てしまったとか、そういった不注意で地獄を見ます。
大概は、きちんと薬を服用していれば大丈夫でしたけどね。
しかし、こちらに引っ越してからの2シーズンは、ほぼ花粉の症状が出なかったんです。
都会に来るとこんなに違うんだと思いました。
そういえば、この季節にフロリダに行っても症状はなかったし。
それなら、今年はいろんな薬断ちをしているし、花粉の薬もやめてしまおう。
そんなふうに安易に考えて、つい先日まで過ごしていたら・・
突然左の耳が詰まりだし、なんかおかしいと思っていたら、くしゃみは止まらず、鼻水も止まらず、とうとう一番強い薬を一昨日の朝、飲みました。
眠気が出るので、これまで朝に飲んだことは無いのですが、もうそんなことも言っていられず、這いつくばるようにして、薬箱の奥にしまっておいた薬を取り出して。
それでも耳の詰まりはとれず、頭も重く、なんだか副鼻腔炎も気になったので、耳鼻科も受診してきました。
耳の病気も、副鼻腔炎も検査して、大丈夫だということで、この不調は花粉症が一気に悪化してしまったせいなんでしょうね。
なんだか、あちこち通院ばかりで、本当のご老体になった気分です・・
それにしても耳鼻科の予約人数が半端なくてびっくり。
朝7時のオンライン予約開始と同時に予約を入れて、それでも17番目。
30分後には100人を超えていました。
このうちの多くが花粉症でしょうね、きっと。
私も含めて、こうしてたくさんの花粉症患者が受診するこの3月。
健康保険料、上がります。
厚生年金は上がりませんが。
多くの人が加入している協会けんぽ、きちんと値上りしています。
私と夫で合わせて、2,189円/月アップです。
ちなみに、その前の令和3年から4年に変わるときは、逆に下がっているんです。
これはコロナのせいで、受診を控えた人が多く、医療費全体が低く抑えられたからです。
ちなみに、就職した娘が入っている薬業の組合健保は、本年度のアップは無し。
もともと、大小さまざまな企業が加入している協会けんぽに比べて保険料は低いし、高額療養費の上限が2万円台だったりと、メリット大なんですよね。
息子が加入している公務員の共済も、協会けんぽより保険料は安いようです。
今年度アップがあるかは、調べてもよくわかりませんでした。
夫の会社が加入している、よろず屋のような協会けんぽ。
介護保険料を含むと報酬の11.64%が保険料、その半額が自己負担となります。
毎月数万円の保険料を支払う意味は、この歳になったら感じますが、若い世代はどうでしょうかねえ。
そういえば、大昔ですが、当時30代半ばの上司が言っていました。
俺はこの1年間、1度も病院へ行っていないのに、毎月何万も給料から引かれるのは解せないと。
その時は私もまだ20代前半で、なんてケチくさい男だと鼻で笑っていましたが、今はそう言いたくなる気持ちは理解できます。
病院に縁がないのに、年間で多くの保険料を支払うのは、本当に馬鹿らしいことですが、これが国民皆保険制度というもの。
日本国民の健康は、すべてこの制度に守られているわけです。
もしもの時の高額医療費の負担も軽くしてくれます。
まあ、普通に窓口で支払う金額が3割で、これが10割だとすれば、ちょっとやそっとで病院へは行けませんからね。
少し前に、アメリカ在住の日本人の主婦の方が、SNSで、コロナに罹ったからいい薬があれば教えてほしいなあとつぶやいたところ、多くの人が一刻も早く医者へ行けと返信していました。
これはアメリカの自由診療を知らない人たちなんでしょう。
アメリカは日本と違い、国民すべてが加入する公的な保険制度がありませんから、当然、医療費が高い。
ちょっと熱があって、医療機関に罹っただけで数万円と聞きます。
だから、骨折なんて自分で治すという話もあります。
国民皆保険制度の安心から、ちょっとやそっとで医者へ駆け込む日本人と、そういう制度がないゆえに、滅多に医療を受けないアメリカ人のどちらがいいのかはわかりません。
ただ、協会けんぽを利用して、年に1回特定健診を割安で受けて、メタボの傾向がありますという通知をいただき、そのケアを一緒にしていきましょうという案内までくる至れり尽くせりの保険制度のある日本。
その安心サポートは本当にすごいと思うし、それがあるからこそ、日本人は長らく生きていけるのだということなんでしょう。
長寿の国の人々は、こうして食にも医療にも守られて、平和な日々を送ってきたわけです。
こうして書いていくと、本当にこの島国の人々は、のんびりとした幸せな民族だなあと感じます。
嫌みではなく。
何も起きなければ。
何も追いかけなければ。