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ラップランド&ロンドン旅行③

3日目。12月28日。

オーロラの出現予報のアプリを入れている娘に、何度か起こされながら朝になりました。

オーロラベルトと呼ばれるこの地域で、オーロラが見られる条件としては、まずは天気がいいこと。

そして他に光がないことと、活動が活発であること。

こうなると、すべてが運と言うことになりますね。

昨年、ドイツに向かうときに、機内ではじめてオーロラを見ました。

活発なオーロラは、肉眼でも緑の色がついて見えるようですが、活動が弱いと白いモヤがうごめいている感じです。

それでも、カメラで撮ってみると緑色に写っています。

こんな北極圏まで来て、オーロラが目的じゃないなんておかしいかもしれませんが、実は我が家はその希少部類。

まあ、きれいな緑色のオーロラを見られればラッキーかなあという程度だったので、事前の天気予報も、まったくチェックせずの北極圏入りでした。

娘は、モニュメントバレーの満天の星空を見てからは、どこへ行っても星空の撮影を試みていて、毎回一眼レフとレンズを持参して行きます。

残念ながら、新月のモニュメントバレーを超える星空を、その後は見ることはできていないのですが、北極圏に来たからには、もしかしたらそれを越えてくるかもという期待はあったようです。

結論から言うと、今回もそれはなく、オーロラも見ることはできましたが、肉眼で緑を確認することができないほどの消極的なものでした。

我が家が着いた日の前日に、ものすごい活動的なオーロラが発生していたらしく、SNSであげている人がいました。

本当に運。

ただ、2日目のこの日あたりは、天気も回復したので、もしかしたらオーロラハンティングに参加すれば、緑色のオーロラを見ることができたかもしれません。

このオーロラハンティングとは、その名の通り、オーロラを見るために車で移動していくツアーです。

時にはオーロラを求めて、車で4時間走ることもあるそうで、オーロラをぜひ見たいという人にはお勧めのツアーです。

ただね。

4時間。

おトイレどうするのかしら・・

それを考えるとちょっとね。

それに料金もバカ高いんです。

ひとり135ユーロ、日本円で約24,000円。

ちなみに、前日のスノーシューウォークは、105ユーロ。

ま、何をやっても高いのですけどね。

一応ね、気持ちが高ぶって、現地でオーロラハンティングに申し込むことも想定して、紙おむつ、6枚持ってきましたよ、念のため。

でも結局、参加しませんでした。

いつもイケイケで、チャレンジャーの我が家にしては珍しいことですが、シンプルにオーロラへの執着心がそれほどは無かったということなんでしょう。

同じ北極圏でも、人気のあるサンタクロース村のロヴァニエミの宿泊者などは、私たちの泊まっているイヴァロよりは南で、街灯りも強いことから、このハンティングツアーに参加する人も多いようです。

実は、私がこのアークティックリバーリゾートを選んだ理由は、街灯りが無く、ロッジに居ながらして、もしかしたらオーロラを見ることができるかもという、横着でわがままな野心がチョロッとあったからなんです。

ま、そういうわけで、それなりの気持ちしかない人には、それなりの結果がもたらされるということになりますね。

 

3日目の朝は、雪は降っていませんでしたが、曇っていて、それほど天気がいいというわけでもなさそう。

レストランで朝食後は、リゾート内を散策。

リゾート内には、立派なサウナ施設があるのですが、そのほかにも、こんなサウナも。

この小屋のようなものがサウナで、水風呂もこんなふうに設置されています。

この小屋の右手に広がっているのは、イナリ川。

川が凍っていて、その上に雪が積もっているので、この川の上を普通に歩いたり、スノーモービルで走ったりができます。

このあと参加したハスキーサファリも、この川の上を駆け抜けました。

 

散策のあとは、定番のぶっかけ浜めしランチ。

13時には、ハスキーサファリに出かけるので、ササっと食べて、集合場所のレストランへ。

13時を少し回ってから、ツアーのバンが到着。

このツアーは外部のツアーで、車にはすでに中東系の女性がひとり乗客として乗っていました。

雪深い林の中へと車が入っていくと、数頭のトナカイを発見。

写真を撮っていたら、ドライバーさんがゆっくりと走ってくれました。

 

リゾートから20分くらい走り、サファリの施設に到着。

車から降りると、あちこちから犬の鳴き声。

すぐ隣にも、違うツアーの施設があり、絶え間ない鳴き声に圧倒されがちですが、我が家は、日本に居るうちからハスキーサファリについては結構調べていて、YouTubeで動画も何本か見ているので、「あ、これこれ・・」といった感じでした。

youtu.be

実は、そういった動画の中には、そりから振り落とされただの、木にぶつかっただのというものもあり、これはやばい・・ということで、私の年齢も考えて、やめておいたほうが無難という結論が出ていました。

サンフランシスコでの電動キックボード転倒事故もあったしね。

そのうえ、息子もワンちゃん苦手だし。

でもその後、こんな体験はなかなかできないのだから、なんとかやってみたいという気持ちに徐々に変わり、結局申し込むことになったという次第で。

 

車から降りて、ドライバーの女性に案内されて、一旦施設内の小屋に入り、サファリの身支度をします。

私たちはスノースーツを着てきているので、借りたのはミトンのみ。

スキー用の手袋をしてきてはいますが、それでも手が凍ってしまうと言われ、その上からさらにミトンを着けました。

一緒に乗ってきた、中東の女性は、ここですべてを借りて、彼女の身支度が終わったら外へ出て、そりの説明へ。

今回は、5組が列を作って走ります。

ツアーを仕切る女性スタッフのそりが先頭を走り、後に続く我々は、彼女の手信号を見て、スピードを落としたり、止まったりするようにと言われました。

当然、見た目も老いていて、英語も流暢ではない私が一番のお荷物のようで、スタッフの女性からは、何度も手信号の念を押されました。

ペアを組んで、ひとりがそりに座って乗り、もうひとりがそりを運転。

私は娘と、息子は中東の女性とペアになります。

道中で一旦止まって、ドライバーを交代するということです。

そりの仕組みはこんな感じ。

通常は、赤い部分に足を乗せているだけで、あとはハスキーたちがガンガン引っぱって行ってくれるので、前にはどんどん進んでいきます。

真ん中にある車線の四角い板のようなものがブレーキ。

これを片足で踏みながら、スピードを調節します。

両足で踏むとさらにブレーキがかかり、急に止まるときには、座るようにして思い切りその板に負荷をかけます。

そうしないとワンちゃんたちはどんどん進んでしまうので、そりは動いてしまうんですね。

曲がるときには、自分の体重を片側にかけて体をひねる。

あとから考えるとすべての仕組みは簡単なのですが、はじめてそりを前にして、英語でまくしたてられて、思考が付いて行かず、ちょっぴり不安。

でも、もう仕方ない。

娘と話して、最初に私が運転することにしました。

当然ながら、私がスタッフの女性の次に走ることになり、そのあとに息子のそりが続きます。

ドキドキの出発。

その様子がこちら。

youtu.be

はじめは、不安でしたが、そのうちに段々と慣れて、途中からはまるでプロのようなテクニックを発揮した私。

娘も、最初は大声で私に指示していましたが、途中からは安心しきっていたようです。

仕組みが体でわかれば、もう簡単。

ただ、常に板の上に片足を乗せているような状態なので、自分の足がずっと雪にさらされ続け、足のつま先がめちゃくちゃ冷たくなりました。

結局、私の運転にすっかり安心した娘は、私と代わることなく、1時間強のドライブを終えました。

動画にあるように、ハスキーちゃんたちは、走りながらおしっこもうんちもします。

おいおいと思いながらも、途中からはハスキーちゃんたちの気持ちを汲んで、呼吸を合わせてめちゃくちゃ楽しいドライブになりました。

いやいや、ハスキーサファリ最高でした!

 

サファリを終えて、小さな小屋に入って、焚火と紅茶で温まります。

こちらでは、アクティビティを終えるたびに、こうして焚火を囲みます。

冷え切った体の中も外も、しっくりと温まりました。

 

しばらくして車の用意ができて、リゾートに戻りました。

ロッジのサウナでまたまた温まり、しばし休憩した後は、翌日の帰り支度をしておきます。

たった2泊なんて、あまりにもったいない場所。

そもそも、このリゾート以外の宿泊施設では、3泊以上でないと予約ができないというところもありました。

こうして過ごしてみると、それは正解だと思えます。

実際、3泊くらいしないと、こうして我が家のように、心残りが生まれる羽目になりますから。

 

荷造りをしている間、娘は相変わらず外で撮影。

すると、大声で叫びながら娘がドアを開けました。

「ちょっとだけど、オーロラが出てるよ!」

どれどれ・・

息子とふたりで外に出ると、こんな感じで、うっすらとしたオーロラが。

少しだけ揺れているような場面ありましたが、まあこれが限界かなあという感じのものでした。

 

この日の夕食もレストランで。

前日は停電のせいで、限られたメニューでしたが、この日は多くのメニューから選べました。

前日同様のサーモンスープと、今回はトナカイのステーキ。

昨日のトナカイの肉料理よりも、もっとおいしくて。

それから、白身の魚だったけれど、珍しく焼き魚のような料理で、これがまた絶品でした。

海外旅行をして、これほど口に合った料理ばかりのレストランは、これまでそれほど数がなく。

このリゾート、すべてが気に入った我が家。

本当に毎年のように来れたらいいのに・・

 

夕食後、ロッジへ戻ります。

この夜でお別れかと思うと寂しい限り。

こうしていつでも、きちんとロッジの入口は雪が除雪されていて、すべてにおいて居心地のいい場所でした。

 

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