娘の卒業旅行の本丸であったWDWが終了。
またもや苦行ではあったし、やり残した感もたっぷりですが、それ以上にやり切った感もあり、私自身はスパンと幕引きができた感じです。
それでも。
ディズニーは、私と子どもたちを支えてくれた大事なよりどころ。
「永遠に不滅」である場所だということに、やっぱり変わりはありません。
そのオーランドから移動する、7日目のスケジュールです。
朝早くにホテルを出発。
チェックアウトなんて書いてありますが、普通にスマホで完結。
そういえば、今回どちらのホテルでもフロントに寄ったことはなく、チェックインもアウトも、すべてスマホで終わりでした。
便利な世の中です。
空港まではUberで。
スムーズに空港に着きましたが、着いた途端にびっくり。
外まで乗客が並んでいるではないですか!
アメリカン航空利用者はここに並んでくれとアナウンスされ、おとなしく並びましたが、いやいや、これでは間に合わない。
スタッフが通ったので、オースチン経由でニューオリンズまで行くがここに並ばないといけないのかと聞くと、それなら中に入ってくれと言われ、急いで空港内に。
それでもこんな混雑。
過去にこんな経験はなく、これが年末年始の混雑ということなのでしょうか。
やっぱりこれでも間に合わないと感じ、またスタッフを捕まえて、チェックイン機でプリントした航空券を見せると、すぐにカウンターに案内してくれました。
時間が差し迫っているからなのか、本来並ぶべき場所を案内したのか、その辺はさっぱりわかりませんでしたが、なにしろすぐに荷物を預けられたので、次はセキュリティチェック。
しかし、ここでも長蛇の列。
それでも結構スイスイと動いているので、不安ながらも辛抱強く待ちました。
そういえばシカゴでも、かなりの人が並んでいて、その列を航空券を見せながらまたいでいくインド人らしきファミリーを見かけました。
乗り継ぎで急いでいるようで、皆が優しく先へと移動させていましたが、私たちも今回そうした方がいいのかなと3人で話していました。
なんとか30分ほどで抜けられ、無事に搭乗できたのですが、それからまた次なるトラブル。
いつまでたっても飛行機が飛ばないんです。
どんどんと時間が経ち、確実に次のフライトには間に合わないというレベルになりました。
オーランドと次の空港であるオースチンの間には時差が1時間あり、懸命に頭をクリアにして、間に合うのかダメなのか考えましたが、おそらく間に合わないだろうということ。
意気消沈していたところ、なんのマジックなのか、結構早く着き、あと10分ほどでニューオリンズ行きの便が出発とするというタイミングで、オースチンに到着。
間に合うかも・・
急いで掲示板でニューオリンズ行きの搭乗口を探します。
あ、隣の隣だ!
走れ!!
息子が猛ダッシュして、搭乗口のスタッフにチケットを見せると、スタッフも慌てて案内してくれ、超超滑り込みセーフで、予定していた飛行機に乗ることができたのです。
なんで間に合ったのか、どうしてこうなったのか、まったくもってわかりませんでしたが、とりあえず無事に次の飛行機に乗れました。
思えばホテルで朝5時半ごろに、前日に買っておいたパンをわずかに食べただけ。
お腹は空いていましたが、飛行機で出されたジュースとビスケット2枚でしのいで、なんとかここまでやってきました。
平常心に戻って、機内から撮った蛇行したミシシッピ川。
雄大だなあ・・
全力疾走から1時間ちょっとで、やっとこさ降り立ったルイアームストロング空港。
いろんな意味で感慨深かったです。
重い荷物を持って空港内を移動するのも面倒なので、とりあえずホテルまで行ってランチを食べようということになり、Uberを呼びます。
前回のサンフランシスコやラスベガスでも、Uberはかなり使いましたが、ドライバーは皆一様に陽気で、いろんな話をしました。
でも今回は、そういう気配はまるでなく、ドライバーとは一度も世間話が無かったのが残念。
まあ、シンプルなスタイルで、その方がいいのかもしれませんが。
全体的に、話しやすさという点から、カリフォルニアの方が私たちには合っているなあと感じました。
サンフランシスコの人たちの方が、英語が断然聞き取りやすかったし。
こちらに合わせて話してくれていた気がします。
ホテルに到着。
料金は、WDWの半分以下で、1泊37000円ほど。
円安で1ドル=151円ほどのときに支払っているので、今ならもう少し安いですね。
グレード的には中の上といった感じでしょうか。
エントランスです。
広いお部屋をチョイス。
快適でした。
とりあえずは空腹を満たさないとということで、予定していたGUMBO SHOPへ。
店内はこんな感じ。
GUMBOとはルイジアナ州のスープ料理。
この店は、行列ができるほどの有名店だということなのですが、私たちが行ったときはすでに2時をまわっていたし、平日だということで、すんなり入れました。
オーソドックスに、シーフードのGUMBOとチキンのGUMBOをオーダーすると、バカでかいパンがボンとテーブルに置かれました。
これが空腹にはやたら美味しく、3人で貪るように食べました。
あまりにお腹が空いていて、写真を撮る間もなくがっついたので、レストランのサイトからGUMBOの写真を拝借。
カレースープに近い味で、日本人の口にはとても合いますね。
普通に今も、あの大きなバターたっぷりのパンとGUMBOをもう一度食べたいなあって思います。
料金もリーズナブル。
WDWでは桁がひとつ多いですから。
2人前をシェアしたわけですが、量的には十分でした。
さて、ようやくお腹が落ち着いて、楽しみにしていたニューオリンズの街を歩きます。
まずはニューオリンズという街の紹介から。
アメリカ南部のルイジアナ州の都市です。
ニューオリンズはミシシッピ川の川沿いの都市で、かつてフランスやスペインの植民地だったことから、ヨーロッパの文化が色濃く残っています。
そのニューオリンズの中の一角であるフレンチクォーター。
私が長年憧れて、どうしても見てみたいと思っていた街並みで。
こんな素敵な建物が並んでいるんです。
このフレンチクォーター、どこかで見た景色だと思いませんか?
そう、東京ディズニーリゾートの中にあるんです。
以前にも書きましたが、ウォルトディズニーはこのニューオリンズが大好きだったそうで、アナハイムのディズニーランドに、ニューオリンズ・スクエアというエリアをつくり、この街並みを再現させました。
そしてそのエリアには、ブルーバイユーというレストランがあります。
これはアナハイムにも東京にもあるのですが、名前のバイユーというのが小川という意味で、主にミシシッピ川デルタ地帯の流れの遅い沼地のような水域を指すのだということです。
旅行前にこれを知ったときには、胸がときめきました。
本物のバイユーにも、絶対に行きたい!
ウォルトディズニー・ニューオリンズ・フレンチクォーター・ミシシッピ川・バイユーとつながり、今回の私の後半の旅が実現したわけです。
というわけで。
フレンチクォーターをぶらぶらした後、ジャクソン広場へ。
この騎馬像は、第7代大統領アンドリュー・ジャクソン。
後ろに見える教会は、セントルイス大聖堂。
中に入れました。
ジャクソン広場のすぐわきに、タバスコのお店がありました。
このタバスコも、ルイジアナ生まれなんです。
タバスコを何種類かお土産に買って、夜に乗る蒸気船を見ながら一旦ホテルに戻ろうということになりました。
馬車も走っていて、異国情緒たっぷり。
ミシシッピ川に向かって歩きながら、路面電車の線路を渡ります。
今回はこれには乗れず、残念でした。
ニューオリンズの1日目の夜。
楽しみにしていた蒸気船のディナークルーズです。
蒸気船ナチェス号の予定でしたが、どうやら今夜はその姉妹船になってしまうようです。
残念。
ただ、この姉妹船の方が新しくて、きれいだということですがね。
ホテルに戻って、上着を着て再び船乗り場へ。
19時出航で21時帰港。
2時間のクルーズで、デッキではジャズの生演奏があります。
ニューオリンズは、ジャズ発祥の街でもあり、昼間も街角で演奏している人たちを結構見掛けました。
18時を少し過ぎると、すでに乗船できるようになっていました。
船の中を探索しているうちに出航です。
デッキに出て演奏を聴きます。
ところがあまりの寒さに、わずかな時間で船内へ退散となりました。
ちょっとだけ、演奏をどうぞ。
船内ではビュッフェディナー。
ビュッフェですが、料理はこれがいいと言えば、ほとんど持ってきてくれます。
味はといえば、まあこんなものでしょうという感じですね。
食事は2部制になっていて、私たちは1回目なので、食べ終わったら席を立って、他の船室かデッキに行きます。
これが蒸気船のスクリュープロペラです。
このプロペラの力で、ゆっくりと夜の川を進んでいきます。
2時間は結構長く、ディナーの後は間延び状態でした。
しかもデッキは寒くて寒くて、ダウンコートがなくてはいられないほどで、私たちはずっと船内で座っていて、最後は寝てしまった次第で。
サンフランシスコのときもそうでしたが、いつも船では寝てしまう3人。
なんだかもったいない・・
船を降りた後は、有名なバーボンストリートを歩いてホテルへ。
我が家は3人ともお酒が飲めず、こういうところに来ると人生で損をしている気分になります。
飲んで、陽気になって、楽しむって、やってみたいなあ・・
ちょっぴり怖いと思っていたニューオリンズの夜を、わずかでも体験することができてよかったです。
ホテルに戻りました。
翌日は、熱く語ったバイユーのツアーと、これまた行きたいと思っていたプランテーションの見学です。
いやあ、WDWの時とはブログの力の入れようが違う気がしますね~(笑)