日本の2024年は、大地震に襲われる幕開けとなり、北陸では大変な日々が続いていると思います。
それを支援する人たちも、相当な苦労があるでしょう。
対岸の火事。
世界で起きている戦争もそうですが、同じ国の被災者たちが苦しんでいる中、それに巻き込まれていない自分たちは、ぬくぬくと普段通りに生活をしている。
そのことを、心苦しく思う人たちの声を聞くことが多くなりました。
これは、SNSがもたらした傾向だと感じます。
一方で、他人の立場を思いやることはとてもいい事ですが、それが強いばかりに、そうでない人への攻撃も強くなる。
それを同時に成立させてしまうことは、恐ろしいことです。
例えば、以前池袋で起きた高齢男性の交通事故。
これで幼い子とその母親がなくなり、この高齢男性が俗にいう「上級国民」だったこともあり、当時この男性の親族までが相当な口撃を受けていました。
悲惨な事故で、運転していた男性の過失はとても重いとは思いますが、ここまで赤の他人を責め続けるのはどうなのだろうというレベルで。
私は、この老人を庇うつもりもないし、一瞬で命を落としてしまったこの母子を心からかわいそうだと感じますが、自分にも確実に訪れる老いと、老いていなくてもハンドルを握る限り、誰かを傷つけてしまう可能性が自分にもあるということを考えると、ここまで他人を責めることができなかったですね。
もちろん、自分の家族が被害者であれば、そんな悠長なことは言ってはいられないでしょうけど。
地震も事故も、それによって誰でも平等に大きな被害を受ける可能性があります。
自分が当事者になったら、自分の周りに被害者が居たら、遠い場所で苦しんでいる人が居たら。
それぞれのシチュエーションで、考えるべきことが違ってくるとは思いますが、何かを恨んでも責めても状況は変わらないし、感情に流されることは時間と理性を失うだけだと覚えておきたいものです。
思いを馳せて明日を生きることと、思いをぶつけて明日を見つけられないことの差は、大きいはずですから。
これは、自戒でもあるんですけどね。
だって、偉そうなことを言いながらも、「岸田さん、なにやってるのよ!」とか「万博?やる意味あんの?」とか、ガンガンぶつけてる自分がいるので(笑)
2024年の目標が私にはあります。
英語力です。
私はアメリカが好きで、今年の夏にも渡米しますが、私の英語力と言ったら、中学生のレベルです。
若かりし頃に海外へ行っていた時から、現地での会話は英単語の羅列で、その8割はなり振りかまわない謎の勇気で成り立っていました。
それが、子どもたちと行くようになってからは、特に娘がまあまあの英会話力を持っているので、それに頼りっ放しとなり、自分が話す場面もほぼ無くなりました。
しかし!
これじゃいかん!
なんとか自分の中にとどまっている英単語も、謎めいた勇気も、もうすっかり消え入りそうな気配を感じています。
今年はこれを何とかしようと思い立ちました。
目標は娘です。
私の場合は時間に融通が利くので、9月の渡米までには、ふたりの子どもが驚くくらいになってやろうと、目論むことにしました。
今年還暦を迎える私。
まだまだ負けません。
夫のマンションで昨年の大晦日を過ごした私が、紅白を観ながら、ひたすら打ち込んでいたこと。
ふるさと納税です。
我が家、初のふるさと納税をしてみたんです。
数年前から税理士には勧められていたんですが、確定申告が面倒だったことや、返礼品というものに何の興味もなかったことで、世間の流れに踊らされない自分を決め込んでいました。
夫も、面倒なことが嫌いなタイプなので、自分からは何もしませんし。
でも、経理関係の仕事をしている娘に、年末になってから、再三やった方がいいと言われ続けて。
最後の最後になって、じゃあやってみるかと重い腰を上げてみました。
源泉徴収票を見ながら、夫のパソコンを借りて、ふたり分の金額を確認して、興味がある品物を物色しました。
私はJALマイルを貯めているので、JALのふるさと納税のサイトからピックアップ。
ドドンと大量に申し込みました。
娘のヘヤアイロン、息子のカシミヤマフラー、トイレットペーパー、お米、大好きなハーゲンダッツなど。
これが本当に夫婦4000円負担でいいの?というレベル。
ましてや、計算すると、マイルも寄付額20円に付き1マイルがもらえるという破格レベル。
なぜに、今までやらなかったのか。
そのうえ、面倒だと思っていた確定申告も、今はワンストップ特例制度とやらがあり、郵送申請や電子申請が簡単にできるらしく。
いやいや、恐れ入りました。
踊らされないじゃなくて、踊ってみるのもいいのかも。
でもね、12月31日に慌ててやるのはやめた方がいいですね。
そのワンストップ特例制度とやらは、1月10日までに申請しなくちゃいけないし、マイナンバーカードは必要だし、自治体によっては、電子申請の方法が違うので、いくつかのアプリを登録しなくちゃだし。
簡単じゃなかったです・・
そして気づいたこと。
ふるさと納税って、マイナンバーカードをつくらせること、そのうえマイナポータルに誘導して、健康保険証はじめ、いろんな個人情報を入力させることにつながるんですね。
だからバンバン宣伝している。
まあ、ふるさと納税は、マイナンバーカードと同じ総務省の管轄ですから、当たり前といえば当たり前。
あれだけ、役者等を使ってCMを流し、あちこちの企業もサイトを立ち上げてますが、あの費用、あれって税金からなんでしょうか。
喜んで、「得する!」って飛びついたものの、結局最後は自分の住む町の税収が冷えて、しっかりとした福祉が見込めなくなるという結果にもなるのかしら。
いやいや、奥が深いだろうな、これ。
だいたい国が必死に広めようとしているものに、ロクなものが無いしね。
そんな我が家に昨日、返礼品第1号のヘヤアイロンが届きました。
娘がキャーキャー言ってるし、そのうちハーゲンダッツが着いたあかつきには、私もキャーキャー言うでしょう。
踊らされないー
難しいことです・・