大学3年生の息子がいます。
夏ごろから「頑張れ、就活!」と発破をかけてきました。
母親が尻を叩かないとまったくもって動きません。
大学生もピンキリで、1年生からインターンに行ってますという子もいれば、4年生になってようやく「進路どうしよう」なんて思い始める子もいて・・
息子の周りには割合優秀な学生が多いようで、数か国語を話せる学生、大企業に勤める親戚や知り合いがたくさんいるという学生、就職に的を絞って2年生の内に留学を決めた学生などの話を、かなり自慢げに母親の私に話してくれます。
で、あなたは?
その問いかけには「それは、まあまあ」とはぐらかされます。
彼は何も武器が無く、その情熱も未だにゲームや飲みに向いています。
母親としてはこれでいいのかと、ため息ばかりですね・・
みなさんのお子さんはいかがですか?
というわけで。
母親目線で就活を追究してみたいと思います。
コンセプトは「母親もいっしょに就活を享受しよう」。
昨今は物わかりのいいお母さんが多く、高校生にもなるともう大人だからすべて子どもに任せていますという話もよく聞きます。
私にはとんでもないことです。
そういうお子さんや親御さんは、きっと優秀だからそんなことが言えるのではないでしょうか。
ウチの息子なんて無理無理!
放っておいたら、どんなことになるかわかりませんから。
まずは我が子の分析
■得意分野よりも不得意分野を知らせておくべき
この子にはこんな仕事があっているはず。
その発想よりも、この業種だけは避けた方がいいというものをピックアップするべきです。
ベストマッチな業種は本人もきっとわかっているはず。
でもなかなかそこに辿り着けないのが就活です。
そこにあの手この手で迫ってくる企業もたくさんあるので、ついまったく合わないような企業に最終的にすがりついてしまう学生や、一時的なエサに目がくらんでしまう学生も少なくはありません。
20年も一緒に暮らしてきた我が子をいちばんに知っているのは母親です。
母親目線のアドバイスが最有効であることはまちがいはないです。
この業種だけはあなたには合わないからねということを、伝えておいて損はありません。
そのひと言で、我が子の人生が救われることがあると言っても過言じゃないですから。
■長短所を再確認
我が子の親から見た長所を教えておくことも大事だと思います。
子どもの方は、過去から現在に至るまでの友達や先輩、先生など、自分がかかわった人が自分をどういう言葉で評価してくれたか、それらも思い返してみます。
いろんな評価を並べてみて、自分のアピールポイントを作り上げる作業をしておきます。
逆に短所を知っておくことも大切なことです。
例えばインターンなどに参加して、グループディスカッションになったときに、つい自分の意見を主張し過ぎてしまう、逆に全く尻込みをしてしまう。
話す声が大きい、小さい。
姿勢が悪い、身だしなみを気にしない。
そういった起こりうるマイナスイメージを把握しておくことです。
これもやはり本人では気づかないことも多いので、親の出番ではないでしょうか。
親も情報収集
子どもは複数の就活サイトに登録していきます。
就活サイトは、情報を提供する最もメジャーなリクナビやマイナビなど、就活対策のためのUnistyleやワンキャリアなど。
それぞれのサイトについてはまた別の記事で紹介したいと思いますが、そういったサイトからメールや郵便で合同説明会やセミナーの情報が届きます。
親はメールは見れませんが、郵便物は目を通すことができます。
説明会に参加している企業名を見て、親子で話をします。
子どもがどんな企業に興味を持っているか。
親がどんな企業を勧めたいか。
答えを出すのではなく、ただただ話をします。
気になった企業については下調べをします。
参考程度に見るサイトは、口コミサイトの「カイシャの評判」。
それから「年収ガイド」。
親としてはこういった中身が気になりますから。
その後その情報について、また子どもと話をします。
そうやって再三話を繰り返すことで、よりいい方法や道を探していきます。
これが親子で享受する就活ということになります。
あとがき
受験も就活もそう何度もあることではありません。
だからこそ親も積極的に参加してみてもいいのではないでしょうか。
親子で二人三脚もこれがラストです。
たくさんの話題作りができるチャンスでもあり、最後の親の仕事にもなります。
子供が嫌がらない程度に、親ものめり込まない程度に、「一緒に就活」を体験してみませんか?