本当に情報は大事。
今はなんでも検索すれば、いろんな情報があっという間に手に入ります。
だけど、それが本当に正しいものか、自分の状況に合っているのか、それをまた考えなくちゃいけませんから、情報をゲットしても手放しで喜んでもいられませんけどね。
引越して2年。
なかなかいい美容院にめぐり会えません。
マンションの近くには、徒歩圏内でもかなり多くの美容院があります。
ネットで検索して、丁寧に1軒ずつ、情報を見ていきます。
写真を見て、スタッフを見て、クチコミを見て。
私が美容院で重要視しているのは、居心地の良さとシャンプーの気持ち良さ。
毎回同じ髪型で、白髪染めをしてもらうだけなので、技術的なことはあまり気にしていません。
でもクチコミで、シャンプーがめちゃ気持ちよかったとなっているので、よし!と思って行ってみると、結局自分の好みではなかったりする。
人それぞれ、ポイントが違うんでしょうね。
そして、私の言う居心地の良さというのは、雰囲気と会話。
そりゃある程度、きれい目なお店がいいですし。
以前、これまたクチコミがよかったので行ってみると、3席の椅子のうち、1席に荷物が積み上げられている状態の店があり、入った途端、帰ろうかと思いました。
写真では、とてもきれいな店内だったのに。
そして、会話。
結構これ重要で、話が合わないと、どっと疲れて帰ってくることになります。
少しの時間で合わないなと感じると、その後は話すのを控えますが、ガンガン相手から話しかけられる羽目になると、もう次回は行きたくなくなります。
引越す前、私はもう10年以上も同じ美容院に通っていました。
オーナーは私よりも7~8歳年下の女性で、その他の2人のスタッフも、30代の落ち着いた女性。
実に居心地がよくて。
まずはオーナーの声のトーンがいい。
少し低めで、ゆっくりしゃべる。
そして3人共通で、相手にきちんと話を合わせるのがうまい。
知らないことはきちんと聞いて、次回もそれを覚えている。
客に合わせた話題を常に考えているなあというのが、よくわかります。
シャンプーについては、もう極上。
丁寧で、力加減も最高にフィットしていて、そのまま天国へ昇るんじゃないかと不安になってしまうほど。
カットが終わると、顔についた細かい毛を、きちんと丁寧に刷毛で落としてくれます。
ちょっと咳をすると、飴を持ってきてくれたり、鼻をすするとティッシュボックスをさりげなく置いてくれます。
なにしろすべてがとても丁寧なんです。
ここには娘も通っていて、私とまったく同じ評価でした。
なので、もちろん評判も良く、結構予約も取りづらかったですし、料金も値上がりしていきましたが、どんな状況でもここ以外は考えられませんでしたね。
そんな満点評価の美容院と同レベルのものを、今の場所で見つけるのは至難の業だということがよくわかりました。
どこへ行っても、すでに10点満点はあきらめていますが、それでも7~8点程度の満足度さえも得られなくて。
この2年間、すでに10軒以上の美容院を転々としていて、娘とふたり、未だに美容室難民になっています。
今回のパリ旅行。
娘の目玉になっているのが、ルーブル美術館。
今パリの施設は、結構予約制になっていて、このルーブルも入場するのには時間予約が必要です。
なんでもスローな私たちは、2週間ほど前にようやくネット予約を試みたのですが、すでに希望日の予約はいっぱいで。
朝からの空きという日はもう無くて、12時からという日をやっと見つけて、日程を変更しました。
そのあと、この日のランチをどこにしようかと検索し始めたところ、とっても素敵なレストランを発見。
その記事では、そのレストランはルーブルの庭にあるという書き方でした。
館内・敷地内にあり、見学途中に寄れるものだと推定して、公式サイトで予約をしようとしましたが、まったくもってどの時間帯も取ることができない。
電話予約もできるようなので、ここはまたもやコンシェルジュの出番。
さっそく依頼しました。
ただちょっと不安なのは、館内にあるのかどうかなんですね。
ルーブルの公式サイトでは、館内から一旦退出すると、それは最終退場という扱いだと書かれていますから、そのレストランがもし館外であれば、入場して1時間ほどで退館しなくてはならず、その後はルーブルへは再入場ができないということになります。
いろいろネットでレストランの位置づけを検索してみましたが、どうしても有意義な情報が見つからず、最終手段で以前利用したロコに質問することにしました。
もうね、あっという間に解決です。
数人のロコさんが、私の質問にすぐに回答してくれて、このレストランは館外だということがわかりました。
さすが現地人です。
すぐにコンシェルジュに電話して、依頼をキャンセルしました。
しかし、ルーブルへの再入場については、ロコさんの間でも、できるという人とできないという人が居て、正確なところがわかりませんでした。
ルーブルが時間予約制を導入するようになってから、きっと再入場不可になったんだろうということ。
でも、おそらく国内の人なら、「ちょっと、ごめん、いい?」というゆるい感じで、再入場はできるんじゃないかなあという感じです。
入り口も3か所ほどあると言うし。
まあ、はじめての訪問で、フランス語も全くわからない私たちなので、公式サイトに書かれている通りにしたほうが、無難だということですね。
しかしながら、ロコさんは本当に便利。
それでも、聞いた情報については、自分に合わせてきちんと考えて選択することは必要だなと、ここでも感じましたね。
大概、情報って、前もってゲットしておくのがよくて、そこで取捨選択していくのでしょうが、まったく前情報なしに突っ込むことも、往々にしてあります。
昨日のこと。
割れたものとか、剝がれたものには、すぐにアロンアルファを取り出す私。
この陶器製のディズニーフレンドたちの中に、実は床に落とされて、首ちょんぱになっている子がいます。
正解は、ミニーちゃん。
まったくもってわからないくらいなんですが、さすがアロンアルファです。
すぐにくっついて、あれから10年以上、誰もこの事実を知ることもなく、過ごせています。
優秀なアロンアルファですが、昨日、大変なことが起こり、重要なことを知ることになりました。
ダイニングの椅子の足についているフェルトが剥がれかかっていたので、早速アロンアルファを取り出してきた私。
ところが、ちょっとしたミスで指についてしまい、人差し指と中指がくっついてしまったんです。
わ、大変と思い、まずは結構量が多めだったので、ティッシュで拭き取ろうとした瞬間です。
あつっ!!ってなりました。
やけどのような熱さを感じてびっくりして、くっついている指を無理やりに引っ張って離したら、少しだけ皮がむけました。
やけどのような熱さや痛みと、皮が剥がれた痛みとで、なんだかわからない状況でした。
まあ少したって落ち着きましたが、指にはティッシュが少しくっついたまま。
うまく剥がれそうもなかったので、お風呂に入ればとれるだろうと思い、無理には剥がしませんでしたが、結論からいうとこれが正解だったようです。
あとから、なぜやけどみたいな感覚になったのかを公式サイトで調べてみました。
まずは指と指がくっついたときには、慌てて無理に引き離すと、皮がむけてしまいます。
専用のリムーバーが売られているようですが、これが無くても、慌てて無理に引き離すことはせず、ぬるま湯に指をつけて、揉むようにして洗うのがいいようです。
そして重要なのが、ティッシュペーパーです。
指についたときに、慌ててティッシュで拭くのは厳禁。
実はティッシュや布のような繊維状のものに沁み込むと、アロンアルファは硬化して一気に発熱をするということです。
100度にまでなることもあるらしく、軍手などをしていたら大変危険だということ。
繊維でなければいいので、ゴム手やビニール手袋ならOKですね。
指にティッシュがくっついていても、それを無理に剥がしちゃダメ。
指を傷つけてしまうので、お湯につけて、ゆっくり剥がれるのを待つのがいいようです。
結構頻繁に、手軽に利用するアロンアルファですが、今回初めてきっちりと調べてみて、気をつけなくちゃと思いました。
危険を知らずに使っているものは、他にもきっとたくさんあって、こうして痛い思いをしてはじめていろいろとわかったりするんですね。
ちょっとでも小耳に挟んでいれば、用心して調べてから使ったりするので、ネットでも日々の会話でも、自分の中に引き出しをなるべく多く作っておくこと、大事ですね。
必要な情報をどう取り出していくか。
多すぎても困る。
自分に合致しているかの確認も必要。
失敗したくないから情報が欲しいのだけれど、失敗したとしてもいいじゃん!という、ラフさも大事。
すべて適度にって、とっても難しいことですね。
これからも情報に囲まれて生きていく私たち。
やっぱり賢く選んでいく能力と、水のような柔軟性が必要なんだなと思いますね。