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洞察

昨日、何気につけたテレビで、細田衆院議長の記者会見を見ました。

病気があるということなので、仕方のないこともあるかもしれませんが、まったくもって何をしゃべっているのかよくわからない。

病気を患って、発語がうまくできないことは、とても苦しいことだと思いますが、これでは仕事にはならないです。

私も老いが迫ってきているので、他人のことを責めている場合ではないのですが、お金をもらって働いているからには、最低限の意思疎通ができることは当たり前の条件だと言えるのではないでしょうか。

議員の中には、障害を持って言葉を話せない人もいますが、彼らと細田さんが違うのは、その立ち位置。

障害をもった議員は、それなりの主張を持って、伝えるべきことを世に伝えたいという強い意志があってその位置にいる。

そこにいることに、意義を持っている。

でも細田さんの場合、今となっては、その位置にいる意味があるんですかと問いたくなってしまいます。

申し訳ないけれど、老害そのもの。

引き際ってとっても大事。

政治家の人って、周りから見た自分を知ることはないんだなあと、改めて思った昨日の記者会見でした。

 

記者会見と言えば、まだまだ日本を賑わせてるジャニーズ問題。

これも、政治家にもつ印象に匹敵する事案だなあと感じます。

絶対的に悪なのは、ジャニー喜多川氏。

氏と付けなくてはいけないの?と思うほどの大犯罪者です。

彼のしてきたことは、まさに鬼畜で。

だって、すでに400人以上の人が被害者として手を挙げているということですからね。

400人の少年に手を出しているって、どんな大悪人なんでしょうか。

そしてそれを知っていながら成り立っている業界って、もうそれだけで普通の場所ではないですね。

ジャニーズに入ることを夢見て、履歴書を送り、しばらくして氏から直接連絡をもらったその日に被害にあったという方もいるようです。

これ、普通に稀にみる大犯罪でしょ。

就活で、憧れの企業に応募して、面接したいからと言われ、喜んで行ってみたら、体を要求された。

こういうことでしょ。

ましてや、就活生は大学生だけど、氏の被害にあっているのは、まだ中学生だったりする。

何が自分に起きているのかも判断ができずに、心が置いてきぼりにされて、体だけが吸い寄せられていく。

恐ろしいこと。

そして、ジャニー喜多川氏が作った闇は、相当大きくて、業界全部がそれにどっぷりつかっていたんでしょう。

お金や地位や権力が業界中にばらまかれ、少年たちの犠牲の上に、いろんな大人たちが集団で王国を成り立たせていたというわけです。

じゃあ、知っていたタレントたちに罪はあったのか?

この状態を知っていたのだとすれば、そのうえで自分の仕事をもらっていたわけですから、罪というより、普通ではない世界だなあと感じなくては、人としてはどうなの?ということ。

もし、自分がその中にいる人だと想像すると。

犠牲になっている人を見てきている。

でも、自分はきちんと仕事がもらえている。

そこでバランスを保つことは、とても難しいことだと感じるだろうなあ。

修行僧のようなもので、その苦しい修行を乗り越えれば、あとはバラ色の人生が待っているからねということが、後輩に向けられる言葉だったということでしょうか。

バラ色になるのは、そのなかでも一握りだったということは、無名の400人という数字が物語っている真実なんですけどね。

 

統一教会と政治家の闇も、ようやく重い蓋が開けられたけれど、それが閉められてはいないものの、開けっ放し状態のなんだかわからないままの状況ですね。

細田さんの記者会見でも改めて感じました。

うやむやの闇は、あちこちに存在しているけれど、あくせくと言われるがままに税金を納め続けている一般人には、到底わからない世界。

そういう世界と、何も知らされない私たちの間で、確実につながっているのはお金や希望です。

この情報社会で、それらを糧にした奴らに、やりたい放題をさせてはいけない。

しかしながら、そこにはまたもや操作させられた情報が絡んできます。

真実は、どこにあるのか。

賢くなくては、やがてお金や夢を吸い取られるだけでは済まなくなります。

くだらないことに目を奪われている間に、世界は動き、日本もその流れにのらざるを得ない未来が見えてきています。

風が吹く中で、しっかりと立ち、砂嵐の中に道を見つける眼力を持ちたいものです。

 

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