ほんとね、老いがひどいのか、もともとアホなのか。
1年前のことをすっかり忘れてしまう。
ただ忘れるんじゃないんです。
すっかり記憶から消えるんです。
こんなことを数年前までは感じたことはなかったので、まあ、老いということなんでしょうかね。
でも、アホでもあるんです。
前回の記事のコメント欄で、いつもアドバイスをいただいているカクゾーさんから。
「4年前のモニュメントバレーの圧倒的な星空は、新月だったんでしょうかね・・」
???
新月とは・・?
ここから猛ダッシュで検索です。
新月とか満月とか、まったく知りもしないのに、一眼レフを買ってモニュメントバレーで星空を撮影しようねと、にっこり笑い合う母娘。
笑えますね、アホすぎて・・
月って、29日周期で、満ち欠けを繰り返していくらしく、まったく欠けた状態が新月、丸々と満ちた状態が満月だということ。
そして、当然ながら満月はあまりに月明かりがまぶしくて、星空観測には向かない。
この仕組みは、なんとなくうっすらと知ってはいたのですが、今回何も頭によぎらずに星空を撮ろうと考えていた私たちでした。
カクゾーさんに言われるまでは、1ミリもね。
調べたらね、やっぱり前回の4年前は、どんぴしゃりの新月。
どうりで星が美しいわけだ。
そして今回。
どんぴしゃりの満月・・
泣きたくなります。
これ、次のアメリカ旅行のメインですよ。
あの星空を観る。
ああ、そういえば思い出しました。
サンタモニカから、夜中までひたすら走ったハイウェイが、真っ暗だったってこと。
時々通りすぎる他の車のライトと、遠くの方に見える点々とした小さな町明かりだけで、それ以外は宇宙の中に車ごと浮いているような闇の世界。
自分の車のヘッドライトだけが頼りだったあの夜を。
広大なアメリカだからだと思っていましたが、そう、月明かりがなかったんだ。
ああ、60年近く生きてきて、こういう自然の仕組みをきちんと理解していなかったんですね。
しかしながら、もう変更はできないので、仕方ない・・
ヨセミテもグランドサークルも、星空を観るのには絶好の場所ですがね。
次回はもう無いかもしれないと思うと、残念です。
アホのうえに、かぶさってきた老い。
そう、冒頭の1年前の話に戻しますね。
12月がやってくるのが、うすら怖いと感じています。
それはなぜかというと。
また右手の親指の痛みが襲ってくるんじゃないかって、びくびくしているんです。
4ヶ月周期で、すでに4回ほど痛み止めの注射をしています。
前回打ったのが8月。
もう、そろそろ来るんじゃないか、あの痛みが・・
それで、3週間ほど前に、ハタッと思い出したんです。
この手指の不調って、女性ホルモンの減少から来てるんじゃなかったっけ?
たしか、前にきちんと調べたはず。
自分のブログをあさってみるとー
ありました。
この時に私ははっきりと、この手指の不調は女性ホルモンの減少のせいだと確信して書いていたんです。
それでその対策として、サプリを飲もうと書いています。
それがこのサプリ。
簡単に言うと、女性ホルモンに似た働きをする「エクオール」を摂取できるというサプリなんです。
この記事を書いた昨年6月に、これを購入して飲んでいたわけですが、今は飲んでいません。
なぜこれをやめたのか。
それがどうしても思い出せないんです。
何か理由があったはずなのに、すっぽり記憶から抜けているんですね。
恐ろしいことです。
仕方なく、この発売をしているオオツカ・プラスワンという会社に電話をして聞いてみると、私は3か月これを購入していたらしいんです。
でも、それを何らかの理由でやめた。
きっと手指にはいいはずなのに。
しばし考えて、もう一度挑戦してみようと考えました。
そして今回こそは、これを備忘録として残しておこうと。
数日待って届いたので、早速1日の目安4粒を摂取。
ところが、翌日です。
もう稀にみる、下痢の1日を迎えることになりました。
私は滅多に下痢になることはなく、下痢になるのは何かの原因が必ずあります。
前日は、外食をしたのですが、一緒に食べた息子は至って普通。
すぐにこのサプリの副作用だと考えました。
でもね、ここで断念したら、また指が痛くなる。
副作用も最初だけかもしれないし。
手指のあの苦しさと下痢を天秤にかけて、もうちょっと摂取量を減らして様子をみようかと考えて、翌日からはわずか1粒を飲むことに。
これね、飲むと体が温かくなるのを感じるんです。
即効性は無いはずですが、私と同じように、すぐに体が反応したというコメントも結構見かけました。
手指も心なしか、こわばりがないような気がするし。
間違いなく、私の体には何らかの効き目があるような気がします。
でもでも・・
数日続ける間に、1粒に減らしたというのに、吐き気や胃部や腹部の膨張感があり、耐えられない状況になってしまいました。
同じような副反応が出たというクチコミも少なからず目にして、人によってはこれが原因で断念しているようです。
結局、私もそのひとりになりました。
そして、昨年やめた理由が、これでわかったというわけです。
こういう副作用のようなものが出てしまう人や、まったく効果なしという人もいますが、半数近くがその人なりの効果がありそうという、このサプリ。
私もね、胃腸に副反応がなければ、是が非でも続けたかったんですけどね。
残念としか言いようがありません。
これでまた、いつかまた訪れるはずの指の痛みの戦うことになりそうです・・
備忘録として書き足しておきたいことがもうひとつ。
60年近く生きてきて、ようやく私なりにわかったことがあります。
病気と治療へのアプローチの仕方です。
手指が痛ければ、整形外科に行きます。
手を酷使して、腱鞘炎になったねと言われます。
酷使なんてしていないんだけどなあと、心でつぶやきます。
じゃあ、痛み止めを打ちましょう。
治らなければ手術しましょう。
これが整形外科の治療の流れになります。
でも、私のような年齢で発症する場合、痛くなる原因が整形外科的なもの以外にあるわけです。
今回は、それが女性ホルモンでした。
数年前から、定期的に体や手がこわばったりしていましたが、これが女性ホルモンの減少のせいだとは気づきもしませんでした。
50代から60代にかけては、女性の体のあらゆる不調にこれがかかわっていると考えるべきですなんですね。
餅は餅屋ではなく、外科的なものと、体の内側からの2方向で考えること。
このふたつのアプローチを考えてみるのは、自分なんですね。
最近、整形外科でもこのサプリを勧めているところもあるようですが、残念ながら私には誰も言ってくれませんでした。
つい最近の話で。
私の娘は小さな時からアトピーで、未だに薬を塗っています。
ずっと皮膚科的な処置をしてきました。
ところが、先日血液検査をして、カビに反応していることが分かりました。
そういえば、小学生の頃に調べたときにも同じような結果を見た気がします。
いろいろ検索して調べてみて、つながったことがありました。
アトピー患者は、腸の中にカンジタというカビが繁殖しているということ。
そのせいで、皮膚炎以外にも倦怠感や下痢などの症状が常にあるということ。
これ、ぴったり当てはまって。
娘23年目にして、はじめて知った事実です。
それなら、腸のカビを叩くこともアトピーの治療につながるはずです。
これもまた、皮膚科的な治療と、体の内側の治療という、ふたつの方向からアプローチするべきだったんじゃないかと思えた出来事でした。
こうして、一段だけやっと階段をのぼる我が家です。
情報を得て、考えて、組み合わせて。
物事は多角的にアプローチしなくちゃいけないんですね。
昔の人がよく言ってたけど、「押してもダメなら引いてみな」ですね。
そしてなにより。
今回書いたこと、忘れないようにしなくちゃ。
アホなのか老いなのか。
まあ、どっちもアリっていうことで。