世界では戦争で苦しむ人々が居て、日本では物価高で苦しむ人が居る。
命を取られるかの瀬戸際にいる人々の恐怖は、想像することしかできません。
それに比べれば、物価高で苦しんでいるのは、取るに足らない話かもしれません。
でも確実に、なんだか悪い方向にこの日本も進んでいっているような気がします。
給料は上がらずに、税金だけは取られ続け、お金がないから子どもが少なくなり、生産性は細る一方。
この状況の中、コロナが災いとなり、なんか知らんけど円安で、物価がひどく上昇している。
これじゃあ、いい加減おとなしい国民も目覚めてきますね。
よくわからないけれど苦しくて、よくわからないけれどイラつく。
それなのに、税金はまた上がるとか、とんでもない。
そこで重い腰を上げた岸田さん、減税を発しました。
年間4万円の減税だそうです。
今朝はこの減税に、所得制限を設けようという案も出てきました。
年収2千万円以上の人は、対象外にしようということ。
はいはい、それでいいです。
2千万円には満たないけれど、ぶっちゃけ夫は1ヶ月だけで住民税5万円弱、私も4万円弱です。
こんな微々たる定額減税は要りません。
子どもが大学生くらいの世帯は、夫婦で合算して年収1千万円ほどの世帯も少なくないと思います。
それでも、子どもの学費や家のローン、親の介護などの問題も出てきて、これでも結構かつかつ。
このくらいの年収でこの状況って、払わされるお金が多いのに、国からの恩恵はほぼ無くて、ただ頑張っているだけの層ということになります。
年間4万円の減税をやったところで、これでこの層の暮らし、少しは良くなるんでしょうかね。
この層の人たち、期間限定の苦しみということで、耐えているんだとは思いますが。
まあ、何もしないよりはマシなんでしょうけど。
皆が一律にということなら、定額じゃなくて定率にすればいいんですけどね。
2千万円の高額所得者に制限をかけたうえで、定率で減税をしてもらいたいものです。
ただね、定率にしちゃうと国もかなりの痛手になっちゃいますからね、それはできない。
やったというパフォーマンスが、なによりも大事ですからね。
減税のニュースの一方で、国民健康保険料が引き上げられます。
来ましたね!という感じです。
まあ、昨年も上がっているようなので、国保加入者で高額所得者には痛いですね。
これも年収1千万円ほどの人が該当するようで、この層は本当にいじめられます。
だいたいね、年収で保険料が変わるのがおかしいと思うんですよ。
若かりし頃、働いていた会社の上司が、いつもこの件に腹を立てていました。
その頃は私は若くて、この人、なんてケチ臭いんだろうって思っていましたが、今はそれに納得です。
月に5万円の保険料をおさめても、ほぼ病院に行かない人もいれば、月に1万円の保険料で、月に何軒もの病院にかかる人もいる。
我が家で言えば、私は結構、整形外科だの耳鼻科だのに駆け込みますが、夫はほぼ病院には行かないです。
年収だけじゃなく、通院率なども加えて定めれば、ちょっとやそっとで罹る人も減り、薬大国の日本も少しは変わるんじゃないでしょうか。
国民皆保険制度は、とてもいい制度ですけどね。
アメリカのように無い国になったら、それは怖いものだし。
でもね、やっぱりコロナの一件から少し疑問です。
ちょっとした熱で検査する、薬をもらう。
効果がわからないワクチンを打つ、打たせる。
その余ったワクチンを大量に破棄する。
こういうことに一体いくらのお金が使われたか。
すべてが無料で提供されてきて、これからはその回収をどんどんしてくるわけです。
昔から、「タダより怖いものはない」という言葉があります。
タダなんてものは、この世の中にはほぼ無いんですからね。
この国の人は、ずっと以前から国民皆保険制度にどっぷりつかってしまっていて、少しのことでも病院へ行ってしまいます。
でもね、歯科や外科的なもの以外はちょっと待って。
咳や熱などは、対処薬を薬局で購入すればいいこと。
医療というものを本当に必要としている人だけが、病院へ行くべきだと考えます。
その判断は、誰がするのか。
それはその体のプロである自分です。
今は多くの情報があるわけですから。
誰かの言いなりになるのではなく、情報という材料をもとに、自分で考えて、自分を守ることに尽きます。
これからはもう少しハードルを上げて、社会全体の医療費を減らしていく方向に、対策を考えていくべきだと思います。
すべてはこの国の未来のため、生産性のない国を担う子どもたちの為でもあります。
少し前に、こんな記事もありました。
この方は富裕層で、1億円の収入があってもその半分以上が税金や保険料で持っていかれてしまうとのこと。
1億もの収入があるんだから、ガタガタ言わないでよという人も多いと思いますが、仮に自分がそうだったら、同じように溜息をつくでしょう。
年収500万円あっても、その半分とはいかなくても、300万しか手元に残らないとすれば、何のために頑張っているのかわからなくなります。
なんとか頭を使って、税金を多く払わなくてもいいようにするとか、法人税の無い国に行こうとか、考えるようになります。
息子にボーナスを出すために退職日を設定した疑惑のある首相なら、そういう気持ちもわからなくはないでしょう。
もうね、低所得者も、中間層も、富裕層も、頑張って納めている税金がアホなことに使われてほしくないですね。
できれば、国は節約してもらいたい。
捨てるようなもの、役に立たないものには使ってほしくない。
税金は湧いてくるものじゃないんですから。
みんなが一生懸命に働いて納めているものなんですから。