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賢くなりたい

前回の事故?から、数日が経ちました。

気持ちはすでに落ち着いているし、そして、なんと言っても、薬が効いていて胃もたれを感じなくなりました。

まあ、効いているということは強い薬なのかもしれませんが、1週間分しか出されていないので、これで様子をみようと思っています。

にしても。

ドンピシャリの薬を処方するって。

やっぱり評判通りの名医だったのかもしれません・・

 

あの日帰ってから、クリニックの口コミを全部見てみました。

☆ひとつは2件だけで、その1件が相当ひどいやりとりになっています。

返信は、あの看護師?なのか、ドクターなのか。

「診察はお勧めできないです」という、たった1行のコメントをしている人には、何も反撃文が無かったので、同じように私も投稿しようと思いましたが、悪いクチコミには弁護士が相応の対処をするという脅しもあるし、またもや同じような嫌な思いをすることは確実なので、もう一切考えないことにしました。

でもね、世間の人に、こんなふうにすぐに弁護士だ~って騒ぐようなクリニックがあるんだということを、知ってもらいたいという気持ちはとっても強かったんですけどね。

 

私がなぜこんな事故に巻き込まれたのか。

その要因を検証します。

物事には必ず原因がある。

何か起きると、なんでだろうといつも考えます。

私、出来事をしっかり丸々把握しないと、前に進めない厄介なタイプなので。

あの強気な女性が居たことが、今回の事故発生原因であることに、間違いがないと考えます。

でもそれを、大事故にまでしてしまったのは、おそらく私の浅はかさ。

自分の頭を切り替える時間は充分にあったにもかかわらず、それをやらなかったこと。

これが最悪の「警察&弁護士沙汰」を招くことになったと。

賢い人は、きちんと回避できるんです、きっと。

 

こう結論付ける理由が、私にはあります。

さかのぼること10年以上。

息子の中学時代の話になります。

中一の息子、実は学校でいじめを受けていて、それを親にはあまり言わずに我慢していたようです。

いじめの内容は、暴力的なことはなかったようですが、息子にだけプリントを回さないといったこと、容姿をからかうこと、一度パンツを脱がされたこともあるようで。

そして息子が耐えられずに私に話してくれたきっかけが、お金でした。

最初は500円程度。

何度か渡したようで、1000円以上持って来いと言われたときに、決心して話してくれました。

これは後から気づいたのですが、当時息子はとても痩せていて。

お茶碗1杯のごはんが食べられなかったんです。

中学生男子が、茶碗1杯が食べれないって。

息子は、すべてを話してくれてはいなかったので、我慢が多くて、それが食欲に響いていたんだと思います。

笑うことも少なく、痩せている息子を気遣って、毎日のように息子に今日は何かあったかを聞く日々でした。

そしてとうとう、家の近くにいじめ連中がやってきて、お金を出すように言われて。

これで、お金を何度か渡していることをはじめて聞いて、これはもう助けなくちゃいけないということで、学校に相談に行きました。

それから何度かやりとりをしましたが、どうしてもいじめが無くなることはなく、あきらめて学区外の中学校へ転校させました。

今までいた2クラスしかない小さな学校ではなく、学年6クラスもある大きな町の学校。

それなりに不安もありましたが、大きい分、いろんな生徒がいることで、親しい友達もできて、なによりいい先生にもめぐり会えて、みるみる体格も良くなっていきました。

毎日送り迎えで大変でしたけどね。

人生において、逃げることも大事な勝ちなんだと感じた、大きな出来事でした。

 

そう、逃げること。

この息子の件は、今回のクリニック事件の回避に役立つヒントが結構あったんですね。

息子からはお金の件を打ち明けてくれるまで、毎日のように大小のいじめの報告を受けていましたが、そんな中、おそらく私が一生忘れられないだろう出来事があったんです。

暑かった時期です。

水筒にいつもお茶を入れて、学校に持たせていました。

私はめんどくさがりなので、必ずペットボトルの「おーいお茶」を入れていました。

ある時息子が、気持ちが悪いと言って帰ってきたんです。

水分を摂ることができなかったというのです。

だって、水筒持たせてるじゃん!

お母さん、実はね・・

そう、毎日持たせているお茶は、いじめメンバーのひとりに全部飲まれていたというのです。

パチンと切れた私。

今回のクリニック事件と同じく、止める息子のいうことも聞かず、すぐに電話をしました。

そのお茶泥棒の家に。

母親が出ました。

がんばってがんばって、ゆっくりとゆっくりと話し始めました。

「こんにちは。○○の母ですが、少しお話があって電話をしました」

「はい、なんでしょう」

「実は今、息子が帰ってきた途端、気持ちが悪いって言うんです。どうしたのか聞いてみると、お宅の○○君に、お茶を全部飲まれてしまっているって言うんですよ。○○君、うちの息子のお茶を毎回飲んでいるようなので、すみませんが明日からは、○○君にも水筒をきちんと持たせてもらえますか?」

一生懸命落ち着かせながら、お願いをする感じで話してみました。

そしたら今、当の本人が帰ってきたというので、話を聞いてくるから待っててくれと言われ・・

待っていました。

そして数分後。

もう、一生忘れられない、信じられない言葉が返ってきたんです。

なんて言ったか?

「あの・・お宅の息子さん、全部お茶を飲まれてるって言ってるようだけど、悪いですがうちの子、半分しか飲んでいないって言ってますけど・・」

これには、私、自分の中のブチギレる音をコントロールできなかったわけで。

ブチギレ音を確認する最中も、アホみたいな母親の話が続いています。

「半分なのに、全部って言ってるお宅の息子さんの話、信じられませんよね?だから毎日飲まれてるっていうのも、信じられないことですよね。そのうえ、気持ちが悪いなんて、学校ではひと言も言ってなかったそうですよ~」

ふざけんな!!!

抑えきれずに、吐き出しました。

「あんた、ばっかじゃないの!!!!」

ここから先は修羅場のようになり、これが転校のきっかけになったことは間違いのないことです。

思い出したこの話。

これって、結局、クリニック事件と同じなんですよね。

こういう質問が来るだろう、こういう答えが返ってくるだろう。

その予測が強すぎるんですね、きっと私。

この水筒事件も、「ああ、うちの息子がそんなことをして申しわけなかったです!」って返ってくるということを、100%信じて疑わずに待っていた私。

ところが180度違う答えが返ってきて、この用意が1%もされていない自分がパ二クる。

今回と、まったくもって一緒で。

冷静に考えれば、毎日のように同級生をいじめている子の親です。

普通の答えが返ってくるわけないと、わずかでも考えておくべきでした。

 

この話には続きがあり、逃げることが賢いことに繋がります。

息子と同じようにいじめられていたA君という子が、すぐ近所に住んでいて。

そのお母さんとは、ランチや遊園地などにも結構一緒に出掛けていて。

彼女は、私がとても好きなタイプのお母さんでした。

冷静さや賢さや、料理上手なところなど、全然私よりも年下なのに、私にないものを持ち合わせている、めちゃ素敵な人でした。

数日後、真っ先に彼女にこの水筒事件を話したんです。

そしたら、実はA君も同じような目に合っていたらしくて。

それを知った彼女はどうしたかというと、水筒を2本持たせたというんです。

いじめっ子に要求されたら渡す水筒を、予め用意して持たせていたんです。

その中身は、苦くて飲めないとか、逆に薄くて飲めないような麦茶。

そのまずさに、数回でいじめっ子はA君の水筒をあきらめて、どうやら我が息子に目を付けたようです。

そりゃ、「おーいお茶」はおいしいからねえ・・

A君ママは、私に謝りました。

うちが回避したばかりに、そっちへ行っちゃってごめんね・・

いやいや、そんなふうになるとは誰もわからないし、そんなことが起きていることも知らなかったし・・

しかし。

この母親としての対処の違いは何なんだろう。

もうね、これを聞いたときにはショックでしかありませんでしたね。

変化球を投げられるか、いつまでも直球で押し通すのか。

母親の賢さって重要なことで、これをまざまざと知った出来事でした。

ここでも、「まっすぐではなく、逃げること」が勝ちにつながっているんですね。

それなのに・・

いつまでもいつまでも、成長しない私がここにいます。

 

そう今回も、回避はできたと思えます。

「何をしてもらいたいの?」

ドクターからのこの質問が来る用意は、まったくできなかったわけじゃない。

だって、あの女性が変なんだから、ドクターだってその傾向はあるはず。

同じような質問が来る可能性は、賢い人なら予測できたし、仮に不意に言われたとしても、落ち着けばこういうことなのかと一旦状況を見渡して把握して、「じゃあ、薬をください」と言えばよかったんだ。

こういう冷静な賢さを、なぜ持っていないんだろう。

そういうことをあとでしっかり感じることができるのに、いつもそこにたどり着けない自分に腹が立ちます。

いつかは賢くなれるのか。

いや、無理なんだろうなあ・・

 

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