早いもので、もう10月です。
今年は夏の終わりを感じることなく、秋が来てしまいました。
長く生きていると、いろんな季節の終わり方、始まり方があり、季節の感じ方も、子どもだった時代に比べると様変わりしてきているなあと思いますね。
今や時の人、誰もが知っている小室圭さんがニューヨークから戻ってきました。
秋篠宮殿下の長女である真子様の心をつかんで離さない彼は、自分の母上同様、魔力のようなものを持っているようです。
若さゆえ、そしてお嬢様ゆえ、魔力が魅力に姿を変えていても、そこに気づかないことは仕方ないと思います。
でも、周りの大人はそれではいけないですね。
もちろん、それを指摘した人たちも多かったのでしょうが、きっと真子様がそれを頑として受け容れなかった。
実際はわかりませんが、恐らくそうだったのだろうなあと思います。
一般人なら、それでもう仕方ないと匙を投げていいかもしれません。
これだけ言ってわからないのなら、もう好きにせい!
どうせ、やっぱり皆の言うとおりだったと、泣いて戻ってくるだろう。
のぼせ上っている人に、何を言っても焼け石に水だし。
失敗は失敗で、それを受け容れてまた人生をやり直しすればいいと、周りがあきらめることで落ち着くことでしょう。
でもね、これは伝統ある皇室のお話。
一般の国民レベルでは片づけられないということで、今のこの騒ぎとなっているわけなので。
そもそも小室圭さんの何がいけないのか。
やはり切っても切り離せない、お金の問題です。
他人から借りたお金を、こんな騒ぎになっても返さずにいて、これはもらったものだと親子で言い張っていること。
もちろんそれには何らかの理由があるのだとは思います。
でも、事実としてそれがあるわけです。
それに対して、納得がいくような説明がされていないこと、真摯に向き合わずにどうにかかわそうとしているところに問題があると、大方の人が思っているのです。
それにしても、これだけバッシングされても平然としていられる鋼の精神、もはや人間を超え、サイボーグなのではないかさえ思えます。
私は、芸能界ネタには全く興味がなく、ワイドショーもほぼ見ません。
自分に関係がなければ、何かに吠えることも少ない人間です。
でも、今回の真子様と小室さんの件には、ちょっぴり物申したい自分がいます。
魅力と魔力。
世のなかにはそれを併せ持っている輩が存在します。
真子様とは天と地の差がある一般庶民の私の話ですが、私はこの裏表のある人物に騙されて結婚しました。
「人たらし」そのものの私の夫。
とても優しく人当たりがよく、私同様両親も、こんないい人ならとすぐに騙されてしまいました。
彼の母親も同じようにいつもニコニコしていて、近所にも友達が多く、いつも誰かしらと一緒に居る明るい人でした。
ところが、彼の父親と言えばその真逆。
職人肌で、しゃべらず、ぶっきらぼうで、外出することはほぼ無い。
「俺は知らない」と妻にすべてを任せ、休日は1日中ベッドでテレビを見ているだけ。
箸ひとつ自分では用意しない、亭主関白。
まったくもって両極端の両親を持つ夫でしたが、当時の夫は100%母親似の好青年でした。
そして、40歳を過ぎた頃でしょうか。
仕事や家庭が変化をしていく中、次第に夫は変わっていきます。
それはもう驚きでした。
真逆だった彼の父親に、100%移行していったのです。
まあ、よく考えてみれば、若い頃からその片鱗はあった気がしますが、若さゆえ気づかぬふりをしてきたのでしょうね。
そのうえ、当初からのその母親似だった優しさは非常に薄っぺらく、私を大事にしているわけではなく、いつも自分をよく見せたいという気持ちが強いだけだったということが少しずつわかってきました。
結婚して20年近くなって、その正体に気づいたわけで。
人たらしの優しさは本物であるはずがなく、時間が経ってようやく、彼はただの自分大好き人間で、他人を愛する気持ちはさらさらないということ。
それは彼の母親も同じだったこと。
それを知ることになりました。
あとの祭り。
私も私の親も、人たらしの魔力に気づかなかったただのおバカちゃんだったわけです。
あ、でも実は気づいていた人が私の周りに2人いました。
私の実姉と、私と夫をよく知る喫茶店のママさんです。
姉はあの優しさはちょっと普通の域を超えていると、常々私に耳打ちしていました。
ママさんに至っては、あの男と結婚するなら私とは絶交するとまで言い切りました。
このふたりは本気で私を心配していて、冷静に夫を見ていたのでしょう。
後にママさんは、どうしても結婚するならすればいい。
まあ、痛い目にあって帰ってくるのも経験のうちだからと言ってくれましたが。
今、多くの国民がこの同じ言葉を真子様に対してつぶやいていますね。
親を見るというのは大事なことだと思います。
親から引き継いだものはなかなか消すことはできません。
自分もそうですがね。
環境であり、性格であり、はたまた病歴なども。
小室圭さんの母親も、私の夫の母と同じく、人たらしなんだろうなあと想像がつきます。
人たらしの目的は人をたらしこむことであり、たらしこんだ相手に愛を注ぐことよりも、何よりも重要なその成果に酔いしれます。
人を愛するとか信じるという気持ちは欠落していて、「自分」が誰よりも好きで信じられる唯一の人間なんです。
そんな母に育てられた小室圭さんもまた同じく。
ただ、ニューヨークから帰ってきた彼の目つきは、以前のおっとりとしたものとは違っていました。
まだ人たらしでいた頃の小室圭さんを待ちわびていた真子様、魅力が魔力に少し変化しつつある彼のその違いに気づいてくれればいいのですが。
というわけで。
完全な憶測のもと、今ホットの話題に私流に触れてみました。
皇室の歴史は実に2600年ということです。
世界の王室の中で、これは最古です。
これほど伝統のある日本の皇室は、まさに日本の誇りです。
トランプ前大統領が、日本のエンペラーに会うことを心から望んでいたという話もありました。
世界に誇れるものが無くなってきた日本にとって、皇室の価値はとても大きなものなんですね。
その重厚な世界に、土足で踏み込んでくることは許せないという気持ちがあります。
真子様にも苦労はあるでしょうが、皇族であるその誇りは毅然と持ち続けていただきたいと思っています。
だから願わくば。
小室圭さんが我が夫とは違う人種であり、圭さん母も借りたものはきちんと返すという宣言をしてくれれば、国民もきっと安心できるということだと思うんですがね・・