久しぶりの旅行。
とはいっても、たった1泊ですが。
海外旅行に行きたくて、国内はたとえ沖縄でも北海道でも今はほぼ興味がないという私でしたが、ただただゆっくり、波の音を聴きながら畳でゴロゴロしたいという欲望だけはあり。
息子の公務員1次試験が落ち着いた今週、ついに行ってきました。
前回旅館というものを利用したのは、私が精神バランスをくずして入院してしまった後の快気祝いで、富士山が見える旅館に泊まった6年前。
子どもたちが小学生のころから、4人という数字で旅行をすることは皆無となっていましたが、その6年前の富士山はなぜか夫を含めた4人で旅館に泊まりました。
そしてその1回のみで、それ以降はそれ以前通り常に3人で。
海外以外だと、都内の五つ星ホテルなどに泊まったりしていました。
今回もはじめから3人設定。
私の希望は、何しろ客室から海が見えて、リゾート地でもリゾートホテルでもなく、磯の香りがするこじんまりとした旅館。
部屋は狭くてもいいから、和室。
昔の3人のように川の字になって寝たい。
この希望通りの旅館、案外容易く見つかりました。
まず場所ですが、茨城か千葉あたり。
車で2~3時間がちょうどいいかなと。
私は国内の場合、レストランにもホテル探しにも、たいてい一休というサイトを使います。
このサイトで、海の見える宿ということで検索。
手頃なお値段で見つけました。
鴨川の小湊温泉の「宿中屋」。
希望通りのお部屋じゃないですか!
豪華でもなく、どこかノスタルジック。
即決定です。
まったく気にもしていなかったGoToキャンペーンでしたが、これを使って安く泊まれます。
このキャンペーン、なんだか後から申請するとかで面倒なようですが、旅行会社のサイトで予約すると、自動的に割引後の金額で宿泊日翌日に決済されるので、とっても便利。
これは違う日で一休で検索したときの画面ですが、予約画面でこんなふうにわかりやすく表示されます。
あらかじめGoToトラベルキャンペーンの金額で予約ができるので、宿の選定にも手間がかかりません。
そして利用後に表示された我が家の明細は、こんな感じです。
自動的にチェックアウト日に宿泊料金がクレカで決済され、食事時の飲み物のオーダーやマッサージなどを利用した追加料金は、チェックアウト時に宿で別会計をします。
GoToを利用した私の感想はー
このキャンペーンを利用しない手はない!
心底そう思いました。
本当にコロナとは無縁の、解放された2日間でしたから。
怯えながら、心配しながらなんてこともないです。
コロナって何だったっけ?てな感覚でした。
まあ、もともと我が家は気にしていなかったからかもしれませんが。
それにしても、85500円が50000円になるって、めちゃくちゃ魅力じゃないですか?
この宿にしてよかったし、海に行けてよかったし、お出かけしてよかったと心から思えました。
さて、それでは今回の慰労会について書いていこうと思います。
グーグルでは、自宅から現地までは約3時間弱。
途中アクアラインの海ほたるに寄って、ひと休みしていくので、早朝に出ようということになり、朝5時に出発。
車の保険は年齢制限がついていて、私の車を息子が運転することはできないので、ドライバーは私ひとりです。
息子にはナビゲータを任命、娘は後ろのシートでただ寝ていました。
2時間ほどして、海ほたるに到着。
早い時間なので、ガラガラ状態です。
車の中で少しパンを食べてきて、ここで朝食をがっつりと思っていたのですが、早い時間だったので開いているお店が少なく、フードコートのようなところでおそばを食べました。
その後スタバでコーヒーを飲み、1時間ほどの休憩を終えて、車のナビに目的地をセットして、さあ出発です。
途中までは順調にサザンやTUBEを聴きながら歌いながら走っていたのですが、途中から道が険しくなり・・
道幅が急に細くなり、車1台がやっと通れる狭い山道。
ヘアピンカーブが続き、これ、けもの道じゃないの?という状況。
短いトンネルが続き、多くは真っ暗で対向車が来たらアウト。
アメリカを疾走した昨年の思い出がよみがえります。
30~40分ほど険しい道が続き、ようやく大きな道に出ました。
ひたすら疲れましたが、そこからは10分も走らないうちに宿に到着。
看板も古くて、宿を見た途端娘は、「え~ここなの?」もろ落胆の悲鳴。
息子もなんだか合宿所に来たみたいだと。
見た目は確かに古そうで、こじんまりとしてて、う~ん・・という感じです。
建物のすぐそばに車が停められて、とりあえず荷物を持ち、宿の中へ。
でも・・玄関はなんか素敵です。
中に入ると、あら、いいじゃない!
チェックインは15時なので、荷物を預かってもらい、少し早いけれど近くの店でお昼ご飯を食べて、海に入ろうという流れ。
まずは宿の隣にある「船よし」という魚料理のお店へ。
息子は海鮮丼セットのようなものを注文しましたが、私と娘は全くお腹が空いていなかったので、なんとお子様セット。
お刺身とコロッケでちょうどいい感じでした。
お昼ごはんを済ませて宿に戻り、水着や浮き輪などを持って大浴場で着替えます。
着替えた後は大浴場から水着で宿の裏口へ行き、そこから駐車場に行って着替えた服や手回り品を車に入れて、そこから徒歩1分で海へ。
海の家も、自分たちのテントもないので、小さなビーチシートとタオルだけを持っていきます。
ちなみにこの旅館にはこじんまりとしたプールもあります。
浮き輪はフロント近くにエアーコンプレッサーがあり、すぐに膨らませることができました。
ホテルのわき道から海に行きます。
海です。
岩場もあって、マリンシューズを履いて行って正解でした。
しばらく波と戯れたあとは、岩場を歩きます。
子どもふたりが小さなころは、毎年夏になると2泊くらいで海に出かけました。
子どもたちは海に入るのが大好きで、夕方になっても宿に帰ろうとしませんでした。
そして、こんな大人になっても、私と海で戯れてくれる子どもたちはやっぱり、私にとって本当に宝物。
親孝行なふたりだと、感謝しています。
2時間くらいを過ごしたでしょうか。
大浴場が使えるのが14時からということで、車に置いてあった着替えを持って、宿の裏口のシャワーで砂を流した後、タオルで体をふいて大浴場へと向かいます。
14時ぴったりに入ったので、私たち家族以外は誰もいなくて、ゆっくりと湯につかりました。
この後、家族風呂の予約もしているので、長湯はせずにフロントへ。
15時にチャックインなので、ロビーで少し待ちます。
お茶とお菓子が出てきました。
このあと、お部屋に通されます。
とっても楽しみ♪